ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】

「30代職歴なしニートの闇」と「現実逃避としてやってる将棋」について書いているブログです

【きのあ将棋】テスト版「神副慧(かみぞえ けい)」さんを攻略!【向かい飛車を誘って押さえ込む】

今回は「きのあ将棋」の

テスト版「神副慧(かみぞえ けい)」さん

を攻略する手順を紹介します。

神副さんは

振り飛車を指すAI

みたいですが、

・序盤の数手で2パターンに分かれる

・▲4六銀左急戦への対応を誤る

というクセを発見しました。

これらを利用した攻略手順の一例を書いていくので、苦戦してる方のヒントになれば嬉しいです。


2パターンに分かれる序盤

先手が「私」、後手が「神副慧さん」です。

初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩(下図)

オーソドックスなスタートですが、ここで最初の分岐点を迎えています。

・▲2五歩 と飛車先を伸ばす

・▲4八銀 と飛車先を保留して様子を見る

の2択によって神副さんの指し手が変わりますから。

具体的には

・▲2五歩 と突いて△3三角 を決めさせると「向かい飛車」に振る傾向がある

・▲4八銀 なら飛車先の歩交換を許す傾向がある

という感じになります。

今回は▲2五歩 を決めて「向かい飛車を誘う形」での攻略ですが、一応 補足として▲4八銀(下図)と指した場合の手順に軽く触れておきますね。

上図以下、△4二銀 ▲2五歩 △4三銀(下図)

▲4八銀 と指してから▲2五歩 と伸ばすと△3三角 ではなく△4三銀 と上がることが多いです。

上図以下、▲2四歩 △同歩 ▲同飛 △3二金 ▲2八飛 △2三歩(下図)

その誘いに乗って一歩交換にいくと雁木模様に進みます。

そしてこの後△4二飛 と振って力戦形の四間飛車になるのが定番の流れです。

ちょっと指しずらい感じがあるので、本譜の▲2五歩 を決める形の方がオススメですね。


▲2五歩 を決めて「向かい飛車」を誘う

局面を戻します。

神副さんの攻略には上図から▲2五歩(下図)と突いて定跡形にするのが無難です。

上図以下、△3三角 ▲4八銀 △4二銀 ▲6八玉 △4三銀(下図)

すぐには飛車を振らないのが神副さんのクセみたいですね。

こういう時は居飛車にも振り飛車にも対応できる形で待つのが無難です。

上図以下、▲5八金右 △2二飛(下図)

最初に書いた通り、最序盤に▲2五歩 △3三角 の交換をした場合、「向かい飛車」に振ることが多いです。

この形になったら「▲4六銀左急戦」での押さえ込みを狙うのが1つの攻略パターンになります。


「▲4六銀左急戦」の対応を誤るクセを利用する

まずはオーソドックスな駒組みをしていきます。

上図以下、▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀 △7二玉 ▲5六歩(下図)

上図以下、△9四歩 ▲9六歩 △5二金左 ▲3六歩(下図)

定番の急戦定跡ですね。

ここから「▲4六銀左急戦」にいきます。

上図以下、△1四歩 ▲1六歩 △8二玉 ▲5七銀左(下図)

上図以下、△7二銀 ▲6八金上 △6四歩 ▲4六銀(下図)

これで仕掛けの準備ができました。

ここからのシンプルな仕掛けへの対応を誤る傾向があるので、その一例を紹介します。

上図以下、△6三金 ▲3五歩 △7四歩(下図)

▲3五歩 は△同歩 と取るのが定番ですが、神副さんは△7四歩 のように取らないことが多いです。

こうなったら3筋から抑え込みを狙えば先手有利になります。

上図以下、▲3四歩 △同銀 ▲3八飛(下図)

歩を取り込んでから▲3八飛 と飛車を寄り・・・

上図以下、△4三銀 ▲3四歩 △5一角 ▲3五銀(下図)

▲3五銀 と拠点を支えれば押さえ込み完了です。

こうなると振り飛車側は左辺が窮屈で指しにくいですね。

あとはじっくりジワジワ角筋を利用して押すように攻めればOKです。


優勢が確定するまでの手順

ここからの手順もだいたい同じになるので紹介します。

上図以下、△4二飛 ▲4六歩 △5四歩 ▲3六飛(下図)

この形になると△4二飛 と回ることが多いです。

▲4六歩 の後、すぐに▲4五歩 と突っかける手もありますが、慌てずに▲3六飛 と力を溜めるのがオススメです。

上図以下、△8四角 ▲2四歩(下図)

▲3七桂 と跳ねてから攻める予定でしたが、△8四角 と角を転回した場合は手薄になった2筋から手を付ければ優勢になります。

上図以下、△2四同歩 ▲同銀 △3二歩(下図)

攻め駒が3三に集中して良い感じですね。

次の一手で先手優勢になります。

上図以下、▲3五銀(下図)

局後の検討でAperyが示したちょっと見えにくい銀引きが好手です。

これで次の▲2六飛 を狙えば後手は飛車成りを受けるのが難しく先手ペースで終盤に入れます。

ちなみに、私の実戦では▲3五銀 ではなく▲2二歩(下図)と指して形勢が微妙になりました。

もし実戦で同じ局面になった時はApery推奨の▲3五銀 から▲2六飛 を狙って優勢になってください。


▲2二歩 からどうにか勝った実戦譜

攻略手順としては▲3五銀 で終わったので、ここからは趣味的な内容になります。

実戦で指した疑問の▲2二歩 からどうやって勝ったのかを書くので、お時間と興味のある方のみ続きをご覧ください。

上図以下、△4一飛(下図)

△4一飛 が▲2二歩 を逆用する振り飛車らしい受けでした。

持ち駒に歩があれば▲2一歩成 △同飛 ▲2三歩 で先手優勢ですが、その一歩がないので桂を取りにくいです。

単純な攻めは無理と思い、ちょっと控えます。

上図以下、▲3五銀(下図)

ここで▲3五銀 と引くと2二の歩が邪魔駒として完全な悪手になっています。

▲2二歩 と打った以上、手の流れとしては▲2三銀成 ~ ▲4五歩 と攻めるのが最善だったようです。

こういうチグハグな指し手が形勢を損ねる原因になりますね。

上図以下、△1三桂 ▲2四銀 △2八歩 ▲3七桂(下図)

互角の局面に戻っていたんですが、△1三桂 ~ △2八歩 が微妙で先手持ちの展開になりました。

上図以下、△2九歩成 ▲3三歩成 △同歩 ▲同銀成(下図)

どうにか攻めは繋がりそうです。

上図以下、△3一飛 ▲3四歩(下図)

△3一飛 が振り飛車らしい反撃ですね。

ウッカリすると軽く捌かれてしまうので、負けじとガッチリ▲3四歩 で成銀を支えました。

上図以下、△5三金 ▲4五歩(下図)

△5三金 には▲1五歩 や▲9七角 と指せば明確に先手有利だったようです。

本譜の▲4五歩 は後手に捌きの余地を与える危険があり互角に戻っています。

ガッチリ押さえ込んだらゆっくり攻めるのが大事みたいですね。

上図以下、△3五歩 ▲同飛 △1九と ▲2一歩成(下図)

△3五歩 と一歩渡したのが疑問だったようで▲2一歩成 から押さえ込む手順が生まれています。

上図以下、△2一同飛 ▲2三歩(下図)

▲2三歩から「と金」作りを見せて先手優勢です。

上図以下、△5二銀 ▲2二歩成 △4一飛 ▲3二と(下図)

上図以下、△5一飛 ▲4四歩(下図)

ただ、キッチリ決めきれないのが私の弱い所で、▲4四歩 の所では▲4二成銀 と飛車取りに入り、▲3三歩成 を見せる方が早い攻めでした。

上図以下、△9五歩 ▲同歩 △3六歩 ▲同飛 △2九と ▲4二と(下図)

一応 飛車取りが確定し、劣る流れとはいえ先手優勢になりました。

上図以下、△9五香 ▲同香 △2一飛 ▲2二歩 △4一飛(下図)

上図で▲9九香 と打って香取りを受けていれば盤石な局面だったようです。

本譜は▲4一同と(下図)とすぐ飛車を取ったので・・・

上図以下、△9五角 ▲4二と △8四香(下図)

けっこううるさい△8四香 の香打ちを食らって面倒な流れになりました。

▲8六香 と面倒を見て大丈夫でしたが、簡単に勝てる局面を何度も逃しているのがダメですね・・・


実戦詰将棋を出題します

上図は、色々あって迎えた終盤の勝負所です。

ここで後手玉に長手数の詰みが生じています。

実戦では踏み込んだけど「読み抜けた1手」の変化が読み切れず逃したんですが、実戦詰将棋として出題するのでお時間のある方はごゆっくりお楽しみください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲7一飛成 △同玉 ▲6二金(下図)

と飛車切りから▲6二金 と打てば詰みます。

△6二同金 は▲同と △同玉 ▲5三飛成 からベタベタ駒を打っていけば詰むので△8二玉(下図)と逃げるのが最善です。

実戦ではここで詰みが読み切れず▲5九金 と受けに回ったんですが、次の一手から詰みがありました。

上図以下、▲7四桂(下図)

△7四同金 と取ってくれれば▲7一角 から簡単に詰みます。

ただ、△7三玉(下図)と逃げられるとスルスル上部へ脱出されるのがヤッカイで読み切れませんでした。

でも正しく追えば後手玉は捕まっていたようです。

上図以下、▲6三金(下図)

まずは金を取って攻め駒を補充します。

この手に△6三同銀 なら▲6二角 △7四玉 ▲8四金(下図)という手順で詰みます。

以下、△8四同歩 ▲同角引成 までです。

なので▲6三金 には△7四玉(下図)逃げるんですが・・・

上図以下、▲6四金 △8五玉 ▲7四角(下図)

▲7四角 が9六へ逃がさないピッタリした一手で詰み筋に入っています。

上図以下、△7六玉 ▲7七銀 △7五玉 ▲8五金(下図)

7五の角を取られましたが、▲8五金 と打てば・・・

上図以下、△6四玉 ▲5三飛成(下図)

最後の最後に▲5三飛成 のピッタリした王手があって詰みました。

▲7四桂 と打った所からここまで読み切るのは今の私では無理です・・・

というか、一生かかっても無理かもしれません・・・

角のような脇の甘い駒を使った入玉模様の詰め将棋は混乱して投げ出しがちですから・・・

この手順を読み切った上で解答を見て正解だった人はすごいですね。


最後に

テスト版の神副さんは

「序盤早々に▲2五歩 を決めると△3三角 と受けて「向かい飛車」に振るクセ」

「向かい飛車への「▲4六銀左急戦」の受けを誤る傾向」

があります。

何局か試しても似た感じで優勢になれたので、苦戦してる方はお試しください。

【きのあ将棋】テスト版「ミギイさん」を「ノーマル三間飛車」で攻略【右玉の玉頭を厚みで押す】

今回は「きのあ将棋」の

テスト版「ミギイさん」

に「先手番 ノーマル三間飛車」で挑み、なんとなく見えてきた攻略手順を紹介します。

ミギイさんはその名の通り

「右玉」を主体とした将棋を指すAI

なんですが、そういった相手に三間飛車をやると

前例のない力戦形

になることが多く、圧倒的に自力のない私は

10回やって1回勝てるかどうか

という散々な目に遭っています・・・

そんな中、どうにか挫けずに挑み続け、少しだけ見えてきたミギイさんのクセを利用した

1つの勝ちパターンになるかもしれない手順

が整ってきたので紹介します。

自称アマ二段が頑張っている奮闘記みたいな感じでお楽しみください。

この記事が振り飛車党で苦戦してる方にとってちょっとでもヒントになれば嬉しいです。


序盤は3パターンに分かれる?

先手が「私」、後手が「ミギイさん」です。

初手から、▲7六歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩(下図)

ミギイさんに「三間飛車」をやると序盤の対応は

① △8五歩 を決めてくる形

② △8五歩 を保留して石田流に組ませてくれる形

③ 早々に△3二金 と上がって居飛車感を匂わせてくる形

の3パターンくらいに分かれます。

今回は比較的よく見る ① のパターンを攻略していきます。


「右玉」と「1筋」を絡めた駒組み

△8五歩 を決められた場合は王道の駒組みで様子を見るのが無難です。

上図以下、▲7七角 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀(下図)

ここからミギイさんならではの駒組みが始まります。

上図以下、△7四歩 ▲6七銀 △6四歩(下図)

△7四歩 から速攻を匂わせる手を指してくるのがミギイさんのパターンです。

でもこれは「右玉」に組むための手なので、いきなり△6五歩 と仕掛けてくることは滅多にありません。

上図以下、▲4八玉 △1四歩(下図)

△1四歩 と早めに1筋を突くのもクセの1つです。

この手は、後に

・△1三角 と上がって4筋を攻める

・1筋から仕掛けて香車を手に入れる

といった構想を見ている油断ならない一手です。

もう少し手を進めるとその意味が分かってきます。

上図以下、▲1六歩 △7三桂(下図)

△7三桂 も速攻狙いの手に見えますが、これも右玉へ組む布石です。

ただ、△6五歩 の仕掛けも0ではないので警戒して駒組みを進めます。

上図以下、▲5八金左 △7二金 ▲3八銀 △6三銀(下図)

△7二金 から上部に厚く構えて「右玉」の気配が漂い始めましたね。

上図以下、▲3九玉 △8一飛 ▲2八玉 △6二玉(下図)

ミギイさんが早々に△8五歩 を決めた場合、ここを基本図と言っていいくらいよく見る局面です。

ここからミギイさんのクセを利用した攻略手順に入ります。


攻略ポイント その1「△4四歩 を待つ」

上図以下、▲4六歩 △4四歩(下図)

まずは▲4六歩 から高美濃に組みます。

この手に対し、何気なく突いた△4四歩 が攻略ポイントになる一手です。

ミギイさんは△4四歩 と角道を止めて△3三桂 と跳ねる駒組みが好きみたいなんですが、

先手としては▲6八角 から▲7五歩 の仕掛けを狙っている

ので、角道が二重に止まれば6筋からの反撃が遅れるため、その変則的な形を待つのが得策になります。

もしかしたら▲4六歩 ではなく▲5六歩 と突く手が好みの人もいるかもしれません。

でも、後の展開を考えると5筋は突かない方がいいです。

先ほどチラッと書いた通り、

ミギイさんは△1三角 から△4五歩 の攻めを狙う傾向がある

ので、5七歩の形で待機した方が受けやすいからです。

無難に指すなら自陣に角筋が素通しにならない5七歩型をオススメします。


攻略ポイント その2「△3三桂 を待つ」

先手の方針は

「ミギイさんの独特の駒組みを待ち、仕掛けやすい形になるまでじっくり陣形を整える」

という感じなので慌てて攻めず着々と力を溜めます。

上図以下、▲3六歩 △3二銀 ▲4七金 △4三銀 ▲3七桂(下図)

▲3七桂 まで王道の高美濃に組み、攻撃力は充分ですね。

上図以下、△9四歩 ▲9六歩 △3二金 ▲5九角(下図)

クセ通り△3三桂 と跳ねてくれるのが理想でしたが、本譜のように△3二金 と待機するパターンもあります。

そうなった場合、無難に指すなら▲9八香 の待機・・・

積極的にいくなら上図の▲5九角 のように仕掛けを匂わせるのが有効です。

ここで△4五歩(下図)から強引に仕掛けられる手が気になるかもしれませんが・・・

上図以下、▲4五同桂 △6五歩 ▲7七角(下図)

▲4五同桂 と取り、△6五歩 には▲7七角 と受ければ大丈夫です。

上図以下、△6六歩 ▲同角(下図)

△6六歩 には▲同角 と取り、△4四歩 の桂取りなら▲7五歩・・・

△6六同角(下図)と角交換をしてきたら・・・

上図以下、▲6六同銀 △6七角 ▲7九飛(下図)

と対応して次の▲7五歩 を狙えば先手有利な展開です。

なので▲5九角 には△3三桂(下図)と跳ねることが多いですね。

こうなれば2二の角を使った攻めがやや重くなるので先手から仕掛ける展開になります。


攻略ポイント その3「玉頭を厚みで押す」

上図以下、▲7五歩 △同歩 ▲同飛 △7四歩 ▲7八飛(下図)

まずは▲7五歩 から一歩交換をし、▲7六飛 と石田流に組まず▲7八飛 と飛車を深く引くのがポイントです。

これは玉頭の厚みに対抗するために、こちらも▲7六銀 から厚みで押すためです。

上図以下、△1三角(下図)

ここで△1三角 と上がるのがミギイさんのクセです。

この端角から△4五歩 と仕掛けるのが好みみたいですね。

Aperyで検討した結果、この手への正着は▲5六銀(下図)と上がって4筋の仕掛けを受けておき・・・

数手後に▲9五歩(下図)と端から仕掛ける展開らしいです。

ただ、この攻めはけっこう難しいので、△1三角 には玉頭を押していく▲7六銀(下図)がオススメです。

評価値的には-150を示しているので「やや後手持ちの互角」ですが、手が分かりやすいので実戦向けだと思います。

上図以下、△2四角 ▲7五歩(下図)

まずは棒銀風の攻めで玉頭を押していきます。

上図以下、△8六歩 ▲同歩 △3五歩(下図)

このタイミングで色々な突き捨てを入れてくる傾向がありますが、丁寧に対応しておけば問題ありません。

上図以下、▲3五同歩 △1五歩 ▲同歩 △同香(下図)

やや無理気味な1筋の攻めもミギイさんが好きな攻め方ですね。

強引な香交換は常に狙っているみたいで、他の形でもよくやられますから。

この香車を有効に活用できれば先手ペースの終盤戦に入れます。

上図以下、▲1六歩 △同香 ▲同香 △1五歩(下図)

▲1六歩 と香取りを遅らせる手筋で対応し、香車を手に入れてから7筋に手を付けていきます。

上図以下、▲7四歩 △1六歩 ▲1八歩(下図)

▲1八歩 と冷静に端を受けておくのがAperyも推奨する一手でした。

上図以下、△7四銀 ▲7五香(下図)

ガツンと▲7五香 と打ち、厚みを増すのが玉頭戦を制する好手です。

上図以下、△3六歩 ▲同金 △7五銀 ▲同銀(下図)

銀の圧力が強烈で先手ペースです。

上図以下、△7七歩 ▲同飛 △5一玉 ▲6四銀(下図)

これで7筋の突破を防ぐのが難しく

「あとはどう寄せるか」

という局面になりました。

攻略手順としてはここで終了です。

ここまでに紹介したミギイさんのクセを理解すれば優勢になれると思うので、振り飛車党で苦戦してる方は試してみてください。


筋悪の寄せで長引く

ここからは実戦譜として詰みまで書いておきます。

相変わらず寄せはヘタクソなので参考にはなりませんが、終局まで興味がある方は続きをご覧ください。

上図以下、△4一玉 ▲7三銀成 △8六飛 ▲7二成銀(下図) 

シンプルに金を取って先手勝勢ですが・・・

上図以下、△8九飛成 ▲6二成銀 △8二竜(下図)

△8二竜 と引いたのが低段を悩ませる粘りでした。

Apery推奨の正着は▲7二飛成 と入って竜を消す手です。

しかし、私が指したのは・・・

上図以下、▲5二銀 △同銀 ▲5一金(下図)

▲5二銀 ~ ▲5一金 と金駒でジワジワ寄っていく重い手順でした。

こういう筋の悪さが逆転を生むのでもう少し改善したいですね。

上図以下、△3一玉 ▲5二成銀 △2二玉(下図)

一応、先手勝勢をキープした寄り形なのでどうにかなっています。

ここで▲3四桂 と打つのが正着でしたが、私が指したのは・・・

上図以下、▲2五桂打(下図)

△1三玉 と脱出させないことを優先した▲2五桂打 でした。

上図以下、△1一香 ▲3四歩 △2五桂 ▲同桂(下図)

▲2五桂打 自体はそこまで悪くなかったんですが・・・

△1一香 の所で▲8三歩 と竜を叩くのが筋だったり・・・

上図の▲2五同桂 では、先に▲3三銀 と打ち込むのが正着だったり・・・

いつも通り好手を逃しまくっています。

上図以下、△1七歩成 ▲同歩 △3一香 ▲3三銀(下図)

▲3三銀 からようやく決めにいきました。

上図以下、△3三同金 ▲同歩成 △同香 ▲3四歩(下図)

▲3四歩 が細い攻めを切らさない一手です。

上図以下、△3四同香 ▲3五歩 △7六歩 ▲3四歩(下図)

△7六歩 の飛車取りにかまわず▲3四歩 と急所に歩を進めてやっと寄せ切れそうです。

上図以下、△3二歩 ▲3五香(下図)

しかし、▲3五香 が筋悪でちょっと長引くリスクを抱えていました。

ここは▲3五香 ではなく▲2六角 から▲4四角 を狙うのがApery推奨の一手で、それならスマートな寄せだったようです。

上図以下、△1八歩(下図)

△1八歩 と受けを放棄したのでほぼ詰みの寄り筋に入っています。

上図以下、▲3三歩成 △同歩 ▲同香成 △同角 ▲同桂成(下図)

3三の地点で清算し・・・

上図以下、△3三同玉 ▲4二角(下図)

▲2五桂 なら詰みだった所、▲4二角 と打ったのが最後の最後でまた決め手を逃す筋悪でした。

上図以下、△2二玉 ▲3四桂 △1三玉(下図)

本譜は△1三玉 と逃げてくれたので詰みましたが、△1二玉 なら詰まず、もし一手差を争う終盤なら負けでしたね。

上図以下、▲3一角成 △2四玉 ▲2五金打 △3三玉 ▲4二馬(下図)

これで詰み、どうにか勝利することができました。

この勝利を掴むまでに8連敗くらいしていたので、ようやく勝ててホッとしましたよ。

ミギイさんは序盤が独特で指しにくいし、終盤も粘り強く嫌味な手を指してくるので本当にに苦手な相手です・・・

どうにか5回に1回は勝てるようになりたいですね。


最後に

負けながらも改善を続け、どうにか見つけたミギイさんの攻略手順を紹介してみました。

三間飛車に対し、△8五歩 と決めてきた場合・・・

・5筋を突かずに高美濃に組む

・△4四歩 ~ △3三桂 の形を待つ

・7筋で一歩交換をしたら▲7八飛 と深く引く

・1筋の無理攻めを利用して香車を手に入れる

・▲7六銀 から厚みで玉頭を押す

といった指し方をすれば優勢になりやすいです。

オーソドックスな三間飛車をやると本局と似た形になることが多いので、ミギイさんに苦戦してるならお試しください。

四間飛車破り【急戦編】のレビュー 対四間飛車への急戦定跡を学ぶならコレ!

今回は、対四間飛車への急戦定跡を学ぶなら最適な本

四間飛車破り【急戦編】

のレビューをしたいと思います。


この本は、四間飛車に対してメジャーな急戦策である

・▲4五歩 早仕掛け
・▲4六銀左 急戦
棒銀

について、知っておくべき手順を一通り解説している本です。

四間飛車への基本的な攻め筋

・ちょっとした形の違いで形勢が変わる急戦のポイント

がしっかり学べるので、居飛車党の人は目を通しておく必要がある一冊だと思います。

この記事では、一通り読んだ私が「収穫のあった部分」や「率直な感想」を書いていくので、購入を迷ってる方の参考になれば嬉しいです。


序盤の駆け引き

四間飛車に急戦で挑むとよく見る下図を基本図として解説されています。

ここから

・▲4六歩 と突いて「▲4五歩 早仕掛け」

・▲4六銀 と上がって「左銀急戦」

・▲3七銀 から「棒銀

といったすぐに仕掛けを狙う手や

・▲6八金直
・▲1六歩

と様子を見る手など色々ありますが、

「ここで指す一手の意味を理解せず、無策に急戦を指すと数手後に形勢を損ねてしまう」

という感じで昔の定跡書より遥かに整備された定跡手順が学べます。

例えば、▲6八金直 と「金を上がるか上がらないかの差」で先手が良くなったり悪くなったりする細かさです。

▲6八金直 と指した場合、

「〇〇は先手不利」

「〇〇は互角に戦える」

というくらい使える急戦策も変わってきます。

・手の組み合わせ

振り飛車側の形

などで細かに有効な作戦が変わるので、一手の緩みも許されない現代将棋の醍醐味を体感できますよ。

「こんな駒組みの段階で終盤の寄せまで見据えるのが急戦なのか・・・」

とプロ将棋の厳しさを感じますね。


△5四銀 の解説を初めて見た

上記の基本図から▲4六歩(下図)と突いてすぐに「▲4五歩 早仕掛け」を狙った場合・・・

従来の定跡書なら△5四歩 などで▲4五歩 の仕掛けを許す変化が多かったですが、本書では△5四銀(下図)と上がる変化に触れられています。

これが個人的にけっこう収穫のあった部分でした。

△5四銀 は「きのあ将棋」で遊んだ後の検討でAIが示した一手で

居飛車がよくなるのは難しいよなぁ・・・」

って思っていたんですが、この本でその理由が分かりましたから。

古い急戦定跡で知識が止まっていると無策に突いた▲4六歩 に△5四銀 とされて困ると思うので、これは知っておく価値がありますね。

「迂闊な仕掛けは狙えない」

という序盤の駆け引きが分かると指し方も変わってくると思いますよ。


準急戦の結論が参考になった

もう1つ収穫があったのが「▲4六銀左 急戦」(下図)で・・・

上図以下、△3二飛 ▲3四歩 △同銀 ▲3五歩(下図)

からちょっと落ち着いた形に持っていく「準急戦」の新しい手順を学べたことです。

上図以下、△4三銀 ▲3七銀引(下図)

と銀の繰り替えをして▲3六銀 から3五の位を支えて押さえ込みを狙うのが定番ですが、後手からの有効な手によって先手がけっこう厳しいことが分かりましたから。

今となっては本書もけっこう古いですが、それより古い知識で止まっていた部分が改善されただけでも価値がありました。

準急戦については大きな見直しが必要そうで、今後 不採用になるか、AIとの検討で何か見つかって採用するか、が大きく分かれそうです。


棒銀」のメジャーな手順が学べる

本書の最終章では

「急戦と言えばコレ!」

という人もいるくらいメジャーな戦法

棒銀(下図)

を指す上で必須となる手順が学べます。

ここに至るまでに色々な駆け引きや手の繋がりがあり、急戦定跡の奥深さを感じますね。

単純に見えてけっこう複雑な戦いになる棒銀ですが、渡辺明先生ならではの明快な解説で分かりやすくまとまっていて読みやすかったです。

本書の棒銀の手順が一通り頭に入れば実戦で変なミスをすることも減ると思いますよ。

個人的になんとなく重い感じがして敬遠していた棒銀も指してみようと思えましたし、

「対 四間飛車への棒銀入門」

として本書を買ってみてもいいかもしれません。


最後に

これから四間飛車への急戦定跡を学ぶなら

四間飛車破り【急戦編】

から入れば間違いありません。

明快な解説で基本となる手順が一通り覚えられるので

「急戦定跡の決定版」

と言っても過言じゃない最高の一冊だと思います。

数年前から候補に入れながらも買うのを見送り、今になって買ったら

「もっと早く買えばよかった・・・」

「知りたかったことがほぼ解説されてた・・・」

と後回しにしていたことを後悔しまくりでしたよ・・・

四間飛車への攻め筋や急戦策に興味があるなら、まずは本書から読んでみてください。

充実した内容に満足できると思いますよ。


【ニートの骨折治療】手の甲の骨(中手骨)を折った場合の治療の流れ

30代職歴なし、ケガ人ってけっこう多いんだなって思ったニートです、こんにちは。


この間、手をぶつけて右手の甲(中手骨)を骨折した話を書きました。


dame-ningen.hatenablog.jp


こういう経験も人生でそうないと思い、せっかくなので


・完治するまでの期間
・治療の流れ
・治療費


などについて記録していこうと思います。


現状、骨折してから1ヵ月とちょっと経っているんですが、まだ完治はしていないので、この記事では現状までの「治療の流れ」と「治療費」について書いていきます。



手の甲の骨を折った場合の治療の流れ

手の甲の骨が割れた(骨がズレてない)くらいの軽めの骨折の場合、そんなに大したことはしません。


通院頻度も1週間に1回で、診察の流れとしては・・・


① ギプスを外して患部を見る

② 再度ギプスを装着してレントゲンを撮る

③ レントゲンで骨の治り具合をチェックする


だけですから。


大変なことを挙げるとすれば


メッチャ混んでるから待ち時間が2~3時間くらい掛かる


ということくらいでしょうか・・・


内科とかと違って1人1人の診察時間が長いため、10人待ちくらいでもけっこう掛かりますね。


私の通っている病院では20人待ちとかザラなので本当に長いです・・・


「意外とケガ人って多いんだな・・・」


と、世の中の危険度を感じますね。


では、① ~ ③ について少しだけ掘り下げて書いていきます。


① ギプスを外して患部を見る

まずはギプスを外し、患部を直で確認して


・痛みの有無
・異常の有無
・関節の固まり具合


などをチェックします。


ギプスを外そうと右手に巻いた包帯をクルクルとほどいてる時、ジャンプ黄金期世代の名残りなのか「幽遊白書」の名シーンの1つ


「もう後戻りはできんぞ、巻き方を忘れちまったからな」


という「邪王炎殺黒龍波」を使う前の飛影のセリフを思い出しちゃいましたよ・・・


ずっと固定していた手を開放する爽快感が「封印を解く感じ」とリンクして中二病感を呼び覚ましたんでしょうか・・・


最初の頃は良い感じに包帯を巻くのがけっこう難しくて


「外したら巻き方を忘れちゃう」

「もう1回つけ直すのはけっこう手間」


っていうのは事実なので、後戻りできない所が微妙にリンクしてるのがアレですね。


ギプスを外したら


・内出血の度合いを確認
・幹部を軽く押して痛みを確認
・指の可動域の確認


なんかをして現状の把握をします。


骨が再生していない初期の頃は患部をちょっと押されるだけで


「いたっ!」


って声が出るくらい痛くてドキドキでしたよ。


でも骨がくっついてくれば押されても痛みはなくなるので、治り具合を確認する1つの目安になるみたいですね。


痛みを確認した後は「指の可動域」を調べます。


ゆっくりとどこまで曲がるかを試す感じです。


最初の頃はちょっと動かすと痛いのでけっこうキツかったですね。


でも、先生的には「指の可動域」を少しでもキープする方が重要らしく


「動かせないなりにも少し指先を動かすのが大切」


と言っていました。


なんでも、ずっと固定してると腱が癒着して固まってしまい、ちょっと指を曲げるだけでけっこうな痛みが走り、動かすのが一苦労でリハビリがかなり大変になるんだとか・・・


手の骨折は「固定しながらもいかに癒着を抑えるか」が大切なようです。


そう言われても、最初の頃は


「骨折の痛みで動かすのは無理」


って感じだったので、あきらめて長いリハビリを覚悟する感じでしたね。


痛みが和らいできたのは骨折から18日が過ぎた頃でしょうか・・・


この頃から少し痛いけど指の曲げ伸ばしがちょっとずつできるようになり、どうにかリハビリの動きに順応できるようになりました。


② 再度ギプスを装着してレントゲンを撮る

素手の状態でレントゲンを撮るのかと思いきや、ギプスくらいなら問題なく透けるらしく、再度ギプスを付けてレントゲンを撮ります。


手の甲の骨を見る場合、


「真上」と「少し斜めに傾けた状態」


の2枚を撮るのが定番のようです。


昔、腰の骨を痛めた時はズボンと上着を脱いでベッドに横になっての撮影でしたが、手ならそういった手間がなく「手を置くだけ」なので数秒で終わります。


③ レントゲンで骨の治り具合をチェック

触診では分からない骨のくっつき具合をレントゲンでチェックします。


痛々しい亀裂が骨に入っていてちょっと引きますね・・・


骨が再生してくると少し膨らんでくっつく(前より太く丈夫になる?)らしく、そういった兆候が見られない内はギプス固定が継続されます。


再診の治療費は・・・

基本的にレントゲンを撮って確認するだけなのでそんなに掛かりません。


現状5回くらい通院していますが、毎回


約1000円


で済んでいます。


レントゲン2枚なら1000円くらいみたいです。


リハビリはトレーナー的な人が付くわけでもなく、先生に言われるがまま手をゆっくりグーパー グーパーするだけなので余計なお金は取られてない感じですね。


足の骨折のような専門的なリハビリが必要な場合はもう少し掛かるのかもしれません。


治りの悪さが悲しい

もうギプス固定をして1ヵ月と少しが経つんですが・・・


未だにレントゲンで骨の再生が見えません・・・


年による代謝の悪さなのか、根本的な栄養が足りてないのか、目に見える形での再生の兆しがないんですよね・・・


先生も「あれ?」って感じで


「そろそろ少し膨らむ感じが見えてもいいんだけどなぁ・・・」


って治りの悪さにちょっと困惑してるみたいです。


ただ、触診で痛みが全然ないのでギプス固定が解除され、


「痛みがないなら骨はもうくっついてきてるはずだから、ちょっと動かすことを意識してみて」


と言われ、これからは癒着しないように指を動かすことを指示されました。


次回からは週1回だった通院が2週間に1回になったので、とりあえずそれなりに治ってきてはいるみたいです。


2週間後、レントゲンで骨の再生が分かれば終わりが見えてくるかな?


1000円は予定より安かったけど、長く続くとキツイから早く終わって欲しいですね。


最後に

手の甲を骨折した場合、初診は5000円くらい掛かりますが、再診は


・痛みの確認
・可動域の確認
・骨の再生具合の確認


をするためにレントゲンを2枚撮るのがメインなので


1回 約1000円


で済む感じになります。


滅多に手の骨を折ることはないと思いますが、もし似た感じで骨折した時は治療費の目安にしてもらえたら嬉しいです。

【ぴよ将棋】Apery vs ピヨ帝(六段+)、最強クラスのAIに「ピヨ帝の倒し方」を見せてもらいました【相掛かり】

今回は「ぴよ将棋」最強のAI

Lv40 ピヨ帝(六段+)

の攻略として、いつも検討に使っているAI

Apery

と戦わせて、どうやって「ピヨ帝」に勝つのか見せてもらいました。

自然な指し回しでサラリと勝つAperyの見事な一局をお楽しみください。


Apery vs ピヨ帝(六段)

先手が「Apery」、後手が「ピヨ帝(六段+)」です。

初手から、▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩(下図)

ちょっと金上がりのタイミングにAIっぽさがありましたが、相掛かりに進みました。

上図以下、▲9六歩 △9四歩 ▲3八銀 △7二銀(下図)

飛車先の歩交換を保留して様子をうかがう最近の相掛かりですね。

上図以下、▲4六歩 △8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲4七銀(下図)

▲4六歩 を見てピヨ帝が一歩交換にきました。

浮いた歩を狙う定番のタイミングで、それを無難に受ける▲4七銀 までは自然な流れです。

上図以下、△8二飛 ▲8七歩 △8三銀 ▲3六銀(下図)

後手が△8三銀 から棒銀を狙った手に対し、Aperyは▲3六銀 と予想外の積極策を見せてくれました。

受けに回る展開かと思っていただけに期待が高まります。


棒銀を受ける▲7七桂

上図以下、△3四歩 ▲2四歩 △同歩 ▲同飛(下図)

△3四歩 を見てAperyも一歩交換へいきました。

ここからどうやって手を作っていくのか・・・

上図以下、△2三歩 ▲2八飛 △4二銀 ▲7六歩(下図)

▲7六歩 と角交換も視野に入れた積極的な一手に対し・・・

上図以下、△3三銀 ▲6八銀 △7四銀 ▲7七桂(下図)

後手は△3三銀 と角交換はせず矢倉へ向かいました。

△7四銀 と上がった手に▲7七桂 と跳ね、次の△8五銀 を防ぐのは参考になる受けですね。

棒銀で有効な一手なので、この手がパッと浮かばなかった人は覚えておくと役立つと思います。


雁木 vs 矢倉 へ

▲7七桂 と棒銀を受けた上図。

後手から早い攻めもないのでここから少し囲い合う展開になりました。

上図以下、△3一角 ▲6六歩 △5四歩 ▲6七銀(下図)

雁木 vs 矢倉 になり、お互い冷静に陣形を整えていきます。

上図以下、△5二金 ▲5六歩 △4四歩 ▲5八金(下図)

上図以下、△4三金右 ▲1六歩 △4一玉 ▲4五歩(下図)

もう少し囲ってから動くのかと思ったら、Aperyは居玉のまま▲4五歩 と突っかけていきました。

上図以下、△4五同歩 ▲同銀 △4四歩 ▲3六銀(下図)

これがただの一歩交換で終わらず、手にした歩を活用したAperyの急所を突く攻めが始まります。

さりげなく矢倉を攻略する手順は見事でした。


Aperyによる自然な攻め

上図以下、△1四歩 ▲7九角(下図)

何気ない△1四歩 が先手に攻め筋を与える疑問手でした。

上図以下、△8六歩 ▲同歩 △同角 ▲8七歩 △4二角 ▲6九玉(下図)

ピヨ帝の次の一手が先手にチャンスを与えてしまいます。

上図以下、△2四銀(下図)

後手陣の弱点を的確に狙う次の一手からAperyペースです。

上図以下、▲4八飛 △3三銀 ▲1五歩(下図)

▲4八飛 と薄くなった4筋を狙い、それを受けに△3三銀 と戻った所で▲1五歩 ともう1つの弱点を突くのが的確でした。

上図以下、△1五同歩 ▲1四歩(下図)

私程度の棋力では▲1四歩 がフワっとした攻めに見えましたが、これが見た目以上に厳しかったようです。

上図以下、△3一玉 ▲1三歩成 △同香 ▲2五銀(下図)

香を1四まで吊り上げず、先に銀を出る▲2五銀 が含みのある上手い手ですね。

上図以下、△2四歩 ▲1四歩(下図)

△2四歩 を待って▲1四歩 と打ち・・・

上図以下、△2五歩 ▲1三歩成(下図)

銀と引き換えに1筋に「と金」を残すのが厳しいみたいです。

上図以下、△2六歩 ▲2八飛 △2七銀 ▲4八飛(下図)

△2六歩 に▲2八飛 と回り、△2七銀 と銀を使わせたのも上手いですね。

上図以下、△3五歩 ▲同角 △3四銀 ▲2六角(下図)

狭い方へ引く▲2六角 が攻めを継続する好手です。

上図以下、△1三桂 ▲4五歩(下図)

角の利きがあるのでこの攻めが厳しくなっています。

上図以下、△4五同銀 ▲4七香(下図)

サラッと急所を突き刺す▲4七香 が鬼ですね。

上図以下、△3四金 ▲4五香 △同金 ▲4六歩(下図)

強く受けてきた△3四金 も▲4六歩 と軽くあしらって先手勝勢です。

この辺りの手順は指されてみると自然な手に見えますが、そう簡単に指せないですよね。

上図以下、△2四香 ▲4五歩 △2六香 ▲4四歩(下図)

役目の終わった角と刺し違えて急所に歩を進めれば寄せが見えてきました。

ここからピヨ帝の頑張りに余裕の対応をするAperyの指し回しをご覧ください。


Aperyの冷静な寄せ

上図以下、△2五角 ▲4六飛(下図)

玉を睨みながら攻めを牽制する△2五角 に▲4六飛 と浮いたのが的確な対応でした。

上図以下、△1六銀成 ▲同香 △2九香成 ▲4三銀(下図)

シンプルに打ち込んだ▲4三銀 が厳しいです。

上図以下、△2四角 ▲4五飛 △4六桂 ▲3五銀(下図)

ピヨ帝も△2四角 から△4六桂 と六段ならではの怖い反撃で精一杯の対応をしますが、▲3五銀 が読み切りの受けでした。

上図以下、△3五同角 ▲同飛 △3四歩 ▲4五飛(下図)

2四の角がいなくなれば先手の寄せの方が早いです。

上図以下、△5八桂成 ▲同銀 △5七銀(下図)

対応を間違えたら危ない△5七銀 には・・・

上図以下、▲3二銀成 △同飛 ▲3六桂(下図)

角の利きを止めつつ、後手玉の上部脱出も防ぐ▲3六桂 が明快な応手でした。

上図以下、△5八銀不成 ▲同玉 △3五金 ▲2三銀(下図)

先手玉は寄らず、詰めろの▲2三銀 を食らった後手は手がありません。

上図以下、△3六角 ▲同歩 △4六桂 ▲6八玉 △5九銀(下図)

最後の王手ラッシュを乗り越えれば先手の勝ちですね。

上図以下、▲7九玉 △6八銀打 ▲8九玉 △4五金(下図)

先手に手番が回り終局を迎えます。

上図以下、▲3二銀成 △同玉 ▲4三金(下図)

ここでピヨ帝の投了となりました。

上図以下、△2三玉 ▲3二角 △2四玉 ▲2二飛(下図)

と迫れば上部へ逃げられず、以下、△2三歩 ▲同飛成 で詰みですね。


最後に

Aperyによるあっという間の「ピヨ帝」攻略でした。

△2四銀(下図)と上がった手を的確にトガめた▲4八飛 からの攻めは見事でしたね。

指されてみると無理のない手が多く、神レベルのAIからしたらアマ六段なんてスキだらけで朝飯前なのかもしれません。

こういう感じでサラッと急所を突く鮮やかな将棋を指してみたいもんです。