人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

「人生詰んだ」に代わる新しい言葉「詰めろがかかってる」を提唱したい

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30代職歴なし将棋好きニートです。こんにちは。


ニートがよく使う言葉の一つに「人生詰んだ」という言葉があると思います。


自分で使う以外にも人から「お前、人生詰んでるよな」と言われる事もあります。まぁその通りですね。私の人生は詰んでいると言ってもおかしくない状態にあります。


この「詰んだ」という言葉は「もう終わった・・・」とか「人生終了」という意味で使われていると思いますが、語源は将棋用語の「詰み」から来てると考えていいのでしょうか?


詰んだという言葉を、終わったという意味で使うという事は、多分将棋の事だと思うので間違いは無いと思うんですが、違ってたらごめんなさい。


とりあえず、今回の話は将棋用語から来ていると判断して続けさせて貰います。


将棋で「詰んだ」というのは、王様が完全に捕まってしまい、負けが確定した局面の事をいいます。王様がやられたって事ですね。


つまり、何をしても対処しようが無い状態を指します。何をしてもです。人で言うと「死が確定した」状態です。


もう死んでしまい人生が終わった状態や、もう何をしても終わってて死ぬ事を待つしかない状態こそが真の意味で「詰んだ」と言えると思うんです。


という事は、生きているニートでまだ選択の余地が残されているかもしれない状態は真の意味で「詰んだ」とは言えないんです。


30代職歴なしニートの私は、まぁ詰んだとほぼ変わりませんが、将棋で言うと負けが決まりかけてる敗勢といった所でしょうか。


でも、まだ就職活動をしたり、バイトの面接を受けるなど選択肢はあるので本当の意味で「詰んだ」とは言えないんです。首をくくるしかなくなった時こそが「詰んだ」状態だからです。


という事は、今現在みなさんが気軽に使っている「人生詰んだ」という言葉は正しい日本語の使い方とちょっと違うんですね。誤用です。


国語の授業の時に「日本人なんだから正しい日本語を使いましょう」みたいな事を言われた事はありませんか?


なので今みなさんが使っている「人生詰んだ」という言葉に代わる、現状を正しい意味で表現する新しい言葉を提唱したいと思います。今回はそんな話です。


「詰んだ」の代わりに「詰めろ」を提唱したい

人生においてまだ選択肢が残されている状態は「詰んだ」とは言えません。


じゃあ、どんな言葉なら適切なのかと考えた時に、ピッタリな将棋用語がありました。


「詰めろ」です。


詰めろとは「何もしなければ次に詰ますよ」という手の事です。王手ほど直接的ではありませんが、王様を追いこんでいる状態ですね。


将棋の実戦では王手より詰めろの方が有効な事が多いです。ジワジワ追い詰める感じで。「王手は追う手」といって単に逃がすだけになる事もありますからね。ちょっと余談でした。


追い込まれてる詰めろですが、詰めろをかけられた側にはまだ選択肢が残されているんです。王様を逃げる、何か駒を打って受ける、起死回生の詰めろ逃れの詰めろを掛けるなど、ピンチを脱出するチャンスは残っています。


ピンチはピンチなんですが、まだ対応次第ではどうにかなるかもしれない状態、それが「詰めろ」です。


正しい対応をすれば、別に何てことなかったりもします。まぁ本当に絶望的な「詰めろ」もあるんですけどね。


人生でもピンチに見えるけど、対応策が分かっていて解決できるならそうピンチでもない事ってありますよね。そんなまだ希望がある状態だと思ってください。


放置すると次に詰んでしまうので「詰めろ」を受けるには適切な手で受ける必要があります。相手がどんな手を狙っているのか、どういう詰み筋があるのかを慎重に読む必要があるんですね。


つまり、人生で言うと「今、自分がどんなピンチにさらされているか」「どう対応すればこの危機を逃れる事ができるのか」を慎重に考える最後のチャンスが来ている状態と言えます。


ここをミスれば待っているのは「死」です。私みたいなニートはこういう状態に常にいるんだと思います。選択肢を誤れば死が近づくっていうね。


例えば、今、私がするべき人生のピンチである「詰めろ」を逃れる選択は「就職活動」です。これしかないです。仕事に就けば問題解決だからです。


でも「俺はギャンブルで一発当ててやるぜ」「パチスロで稼ぐ人生を歩むんだ」「軍資金が無い、親を脅して金を奪い取ろう」などといったどうしようもない選択肢を選ぶ事もできますよね。


これが「詰めろ」を受けずに負ける最悪の一手と同じ行為になります。こういうのが死に近づく選択肢なんですね。


こんな感じで、選択肢次第で人生の道が切り開けるチャンスや落ちぶれる可能性がある状態を「詰めろ」と例えるとピッタリなんじゃないかと思ったんです。


それともう一つ、将棋では詰めろってある程度の実力がないと気付かない事もあるんです。危険を察知する能力がないと、どんな危機なのか気付かず自分のピンチを理解できないみたいなね。


人生でもそういう事ってありますよね。ちゃんと冷静に見られる人じゃないと今の現状のピンチを理解できないみたいな。


借金苦で生活が苦しいのに毎日働かずに飲んだくれてるお父さんとかはこれに当たります。自分の危機に気付かず人生のピンチから目を背けているんですね、でもそれでは危機を脱出できません。


待っているのは借金取りからのとどめの一手です。「生命保険入る?」みたいな脅しをかけられ、人生が詰んでしまう王手を掛けられてしまいます。


危機を察知して危機を乗り越える正確な判断、行動ができないと終わる、そういう面でも「詰めろ」がピッタリな言葉だと思ったんです。


ニートでも、まだなんとかなるよね?なんて放置してるパターンもありますよね。本当は死は目前に迫ってる状態なのに・・・。これが詰めろに気付いていない状態です。


私もちょっとその感じがあります。このままダラダラニート生活を続ける事がそれにあたります。危機を理解してないんです。


するとある時、就職活動はおろかバイトすら受かる希望が無い年齢になり、社会からとどめの王手をかけられ詰まされてしまい職にも就けなくなり「死」しか選択肢がない状態になってしまうんです。


ピンチに気付いていればこうはならずに済んだのに、気付かなかったばかりにやられてしまったパターンです。


ちょっと「詰めろ」って深い言葉だと思いませんか?対応次第で人生が変わるという人生の岐路に出会った時にピッタリな言葉です。


「詰めろ」を使ってみよう

「詰めろ」という言葉を実生活でちょっと使ってみましょう。実用例を紹介します。


次、赤点とったら留年になるという乗り越えなきゃいけないピンチに遭遇した高校生ならこんな感じ。


「マジ詰めろだわ、めんどくせぇ」「詰めろかけられたよ、どうしよう」


とかね。素直な使い方です。「人生詰んだわ」と似てますが、まだ詰んでないので詰めろという言い方がピッタリですね。


今日の取引で成功しなかったらクビになるかもしれない人はこんな感じです。


「俺、今、会社に詰めろかけられてるんだよ、取引成功しなきゃ終わりだよ」


みたいな感じ。これも「人生詰みそう」という言葉でも表現できますが、詰めろの方がしっくりくる感じがあります。これは私が将棋好きだからかもしれませんけどね。


ニートの私ならこんな感じ。


「今さ、人生に詰めろがかかってるから、明日にでもハロワいかないとダメだわ」


これは詰めろがしっくりくる例ですね。現状を理解してどうにかしようとする前向きな詰めろの使い方です。


浮気ばっかりする彼氏に最後のチャンスを与えた時の使い方はこんな感じ。


「次、浮気したら許さないからね、あんた私に詰めろ掛けられてるのを分かってよね」


彼氏が今後の生活態度を改めるという「詰めろを受ける行為」をしないと終わるパターンですね。彼氏からすると


「詰めろった~、やっちまった~」


って感じ。書いてみてちょっと思いました。何この会話・・・やっぱ違和感ある?詰めろったって何?逆に分かりにくくなってる感はなくもない気がする・・・まぁいっか。


人生の選択肢がまだあり、今置かれている課題、悩み、困難を理解して、選択肢さえ間違えなければ助かる状態の時にちょっと使ってみてください。「詰めろ」を。


まだちょっとでも希望があれば「詰めろ」、死ぬしかなくなったら「詰んだ」ですよ。この違いが大事。


最後に

将棋好きニートがちょっと納得してない「人生詰んだ」という言葉を将棋用語でアレンジしてみました。


「詰めろ」という言葉、ちょっと使って欲しいです。というかニートの願望もありますよ、この言葉には。私の人生はまだ詰んでいないという事にしたい気持ちのあらわれです。


「お前の人生は詰んでる、終わったね」って言われると絶望感がハンパないですが「お前、人生詰めろ掛かってるんだからちゃんとしろよ」って言われると希望がある感じがします。


まだ選択の余地は残されているのか・・・って。


サイドバーの私のプロフィールでも「人生が詰んだダメ人間ヤスです」って書いてありますが「人生詰めろのダメ人間ヤスです」の方が希望があって良い気がしてきました。


ニートを絶望の淵へ落とさないために使ってあげてください。あんたはまだ「詰めろ」だ、希望があるってね。まぁほとんどのニートには「詰み」の方がしっくりくる現実はありますけどね。


こういう時は将棋に逃げるのも一つの手かなぁ。将棋を指している時や見ている時は一瞬ですが嫌な事が忘れられます。


ニートの私の楽しみはニコ生で放送される将棋のタイトル戦を見る事ですから・・・


あの瞬間だけは幸せです。ニートが現実から目を背け将棋に没頭するのは「詰めろを放置する行為」とは分かっていてもね・・・


あ、そうそう、将棋は面白いですよ。趣味としてもオススメですからやってみませんか?ハマれば一生の趣味になりますよ。


一生かかっても解けない問題を一生かけて考えるという、果てしない迷路のような世界に飛び込んでみませんか?


将棋好きからのちょっとした趣味の紹介でした。将棋は一生できますから趣味にするなら最高の分野だと思いますよ。


まぁ将棋に興味は持てなくても「詰めろ」という言葉はちょっと使ってみてください。ほとんどの人が理解できないとは思いますけどね。


これが浸透したら、ちょっと将棋も一般的になってきたなぁって感じがしますけどね。詰めろを知ってる一般人とかそうそういませんから。


芸人さんが使っていた「天丼」「寒い」「フリ」「ツッコミ」「ベタ」「痛い」のような言葉が一般的に使われるようになったように、将棋用語も上手い使われ方として浸透したら嬉しいです。


というわけで「詰んだ」に代わる言葉「詰めろ」の話でした。将棋好きくらいしか読んでくれなかっただろうなぁ・・・