「子育てちゃんとしてます」アピールをする親の子供ほどろくでもない
こんな話を仲のいい親戚の伯母さんから聞きました。
こういう事にこだわってる
こういう事を積極的にやらせている
こういう事はさせないようにしている
こんな感じで子供の行動を親が監視して徹底している家の子ほど、理想とはかけ離れたクソガキになっているんだとか。
というのも、小学校のママ友に、子育てを頑張ってるアピールをする人がいるらしいんですが、その人の子供がちょっと可哀想なんだそうです。
何か可哀想かというと、親の前では良い子を演じているけど、親の目を離れれば恥も外聞もなく本能のままに行動してしまう変な子になっている所です。
何ていうか、親が厳しい分「その檻を出れば自由になれる」みたいな感じになってしまったみたいなんですよね。
厳しすぎたゆえの反動というか・・・
子供ならではの助けを求める悲鳴みたいなものなのかもしれません・・・
そういった話を聞いて思いました。
子育てって難しいんだな・・・
親の理想通りには育たないもんなんだな・・・
子供にも意思があるんだから、それを尊重しない子育てに成功なんてないんだと・・・
徹底した抑えつけるような教育は恐怖による支配でしかなく、そこを逃れたら解放された奴隷のようになってしまうみたいです。
そんな教育ママの子供の可哀想な話を聞いている時に、過去の私にもちょっと当てはまった事があったのでそれについて書いてみたいと思いました。
健康志向の現代、意外とやらかしがちかもしれない事なので、これから子育てをする親御さんはちょっと気を付けた方がいいかもしれない話です。
外でみっともない子にならない育て方のヒントとしてちょっとお聞きください。
子供の欲を抑えつけ過ぎると危険、家で抑えつけた欲望は外で爆発する
今回、その教育ママに育てられている子の話で一番印象に残ったのがこの話です。「家ではオーガニックの物しか食べさせないの、ジャンクフードって体に悪いから」
「普通のお菓子も食べさせない、ちゃんと栄養のあるものを食べて育って欲しいから」
こんな感じで食事にも徹底しているアピールをよくしていたそうなんですが、こうした結果、その子がどうなったか・・・
これがものすごく可哀想な子になってしまっていたんです。
メチャクチャ卑しくて恥知らずな子供
っていうね。
それに気付いたのはその子が家に遊びに来た時でした。
その子と親戚の伯母さんの子は友達なので、よく家に来て遊んでいたそうなんですが、異変はその時に起こりました。
ちょっとおかしな行動をしたのは「おやつの時間」です。
普通のスナック菓子とかケーキとかを出したみたいなんですが、その子の食いつき方が異常だったそうです。
もうお菓子以外見えてないような・・・
他の子達はゲームに夢中でお菓子そっちのけなのに、その子だけお菓子をガツガツ食べて止まらない状態だったそうです。
まぁそれくらいなら可愛いもんです。おやつって至福の瞬間だしね。
でも、問題だったのはここからです。
その子は他の子の分まで食べてしまうくらい欲望を抑えられなかったみたいなんです。
家では食べられないジャンクフードを目の前にし、その旨さに目がくらみ、暴走してしまったようです。
他の子の分まで食べるってさ・・・最低限のしつけもできてないっていう悲しさ・・・
ちゃんとした教育を受けているとは思えない低能っぷり・・・
普段、ちゃんとした食生活を送っている子とは思えないほどの食への卑しさ・・・
いかに家で欲望を抑えつけられているかが分かった瞬間だったそうです。
多分、その子の頭の中にはこんな考えがあったんじゃないかと思います。
親にバレない今しかお菓子を食べるチャンスがない
ここを逃したらこんな美味しい物は2度と食べられない
そんな抑えつけられた欲望が解放された瞬間だったのかもしれません。
それが恥も外聞もなく他の子の分のおやつまで食べてしまう卑しさに繋がったんじゃないかと。
特に大きいのは「親にバレない今しか食べるチャンスがない」っていう感覚ですね。
親にさえバレなければ何をしても大丈夫
みたいな感じで、恐怖の対象である親にさえ見つからなければすべてOKみたいになっていたんじゃないかと思います。
なんかすごく可哀想ですよね・・・
親の徹底した教育という檻の中で生きてきた結果、そこを出たら何をしてもいいみたいな感覚になっちゃってるなんて・・・
親の理想とはかけ離れた、卑しく基本も知らない子供なんですから・・・
教育っていうのは子供の気持ちを尊重しないとダメなんだというのが分かる瞬間ですね。
子供の欲求も叶えてあげないと、こんな感じでいつか爆発するわけですし・・・
その子からしたらオーガニックのマズイ食べ物より、体に悪くてもいいから美味しいジャンクフードが食べたかったわけで・・・
それを抑えつけた結果がコレなんだから、親の教育が間違っていたのは事実・・・
子育てに置いて理想と現実はそう簡単に繋がらないっていう良い例ですね。
欲望を適度に解放させる
これが子育てには欠かせない要素なのかもしれません。
つい「自分の子供は完璧に育てたい」「ちゃんとした子にしたい」と思ってしまうかもしれませんが、徹底する事が正解とは限らないみたいです。
機械と違って人間っていうのは難しいですね。
普段、教育はちゃんとしているアピールをしている親の子が、まったくしつけもできてない子だった
おやつに卑しい可哀想な子だった
これは伯母さんにとってはけっこう衝撃だったみたいです。
抑えつける教育は子供にとって奴隷精神を植え付けるだけの弊害しか生まないんだと・・・
親の前じゃなければ何をしても大丈夫
みたいな感じになってしまうみたいですからね。
自分がちゃんとしてなきゃいけないのは親の前だけ
外では自由になれる
こんな感覚になったらもうただのクソガキでしかないですしね。
「ちゃんと育てる事」と「厳しくする事」はイコールではない
これは覚えておこうと思いました。
自分の子供が人の家で卑しくおやつを貪ってたら悲しいですしね・・・
まぁ結婚もできそうもないから子供なんて夢のまた夢なんだけどね。
とりあえず、徹底した檻に閉じ込めるような教育は子供に悪影響しか及ぼさないというのは覚えて置いた方がいいかもしれません。
厳しく育てた結果がコレじゃ・・・教育の「き」の字もできてなかったって事ですから。
教育じゃなくて調教だったんじゃないかと思います。
家で厳しくしすぎると、その反動は外で爆発します
適度な欲求の解放が教育には大切なのかもしれませんね。
私も子供の頃、けっこう卑しい子供だった
この話が印象に残ったのは、実は私も子供の頃に似たような感じの子供だったからです。いや、別に親が厳しかったとかいうわけじゃないんですけどね。
単におやつを食べるっていう習慣がなかったっていうだけです。
家ではスナック菓子とかハンバーガーみたいなジャンクフードを食べる機会が極端に少なかったんですよ。
でも、本心では食べたい欲求がありました。
でも、家では叶わない・・・
それを叶えてくれたのが友達の家でのおやつの時間です。
もうね、今回の子と同じくらいおやつに執着してましたよ。
ゲームそっちのけでガツガツおやつを食べちゃってね。
特に、おやつを滅多に食べられなかった私に衝撃だったのはコレです。
プチコーン
忘れもしませんよ、この旨さは。
1口食べた瞬間・・・
うめぇ!こんなうめぇお菓子食ったことねぇ!
こうなって頭の中の何かが切れ、もうコレを食べることしか考えられませんでした。
友達の分まで食べるっていう卑しい子供だったんです。
「それ、全部ヤスくんのじゃないよ、こっちがヤスくんの分」
って友達のお母さんに注意されちゃいましたよ。
分かっちゃいるけど止められない
自分の分じゃないのは分かってるんです、でもそれを止められないんです。
それくらい子供にとってお菓子の欲求って強いんですよ。
人生で初めて味わう衝撃ですからね。
初めて欲求が満たされた瞬間っていうか・・・
今回のオーガニック食材で育てられた子の気持ちがちょっと分かるんです。
止まらない衝撃
欲を爆発させるしかない衝動
良い思いをする経験が少ないとこういう抑えられない気持ちになって暴走しがちです。
こうなったのも、本当はおやつを食べたかったのに家で食べさせてくれなかった親の影響なんです。
こうなって欲しくなかったら、子供にはある程度の欲求を叶えてあげる必要があるっていう実例ですね。
子供には子供ならではの欲がある
それに気付いてちょっとずつ家で解消させておく事が、外で恥ずかしい事をしない子になる1歩かもしれませんね。
最後に
ヘタに徹底した教育をすると子供はその反動で暴走する理想の子に育つように頑張っても、方向性を間違えるとすべて裏目になるなんて・・・
子供の教育って難しいなぁ・・・って思った話でした。
ちゃんと育ててるつもりでもそれが親のエゴでしかない場合、子供は奴隷みたいな精神になってしまうんですから・・・
家で厳しいと外で悪さするっていう事もありますしね。
不良の親とか見ると、ある共通したパターンがあったりしますし・・・
厳しい父親と優しい母親
このパターンで「父親の前でだけ良い子にしてればいい」みたいに思った子は外で爆発しやすい傾向があると思います。
恐怖の対象は父であり、それ以外は怖くないからです。
母親は優しくフォローしてくれるから、父親から解放されればけっこう自由になりがちですしね。
底辺高校の頃、謹慎する不良の親とか見たんですが、みんな優しそうな母親ばかりでしたよ・・・
こんな優しいお母さんだったら生きやすいだろうなぁ・・・ってちょっと羨ましかったです。
こういった傾向があったので、多分、グレた理由は父親の異常な厳しさだったんじゃないかと予想してます。
「父親の前から解放されたら自由」
「父親にバレなければ何をしても大丈夫」
みたいな。
そう考えると、
親の前でだけ良い子でいればいい
っていうのは子供が変な方向へ歪む1つのパターンなのかもしれませんね。
何がダメなのか、何でダメなのか
そういう根本の基本を教える事がしつけとして大切なんだと思います。
親の前だからダメ
と思ってしまった子が外で暴走する現実を見るとちょっと分かる気がしますし・・・
「厳しけりゃいいってもんじゃない」っていうのは覚えて置いた方がいい1つの法則ですね。
アメとムチの絶妙なバランスが本当にまともな子に育つコツなのかもしれません。
とりあえず1つ言える事は「家で食を制限すると外で卑しい恥ずかしい子供になりますよ」って事です。
滅多におやつを食べられない私がそうだったので、おやつに執着してしまう子供の気持ちがすごく分かります。
普段、いかに「お菓子を食べたい」って気持ちを押し殺して生きてるか・・・それがどんなに辛いか・・・
子供に「おやつ買って」って言われても買ってあげず「晩御飯まで我慢しなさい」というのを徹底しすぎると危ないですよ。
子供の要求は適度に聞いてあげるのが変に爆発しないコツですね。
子供の頃、普通に家でおやつを食べていたらあんな卑しい行為はしなかっただろうし・・・
人間は欲望を抱えて生きています。
それは子供でも同じです。
大人になると自分の欲求は自由に叶えられるから気付きにくいかもしれませんが、子供も求めているものがありますよ。
それに気付いて、適度に発散させてあげるのが教育として大切な要素かもしれませんね。
子供を厳しく制限している親御さんがいましたら、ちょっと危機感を持った方がいいかもしれません。
あなたの子供は外で恥ずかしい事をしているかもしれませんよ。
卑しくおやつを貪っていませんか?
ゲームなどで順番を守れない子供じゃありませんか?
もしそういう傾向があるなら、普段、家で抑圧されている可能性があります。
もうちょっと自由に欲を解放させてあげるといいですね。
そうすれば外で恥ずかしい事はしなくなると思いますから。
思い当たる節がある親御さんがいましたらお気をつけ下さい。
健康志向な現代ですが、最低限、おやつは食べさせてあげましょう。
外で卑しいって一番恥ずかしいですから。
それだけは気をつけてください。