ここまで歯茎の治療で4200円を失って憂鬱な中、今回はさらに本格的な治療へ進みます。
膿が出た歯茎への外科的な治療と言うのはどんな事をするのか・・・
治療費はいくらなのか・・・
不安だらけの3度目の治療へ向かいます。
歯茎を切開して何か削ってる感じ
「じゃあ今日は外科的な治療をするよ」と言われ、前回と同じようにまずは麻酔から始まります。
歯茎の外側と内側の2ヵ所からブスッと針を刺し、ジクッとした感覚と共に麻酔が注入されていきました。
5分待機して感覚がなくなってきた所で治療開始です。
目隠しされているのでよく分かりませんが、前回と同様、なにやらトガった器具でカリカリガリガリと歯の根元を削ってるような感じ・・・
削りながら細めのバキュームらしき機械で歯茎らへんから何かをシューっと吸い取る作業を繰り返します・・・
これを15分近く繰り返し、いつまで続くのか分からないループにちょっと怖くなってきましたね。
「こんなにガリガリやって、俺の歯茎はいったいどうなってるんだ?」
と不安感がハンパなかったです。
そして動きが落ち着き、器具を持ち替えた気配がしたら「シューッ」と歯茎を糸が通る感覚がして縫合しているのが分かり、この時に初めて歯茎を切開していたんだと知りました。
シュー・・・
パチッ
シュー・・・
パチッ
というリズムで歯茎を縫っては糸を切る感覚が続き、けっこう念入りに歯茎を縫い合わされているのが分かります。
「どんだけ縫うの?っていうかこんなに糸がガンジガラメになって歯茎は大丈夫なの?」
といった不安が頭の中を流れること数分・・・
ようやく歯茎の縫合が終わりました。
「出血が止まったら今日の治療は終了です、血が止まるまでちょっとお待ちください」
と言われ、プチ手術が終わった余韻で遠い目をしながらボケーっとすること数分・・・
歯科衛生士さんが歯茎をチェックしに戻ってきて、もう大丈夫と思えるくらい血が止まったらしく、先生に報告してOKが出たことで30分くらいの長い長い治療が終わりました。
「糸は来週抜きますね、それまで安静にしてください」
と言われ、糸を抜いても状態が安定するまでは通うんだろうから、まだまだ続きそうな治療にちょっと恐怖を感じましたね。
ちなみに、家に帰ってからYOUTUBEで「歯茎 切開」で検索したら、今日の治療に一番近いと思われる動画が見つかりました。
こちらです。↓
目隠しされていたので感覚だけしか覚えてませんが、やられていた感じだとこの動画が一番しっくりきますね。
歯茎から膿が出たらこんな感じの事をするんだという一例として参考にしてください。
歯茎の手術の治療費
歯茎とはいえ30分もガッツリ手術をしたわけだから、お値段もそれなりにするんだと覚悟を決めていました。3000円?
4000円?
5000円?
初回の2700円を上回る覚悟はできています・・・
今日は受付のお姉さんからいくらと言われるのか・・・
名前を呼ばれ、ドキドキで受付へ向かいます・・・
「おつかれさまでした、お会計は1600円です」
・・・
・・・
・・・
せんろっぴゃくえん?
覚悟を決めて財布から5000円札を出そうとしていた私に告げられたのは予想外の金額でした・・・
「え?1600円ですか?」
前回と同じく、あまりの安さに聞き返してしまいましたね。
「はい、1600円ですよ」
「あとお薬が出ています」
とキレイな声でスムーズに会計を進めるお姉さん・・・
1000円札2枚で支払い、クスリを受け取ります。
術後の歯茎が化膿しないための「抗生物質」3日分と、麻酔が切れて痛みが出た時に飲む「痛み止め」3日分が処方されていました。
「抗生物質は欠かさず飲んでください、痛み止めは麻酔が切れて痛みが出たら飲んでください、痛くない時は飲まなくてもかまいません」
とクスリの説明を受ける中、
「クスリ代込みで1600円ってことは、あれだけのことをやって1200円くらいにしかならないの?歯医者って保険治療だと儲からないって本当だったんだな・・・」
とちょっと気の毒になってしまいました。
まぁ安くて助かりましたけど、もうちょっと見直してもいいような気がしましたね。
術後の経過
歯茎にある糸に違和感を感じつつも、どうにか山場を越えた安心感にホッとしていたんですが・・・1時間半くらいしてからでしょうか・・・
麻酔が切れたらメッチャ歯が痛みだし「あがががが・・・」と変な声を出しながら悶えていました。
神経まで達した虫歯並みにズキズキする歯・・・
10年前の再来とも言える歯の激痛に耐えきれず痛み止めを飲みましたが治まる気配がなく、その日は夜まで痛みと戦っていました・・・
痛くてご飯を食べるのもままなりません・・・
「そりゃ歯茎を開いて中をガリガリ削ったんだから痛くなるわけだよな・・・」
「傷口をエグって掻き回してフタをしたようなもんなんだから・・・」
と、痛みには納得しつつも現実に襲ってくる痛みに
「ンーーーーーッ」
と声にならない悲鳴をあげる苦しい夜でしたね・・・
次の日の朝にはまあまあ治まり、どうにか術後の地獄は乗り切ることができました。
歯の痛みはどうしようもないので二度と味わいたくないですね。
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