人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【将棋Flash】早石田をやるといきなり飛車先の歩交換をしてくる穴を見つけました【攻略法】

スポンサーリンク

けっこう前からちょっと作戦の幅を広げようと、居飛車党なのに振り飛車も指すようになりました。


まぁ勝率は悪いですけどね。


最初の頃は中飛車にハマっていましたが、私は振り飛車のさばきというものに憧れがあるので、さばきと言ったら三間飛車かな?と思い、ここ数ヶ月は三間飛車を練習してます。


ノーマル三間飛車が好きなんですが、ちょっと気分を変えてたまに早石田もやったりもします。


早石田は自分が居飛車を持った時にやられると嫌な戦法なので、自分がやられて嫌な事を相手にぶつければ新たな一手も見つかるし、良い面もあって楽しいです。


そんな感じで、三間飛車をちょいちょいやってるんですが、最近、将棋Flashに早石田をやってみたらほぼ毎回同じ悪手を指すパターンを発見しました。


何回やっても同じ事をやってくるので多分プログラムに穴があるんだと思います。


なので、なかなか将棋Flashに勝てない方の攻略法になると思ったので紹介したくなりました。


振り飛車党で三間飛車が好き、早石田を愛用してる方なら簡単に勝てると思うので、ちょっとお付き合いください。


飛車先の歩をいきなり交換してくる

まずは早石田の基本図まで進めます。後手が将棋Flashです。


初手から、▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲4八玉(下図)



まずは普通の序盤ですね。


早石田にして玉を囲いに行く何の変哲もない序盤です。


でも、将棋Flashはここで指さない方がいい一手を指してきます。それがこちら。


上図以下、△8六歩▲同歩△同飛(下図)



いきなりの飛車先の歩交換、まぁここでいけるならいった方がいい一手かもしれません。


でも、この場合、ちょっと無理筋だったりします。次の一手が本とかでよく見る一手です。


上図以下、▲7四歩(下図)



この歩の突き出しが意外とやっかいな一手ですよね。


例えば、これを取ると・・・


上図以下、△7四同歩▲2二角成△同銀▲9五角(下図)



と王手飛車取りを食らって終わります。


この筋があるからいきなりの飛車先の歩交換は得策ではないんですよね。


飛車の位置が悪く、色々な技を食らいやすくなっていて対処が難しいです。


早石田の序盤の基本なのでこれは覚えておきましょう。


他にも狙いがあって振り飛車が面白い

▲7四歩を取ると王手飛車を食らう・・・


なのでこの歩は取れません。将棋Flashも取らずに違う手を指してきます。それがこちら。


△7二銀(下図)です。



攻められてる箇所に駒を足す自然な一手ですね。


でも、これはこれで新たな狙いができています。


上図以下、▲2二角成△同銀▲7七角(下図)



飛車、銀の両取りが地味に厳しいです。


△7二銀と上がっているので△8二飛と引いても銀に紐がつかず受けられなくなっています。


この位置に飛車がいる事にメリットがなくて序盤早々やっちまったなぁ・・・って感じですね。


上図以下、△8九飛成▲2二角成(下図)



やむをえず飛車を成り込んで桂を取ってきますが、こちらも銀を取り返しつつ馬を作り文句のない局面です。


まぁここから勝ちきってくださいと言われるとまだちょっと色々変化があって難しいんですが、一応、振り飛車が有利ですのでミスしなければいけると思います。


とりあえず、序盤早々の飛車先の歩交換は振り飛車にとって怖い変化ではないので、堂々と受けて立ちましょう。


Bonanzaに続きを指して貰いました


これで振り飛車有利です、で打ち切ってもいいんですが、それだとちょっと寂しい・・・


なので、ここからの勝ち切り方をBonanzaに指し次いでもらって見せて貰う事にしました。


将棋Flashとやると似た変化になると思うので参考になると思いますしね。


有利になってからの指し方を勉強しましょう。


上図以下、△6二玉▲1一馬△8七角▲8二歩(下図)



今回は△6二玉と玉を囲う一手でした。他にも△3五桂とか打ってくる事もありますが、今回と似た変化で勝ちきれるので大丈夫です。


自分の馬筋を9九の香車に利かせておいて、相手の竜の動きを自由にしないのがポイントですね。


▲8二歩はよく分かりませんが、一歩と引き換えに竜を引かせて働きを弱めるという意味でしょうか。


上図以下、△7八角成▲同銀△8二竜▲2一馬(下図)



飛車と角の交換ですが、こちらは飛車打ちに強くそんなに負担ではありません。


相手の竜も引き上げてくれたのでゆっくり駒得しながらジワジワ迫る感じで大丈夫みたいですね。


上図以下、△5二金左▲5五桂△4五桂▲4三桂成△8五竜(下図)



急所に桂馬が成り込んで順調な攻めが続いています。


相手からこちらの玉に迫る手段があまりなくて安心感がありますね。


上図以下、▲5二成桂△同金▲4三金△同金▲同馬△7四歩(下図)



金を剥がし、金で迫り、良い位置に馬がいき、寄せの形が見えてきました。


後手も手がないみたいで逃げ道を広げようと△7四歩としましたが、ここからBonanzaが寄せます。


上図以下、▲5一角△7一玉▲5三馬△8二玉▲8四香(下図)



▲5一角で7三への脱出を防ぎ、トドメの▲8四香、これは決まりましたね。


上図以下、△8三金▲7一銀△9二玉▲8二金△同金▲同銀成(下図)



までで詰みました。Bonanzaの完勝ですね。


優勢になってからの的確な攻めで反撃を1つも許さない見事な勝ちっぷりでした。


将棋Flash相手だと今回と似たような局面になるので、Bonanzaの攻め方を参考に勝ち切ってみてください。


最後に

将棋Flashに早石田をやると、いきなり飛車先の歩交換をしてくる穴があります。


何回やっても同じパターンになるのでプログラム的に穴があるんだと思います。


ゴキゲン中飛車の時もそうでしたが、将棋Flashは飛車先の歩交換にいけるならいってしまう欠点があるみたいですね。


なかなか勝てない、有利になれない、そんな悩みをお持ちでしたら早石田は攻略法の1つになると思うのでお試しください。


色々な技が掛かりやすい状態なので指していて面白いと思いますよ。


今回のBonanzaを参考にすれば簡単に勝ち切れますから、負け続けたウップンをここで晴らしましょう。