人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【きのあ将棋】上級郷谷さんに久しぶりに勝ったので実戦からの次の一手問題を作ってみた


上の図はきのあ将棋での実戦の図です。(私が後手だったので図は逆に先後逆になってます)


ここからちょっと良い感じに攻め込めたので次の一手問題として考えてみてください。


矢倉相手でたまに見る手筋がとりあえずの答えです。


実戦はそう進みませんでしたが、その手筋を含みにした攻めだったって感じですね。


ただ、答えだと思っている一手が決まってもBONANZAで検討してみたら棋力の低い私にはまだまだ攻めきれるか難しい局面だったんですけどね。


とりあえず手筋の一手を考えてみてください。




図を再掲しました。では答えです。


ここから△8六歩 ▲同歩 △同角(下図)が一応の正解手順です。



角で8六の歩を取ったとき飛車に当たるからいけるかな?って思っての歩突きでした。


BONANZAで検討するとここから▲7七銀 と引かれて△同角成 ▲同玉 △8八歩(下図)と進んで後手が560点くらい良いみたいです。



検討で最後までBONANNZAに指して貰いましたが寄せきるにはけっこうな読みが必要でここから攻めきれるほどの棋力が私にはまだありませんでしたけどね。


こう進んだら勝ちきれたか分からないってのに問題にしちゃうってのがすごくないですか?


棋力が初段ない私が出す問題なんで、本に出てくるようなキレイな問題じゃないんです。


まぁ実戦で出てきた部分的な手筋問題と思って気楽に解いてもらえたら嬉しいです。


私が答えだと思った手より良い手があったりするんで、それも正解だったりします。


角が取られる前に仕事を

実戦は▲8六同歩 と取らずに▲6五歩(下図)と歩を打たれました。



もともと8六の歩を取らない変化を読んでいたのでここからが本題です。


と言っても▲6五歩 と角取りに打たれるとは思ってませんでしたけどね。


「あ、またミスっちゃったかも」ってちょっと焦っちゃいましたよ。


取られそうな角ですけど、取られる前に何とかしようと頑張りました。


けっこう単純な攻めなんですけど、ちょっと考えてみてください。







図を再掲しました。では答えです。ここから


△8七歩成 ▲同金 △8六歩 ▲7七金 △8五桂 ▲7八金 △8七歩成 ▲同金 △8六歩 ▲7六金


と進みました。(下図)



今回はうまく決まったパターンという事でこうなりました。


途中の△8五桂 の時に▲6四歩 と角を取られるとけっこう難しかったようです。


一応後手が良いみたいですけど、攻めきれるかって言われたら大変でした。


でも正直△8五桂 が飛べた時は気持ちよかったです。良い攻めっぽいって。


桂が飛べて良い感じに金に当たるって最高じゃないですか?


このまま放置されて桂で金を取れたら儲けもんですし、桂馬で金を取った時ってボロっと大きな物が取れた感じがして好きです。



図を再掲しました。金が上ずって何かいけそうな局面だと思います。


次の手がちょっと気持ちよかったです。ちょっと考えてみてください。







では答えです。ここから


△8七歩成 ▲7九玉 △8六角 ▲同金(下図)



と進んで結局角は取られましたが、6四で取られるよりも働いたと思います。


△8七歩成 を▲同玉 と取ってくれると△9七桂成(下図)が決まります。



この開き王手は気持ち良いですね。読みではこうなる予定でしたが決まらずちょっと残念。


良い寄せ方があった

▲8六同金 の後、私は △同と として金を取って勝ちましたけど、BONANZAで検討したらもっと分かりやすい寄せがありました。それが最後の問題です。



上図で金を取るよりも良い次の一手を考えてみてください。







では答えです。


△7七桂成 ▲同銀 △8六飛(下図)


が実戦で指せたら気持ちよかったろうなぁっていう寄せでした。



以下、上図から▲6八玉 △7七と と進み、▲同桂 なら△8八飛成、▲同玉 なら△7六金 ▲6八玉 △8八飛成 でいずれも飛車を成り込んで後手勝勢です。


なんでこれに気付かなかったのか・・・実践ではビビリすぎなのかもしれません。


最後に

いつもは負けまくる「きのあ将棋」の上級郷谷さんにめずらしく勝てたので答えがけっこう曖昧でしたが、実戦からちょっとした問題を作ってみました。


この対局になるまで何連敗もしていたのでやっと勝てて嬉しかったです。


その嬉しさがこの記事を書く原動力になったと言っても過言じゃないです。


角換わりの将棋って序盤から神経使うし、中盤から終盤にかけての読みの正確さ、自玉と相手玉の手数計算とか色々大変で疲れますよね。


うっかりするとあっという間にボロカスにやられてしまいますし・・・


だからこの将棋はちょっとしたスキをついて攻め込めた気がして嬉しかったんです。


いつもは角換わりをやると攻めが切れちゃうんですけど、攻めが続きそうになった時の気持ち良い感じはすごく良いと思います。指してて気持ち良いですからね。


毎回こんな将棋を指せるといいんだけど、それはまだまだ難しそうです。郷谷さんとやっているとこういう局面になる事がめずらしいですから。


多分、コンピューター側の何か不具合というかミスがあったんだと思います。


これといったミスがない時に勝てたらものすごい嬉しいんだろうなぁ・・・


今度は負けた時の「きのあ将棋」側のうまい手の問題でも書こうかな、そっちの方がいっぱいあってネタが尽きそうにないですし。


それだけ負けたっていう悲しい記事でもありますけどね。まぁ勉強の一つとして悪くないかなと思いますけど。


今回のこの曖昧な問題に挑戦してくださった方、ありがとうございました。


答えより良い手があったかもしれませんが、その辺は棋力の差という事で見逃してください。