みなさんは髪を切る時ってどこで切ってますか?
私は数年前までは「近所の床屋」で切っていました。
もう子供の頃から27歳位までずっと同じところに通っていましたよ。
でも、別に好きでその床屋に通っていたわけじゃなかったんです。
たまたま子供の頃、いつも親に連れられて行ったのがその床屋だっただけで、一人で行けるようになっても惰性で通っていただけです。
親が一緒に来ていた幼稚園の頃は床屋のおっちゃんとおばちゃんとは親が会話していたので、私は黙って座って髪を切られてるだけでよかったんですが、親がいなくなってからは私がコミュ障なのもあり
会話が続かない地獄
に悩まされ続けていましたね・・・
子供の頃から無口でコミュ障な人間だった私にとって3ヶ月に1回しか会わない床屋のおっちゃんとおばちゃんとの会話は本当に苦手でした・・・
毎回始まるほぼ同じような会話に
「はぁ」
「そうですね」
くらいしか相槌を打てないのが気まずいったらありゃしない・・・
当然、会話が盛り上がらないので途切れ途切れになり、またおっちゃんやおばちゃんが話題を見つけるまで沈黙が続くわけで・・・
「こっちから何か話題を振ったほうがいいのかなぁ・・・」
って悩んだり
「できれば黙って切ってもらいたいなぁ・・・」
って思ったり、もう床屋に行くたびに悩みが尽きませんでした。
髪が伸びてくると
また床屋の時期か・・・
行きたくないなぁ・・・
なにを話せばいいのかなぁ・・・
1時間が長く感じるんだよなぁ・・・
って憂鬱でしたよ。
ただ、最近になって
髪を切るのが別に苦痛なイベントじゃなくなってるな
って気付いたんです。
それは何故かと言うと、今は会話をしないで済むし、髪を切る時間も短時間で済んで、苦痛から解放されているからです。
どういう事かというと、床屋から
「1000円カット」
に変更したからです。
今から数年前、
「床屋代の4000円近い出費がちょっとキツイなぁ・・・」
「もっと安いところで切れないかなぁ・・・」
という現実的な悩みにぶつかった時、思い切って安さを重視した1000円カットに飛び込んだことで今の天国を手に入れました。
1000円カットは前々から気になっていたし
「どうせ嫌なイベントなら安い所で済ませたい」
という合理的な考えを貫いたことが良かったみたいです。
とは言っても最初はメッチャ不安でしたよ。
「安いからてきとうだったりするのかな・・・」
「変な髪形になったらどうしよう・・・」
って・・・
でもそんな心配は良い意味で裏切られました。
苦手な会話もなくいつもの床屋より上手で早くあっさり切り終わったんです。
「え?もう終わり?」
「早っ!それにうまっ!」
「スッキリサッパリいい感じに短くなってる!」
って衝撃だったのを覚えています。
1000円カットって良いですよ、すごい気楽で。
床屋みたいにじっくり一人に時間をかけるんじゃなく
1人10分を目安にスピーディーに切ってくれる
ので店員さんも会話する暇なんてないんですよ。
これが私みたいな人にはすごく助かりました。
髪型に特にこだわりがなくて単に短くして貰えればいい
っていう人にとってはとてもオススメの場所ですね。
1000円カットでも腕に問題はない(むしろ上手い)ので
美容師さんとの会話が苦手で髪を切りに行くのが憂鬱
という人は1度1000円カットに行ってみるといいですよ。
こう言われても
「美容室での会話は苦手だけど1000円カットに行くのもそれはそれで不安がある・・・」
「初めて行くと仕組みが分からなくて緊張する・・・」
という方もいると思うので、1000円カットで長年の悩みを解消した私が、少しでもハードルを下げるためにどんな感じなのか紹介してみようと思います。
1000円カット(3Qカット)の利用方法
私が行っている1000円カットは「3Qカット」
という1000円カットなので、今回は3Qカットの場合を例に紹介しようと思います。
お店に入ってから髪を切り終わるまで、どんな感じか書いてみますね。
券売機で券を買う
3Qカットは食券制のラーメン屋のように先払い
なので、まずお店に入ったら目に入る
券売機
で券を買います。
素通りしないように気を付けましょう。
前は1000円カットの名の通り1000円ピッタリだったんですが、消費税が上がったことで2017年9月29日現在は
1080円
になりました。
また増税したら1100円とかになるのかもしれませんね。
(2022年1月10日現在は 1200円 になっています)
待つ時は番号順にイスに座る
券を買ったらイスに座って待つんですが、好きな席に座っていいわけじゃありません。カットする順番が分かるように1~12くらいまでの数字がイスの背もたれに割り振られているので、最後尾のイスに座り自分の順番を確保しましょう。
その後、先頭の人がカットに呼ばれるたび、全員が1つずつイスを詰めていく感じになります。
仮に混んでいたとしても1000円カットは1人をカットする時間が10分と短く、普通の床屋よりはるかに早く自分の順番が回ってくるのでストレスが少ないですよ。
「うわ、10人くらい待ってる・・・」
って思ってもサクサク進むので2時間待ちとかはありませんから大丈夫です。
自分の番が来たらどれくらい切るか伝える
いよいよ自分の番が来たら店員さんに券を渡します。イスに座ったらどれくらい切るか注文しますが、これが超シンプルです。
店員さんからの
「長さはどれくらい切りますか?」
「髪を梳いて軽くしますか?」
「耳は出してもいいですか?」
「前髪はどうしますか?」
の質問に答えるだけです。
単に短くしてほしいだけの髪型にこだわりがない人なら充分な質問ですよね。
もしこだわりがあるならここでしっかり伝えましょう。
ある程度なら要望も聞いてくれるので最初にしっかり伝えるのが重要です。
あとでやり直しはききませんからね。
注文が終われば後は店員さんが黙々と髪を切り始めてくれるので黙って仕上がりまで待つだけです。
「お仕事は何をされてるんですか?」
「今日はお休みですか?」
「お休みの日は何されてるんですか?」
みたいな答えるのがめんどくさい質問なんか来ませんから安心して座っていられます。
これがコミュ障の私にはとてもありがたいことです。
今までの苦痛がすべて解決されたようなものですから。
余計なことをしないシンプルなカットのみなので本当に10分くらいで終わっちゃいます。
「顔剃りとかシャンプーは別に家でやればいいし」
と思ってる方ならアッサリ終わるのがありがたいと思いますよ。
「髪を切るのは時間がかかるもの」
と思っていた私にとって、こんなに早く終わったのは意外でしたね。
掃除機で髪を吸ってくれる
あ、そうそう、シャンプーはありませんが、切ってほったらかしじゃないですから安心してください。切り終わったらカットのために湿らせた髪をドライヤーで乾かした後、
掃除機の先にブラシがついた機械
で髪を吸い取ってくれますから。
家に帰ってから切った細かい髪の毛が落ちるなんてことはありません。
髪を手でワシャワシャされながら掃除機で吸われるのがけっこう気持ちよく、個人的には1000円カットで楽しみな時間です。
髪を吸われる時間は1~2分ですが、気持ちよさでリラックスモードに入っちゃうのであと2分くらいやってくれたら最高ですね。
良い所で終わっちゃうのがちょっと残念です。
スタンプカードをもらえる
3Qカットでは満タンになると1回無料になるスタンプカードがもらえます。24回通って1回無料
という果てしない旅のようなものですが、これからずっと利用するのなら数年に1回無料になると思えばちょっとお得ですよね。
ただでさえ1200円と安いのに、いつか1回無料になるなんてこっちには損が全然ないですし・・・
スタンプが溜まってくると嬉しいので良いサービスだと思います。
若い美容師さんはあまり無茶をしない所が好き
1000円カットの流れはここまで書いてきた通りです。・お金を払って
・順番を待って
・注文をして
・10分前後で切ってもらう
という感じなので、安さとカット時間以外は床屋や美容室とそこまで大差ありません。
ちゃんと資格を持った美容師さんがやっているので安心して大丈夫なんですが、
「やっぱり安いからイマイチなんじゃないか・・・」
「下手な人もいるんじゃない?」
「もし外に出られないような髪型にされたら・・・」
という腕に関する不安が消えない方もいるかもしれません。
なので、私の実体験を踏まえてその不安を解消できればと思います。
私はもう10年くらい1000円カットに通っていますが
一度もヘタな人に会ったことはありませんし、変な髪形にされたこともありません
安心して下さい。
1000円カットの美容師さんは1日でかなりの人数の髪を切っているからか、むしろ上手な人が多い印象です。
ちゃんと注文通りの仕上がりになっているので、不満を持ったことは一度もありません。
「変な髪形になったらどうしよう・・・」
という不安をお持ちの方は、
最初の注文さえ間違えなければ大丈夫
ですよ。
切られすぎるのが怖かったら、最初は切って貰う長さを2センチくらいからスタートして仕上がり具合を確認し、次回から修正していけば納得のいく髪型に調整できます。
切られすぎると修正はできませんが、長く残ってる分にはどうにでもなりますしね。
1000円カットは若い美容師さんが多いんですが、どちらかというと
切りすぎるよりは長めに残す方針
の人が多いように思います。
たぶん、後で修正がきくように気を使ってるんだと思いますよ。
最近はけっこう長めに切ってサッパリしたいので
「3センチ切ってください」
と注文することが多いんですが、髪に関する長さの認識は微妙に違いがあるので
「3センチというとこれくらいで大丈夫でしょうか?」
と、ちゃんと切る前に
「お互いが認識している3センチに違いがないか」
を確認してから切ってくれますから。
どんな注文をしてもバッサリ切られて同じ髪型になっていた床屋時代を思えば夢のような気づかいです。
仕上がりを見た時に
「あと5mmくらい切って欲しいかも」
と、ちょっとだけ長く残ることはあっても
「切られ過ぎてヤバイことになった」
ということは1度もありません。
長く残る分には
「あと5mmくらい前髪を切ってもらってもいいですか?」
と言ってほどよく切ってもらえば問題ありませんから。
昔に比べたらクレーム対応にも敏感で無茶をしない若い美容師さんが多い1000円カットは安心できる場所ですね。
不安がある方は
切る長さを2センチ程度の無難な注文からスタート
すれば大きな問題は起こりませんよ。
最後に
床屋での会話が苦手という私にとって長年の悩みを解消してくれた1000円カットについて書いてみました。
1度行ってしまえばファストフード感覚で気軽に利用できる素晴らしい場所だと思います。
・美容師との会話に困っている
・短くしてほしいだけで髪型にこだわりがない
・髪を1000円くらいで切れたらメッチャ助かる
という男性の方ならオススメですね。
髪が伸びるたびに憂鬱になる
という方は、一度1000円カットに挑戦して
苦痛な時間を安く気軽に済ませられる未来
を手にしてみてはいかがでしょうか。