やらかしました・・・
入門者向けのクッキーに負けたんです・・・
私の棋力は初段くらいはあると思っていましたが、そうでもないのかもしれません・・・
あんな将棋・・・5級以下のゴミ将棋だよ・・・
本当にやらかした・・・
メッチャ油断してリラックスモードで練習ついでに三間飛車をフワーってやってたら普通に劣勢になってそのまま押し切られちゃいました・・・
クッキー・・・なかなかやるよ・・・こいつは弱くない・・・ちゃんとした強さを持った犬だ・・・
侮ってはいけない・・・
てきとうにやっても負けるわけないと思っていた数分前の自分に反省ですよ・・・
あまりに酷い負け将棋だったんでそれを見てもらおうと思ったんですが・・・
その将棋は負けたショックですぐ画面を閉じて棋譜をコピーするの忘れちゃったので載せられません・・・
棋譜を再現しようと思ったんですが、ダラダラ長引いたのと、負けたショックのせいか記憶の彼方に消え去ってしまいました。
最近、棋譜を覚えられなくなっちゃってるんだよね・・・若い頃は覚えてたのに・・・
一応、雑に紹介すると、超てきとうな三間飛車だったんですが、仕掛けがてきとうすぎてカウンターを食らってそのまま押し切られたゴミ将棋でした。
イマイチ三間飛車の仕掛けが上手くいかないんだよね・・・
クッキーにも通用しないんじゃ、誰にも通用しない無理筋だったのは確実です・・・
捌きのセンスがないゴミ居飛車党感が存分に出たゴミ将棋でしたね・・・
まぁ恥ずかしいので棋譜を残さなくてよかったかもしれません・・・あんなの公開したら後悔してたかもしれないし・・・
いくらてきとうだったとは言ってもアレは無いわ・・・
はぁ・・・雑に指してもそこそこの強さが欲しいもんだよ・・・
とまぁ、負けたショックはこの辺にして、一応、リベンジマッチをしたのでそれを紹介したいと思います。
入門レベルにも通じない私のヘボい三間飛車を見てください。
振り飛車党の方なら
「ここでいけよ!」
「もっと軽く指せるだろ!センスがなさすぎる!」
「今が仕掛けのタイミングだろ!ここでいかなきゃいつ行くんだよ!」
といったツッコミが入るイライラ将棋になると思いますが、のんびり気分でヘボを指導するつもりでご覧ください。
負けた三間飛車でリベンジに挑む
先手が「クッキー」、後手が「私」です。初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八銀 △3二飛(下図)
さっきはのんびりモードの三間飛車でしたが、今回はちょっと気持ちを入れ替えての三間飛車になりました。
これで勝てなきゃ今日は眠れない
そんな気持ちになるくらい心に負けた悔しさとモヤモヤが残っていましたから・・・
格下への指導対局気分ではなく、対等な相手として真剣に望みます。
ここからの駒組みでビックリしたんですが、クッキーは左美濃を使うんですね・・・これがけっこうしっかりしてて侮れません。
入門者の振り飛車党だとちょっと苦戦するんじゃないかな?って気がしないでもないです。
ここからお互いにけっこうしっかりした駒組みをしていきます。
仕掛けて失敗したのでクッキーからの仕掛けを待ってみる
上の図は、けっこう駒組みが進んできた局面です。
お互いに美濃に囲ってガッチリした将棋になりましたね。これは入門者向けとはいえ簡単には崩せないです。
先ほどの負け将棋では仕掛けを失敗して負けたので、今回は仕掛けてもらってカウンターを狙う感じでいこうと大人しくしてました。
ただ、完全な待ちの姿勢っていうのはあんまりよくないのを局後の検討で知りました。
クッキーの次の一手でちょっと仕掛けのタイミングが来ていたからです。
それがこちら。
上図以下、▲2八飛(下図)
「そろそろ仕掛けてくるかな?」と思っていたんですが、ここも仕掛けず飛車を引いて様子見された局面です。
受けの姿勢なので気づかなかったんですが、局後のAperyの検討で、ここではちょっと振り飛車が良くなる仕掛けの手順がありました。一例を示します。
上図以下、△3五歩 ▲2六飛 △5一角(下図)
ここで弱くなった桂頭を狙って動くのが良かったみたいです。
上図以下、▲4七銀 △3六歩 ▲同銀 △3五歩 ▲4七銀 △3四飛(下図)
となれば飛車が好形な上に軽くなり振り飛車がいいですね。
こうなっていたら指しやすかったんですが、私は気づかずスルー・・・
こういうのにパッと気づけるようじゃないと振り飛車は指せませんね・・・
まだまだ振り飛車を指しこなすのは先になりそうです・・・
なかなか仕掛けてこないのでこっちから動いてみた
上の図は、駒組みがもう少し進み、クッキーからの仕掛けを待っている局面です。
銀冠に組み替え、飛車も中飛車に振って色々手待ちしてるんですがクッキーはなかなか仕掛けてきませんね。
もしかしたら入門者向けに作ったから先に仕掛けるようにプログラムされてないのかもしれません。
先に仕掛けてそのまま勝っちゃったら入門者は将棋を嫌いになっちゃうかもしれませんしね。
優しい作りなのかもしれませんが、こちらから仕掛けるのも難しい局面・・・
どうしようと悩みましたが、クッキーが動かないならこちらからいくしかないのでここでちょっと動きました。
上図以下、△6五歩(下図)
邪魔な銀をどかして歩の交換を狙います。
上図以下、▲7七銀引 △5五歩 ▲同歩 △同飛(下図)
あんまりパッとしませんが、これくらいしか思いつきませんでした。これ以上待つのはキツかったですし・・・
こうなってもクッキーは様子見を続けます。
上図以下、▲2八飛 △5六飛(下図)
こちらは軽く飛車を浮き、どうにか飛車を捌こうとしました。そしてここでクッキーもようやく動きます。
上図以下、▲9七角(下図)
けっこう厄介な角の覗き・・・
ここは軽く△5一飛 と引くのが良かったみたいですが、筋の悪い私は筋悪の一手で受けます。
上図以下、△5三歩(下図)
これはダメですね、振り飛車っぽくないです。それにここでは先手にチャンスが訪れていましたから。
もしここで▲5八飛 と飛車交換を狙われていたら先手有望でした。△5三歩の欠点を突かれて危なかったですね。
でも実戦はそう進まず助かりました。
上図以下、▲2四歩 △同角 ▲4八飛(下図)
飛車の捌きを抑えようという一手でした。でも、ここでチャンスと思い動きました。
上図以下、△3五歩 ▲同歩 △3六歩(下図)
弱点の桂頭を狙いどうにか攻めが成功した形ですね。
先ほどの負けた対局とは違い、攻めが続きそうで好調です。
こういうのがパッと見えるようになるといいんですけどね。
金銀のスクラムを攻略するのは大変なので端から攻める
上の図は、数手進み飛車を成り込んでいい感じになった局面です。
ただ、金銀の壁がガッチリして強く、ここからどう攻略するのがいいのか考えている所ですね。
歩を垂らして地道にいくのか、それとも他の手段があるのか・・・
私は逆側から攻める事にしました。
上図以下、△9五歩(下図)
金銀を無視して端から手を付けます。
上図以下、▲1八飛 △4九竜 ▲2四歩 △9六歩 ▲8八角(下図)
ちょうど端に負担になっている角がいたので端攻めが成立しましたね。
ここから左美濃を攻略します。
上図以下、△9七歩成 ▲同香 △同香成 ▲同角 △9二香(下図)
とにかく弱点の端からガンガンいきます。
上図以下、▲9三歩 △同香 ▲9五歩 △9六歩 ▲8六角 △8五歩(下図)
ここでクッキーにミス、▲8八角 と引かれていればもうちょっと掛かったんですが、▲8六角 と上に出てきたので角を捕獲できました。
端からの攻めが成功した形になりましたね。
上図以下、▲2三歩成 △8六歩 ▲1二と △9七歩成 ▲同桂 △9六歩(下図)
左辺のと金は無視して端にだけ手を掛けます、このまま攻略なるか・・・
上図以下、▲8六銀 △9七歩成 ▲同銀 △5四歩(下図)
眠っていた角も端攻めに活用できて好調ですね。今回は負けずに済みそうです。
上図以下、▲8六銀 △8五歩 ▲7七銀引 △9五香 ▲9六歩 △同香 ▲5九香(下図)
端が破れ、クッキーは竜を止める▲5九香 を打ちましたがこれは受けミスですね。まだ▲5八金寄 と逃げ道を開けた方がよかったかもしれません。
上図以下、△9八香成 ▲8四香(下図)
ここで香車を使ってしまい、合駒がなくなった先手玉は詰んでいました。
以下、△9七角成 ▲8八銀 △同成香 で詰みです。
ただ、そこまで冷静に見ていなかった私は気づかず、普通に対応しました。
上図以下、△8四同銀 ▲2一と(下図)
ここで実戦詰将棋です。当然のごとく私は気づいてないんですが、ここで先手玉は詰んでいました。
ここまで退屈な将棋でモヤモヤしていた方も暇つぶしとしてちょっと解いてみてください。答えは数行下に書きます。
では答えです。
上図以下、△8八角 ▲同銀 △同成香 ▲同玉 △9六桂(下図)
から詰みます。
上図以下、▲8九玉 △8八銀 ▲9八玉 △9七角成(下図)
までの詰みです。
これに気づいてキレイに詰ましていれば気持ち良かったんですが、私は無難に寄せていきました。
私が指したのはこんな手です。
△9七角成
これで地道に駒を足していけば勝てると読んでましたから。詰むとかは考えてませんでした。
上図以下、▲8八桂(下図)
ここで実戦詰将棋2問目です。ここでも詰んでいました。
お暇でしたらスッキリ詰まして見てください。答えは数行下に書きます。
では答えです。
上図以下、△8八同成香 ▲同銀 △同馬 ▲同玉 △9六桂(下図)
から詰みます。先ほどと似てますね。
上図以下、▲9八玉 △9七歩 ▲同玉 △8八銀 ▲9六玉 △9五香(下図)
までの詰みです。先ほどの問題と合わせて端の攻略詰将棋として覚えておくといいかもしれませんね。
これにも気づかなかった私は無難に寄せます。決める所で決めないと長引きますね。
私が指したのはこの一手でした。
△9六桂
ここで▲5八金寄 とか指されて逃げ道を作られていたらちょっと長引きましたが、クッキーはそうしませんでした。
上図以下、▲9四歩 △8八成香(下図)
ここでクッキーの投了・・・
どうにか三間飛車でのリベンジを果たせましたね。
序盤はやっぱり作戦負け気味だったので三間飛車の練習はまだまだ必要みたいです。
もうちょっと軽く捌けるカッコいい将棋を指せるようになりたいですね。
理想は大野源一九段ですが、あんな捌きの上手い将棋は一生無理っぽいです・・・
人生で一局だけでもいいから綺麗に捌けた三間飛車で勝ってみたいものですよ。
最後に
きのあ将棋のクッキーに負けた三間飛車でのリベンジマッチの一局でした。軽快に捌く三間飛車はまだまだほど遠い将棋でしたね。
三間飛車は好きなんですが、イマイチ指し方がパッと浮かばない難しい戦法です・・・
簡単に抑え込まれてしまうのでなかなか気持ちよく指せません・・・
振り飛車党の人みたいな筋のいい振り飛車を指したいもんです・・・
入門者向けのクッキー相手にこのザマですし、私には振り飛車は向いてないのかもしれませんね。
とりあえず、クッキー相手には気持ちよく捌けるくらいになるのが当面の目標かな。
どんな戦法で雑に指してもクッキーには負けないくらいになりたいですね。
クッキーは居飛車党っぽいし、気軽な振り飛車の練習相手にはピッタリかもしれません。
郷谷さんには通じないので、クッキーともちょっと遊ぶようにしようかな。
クッキー相手に気持ちよく捌けるようになるとけっこうなレベルになってると思うので、入門者は打倒クッキーを目標にするといいですよ。
クッキーに楽勝なら初心者には負けないと思いますから。
脱・入門の目安にクッキーを有効活用しましょう。