人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

2択の質問に「納得できる3択目」を作って答える天才っているよね

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長いこと生きていると1度や2度は


「夏と冬ならどっちが好き?」

「もし生まれ変わるなら男と女のどっちがいい?」


みたいな他愛もない2択の質問をされたことってありますよね?


たぶんほとんどの人はこの手の質問をされた時、特に考えもなくその2択のどちらかを選ぶと思います。


そしてその答えによって理由を聞かれたり、相手の偏見から勝手な人物像を当てはめられたりしながら会話が広がっていったりしますよね。


それはそれで会話のキッカケになるので悪くないんですが・・・


私には昔から1つ疑問があったんです。


「2択の中に答えがない時は3択目を言っちゃダメなん?」


っていうね・・・


冒頭で例に出した


「夏と冬ならどっちが好き?」

「もし生まれ変わるなら男と女のどっちがいい?」


なんかはその答えがない質問の典型で


「夏も冬も嫌い、春か秋が好き」

「そもそも生まれ変わりたくないんだけど・・・」


という暗い奴の典型みたいな答えしか持っていませんでしたから・・・


いや、まぁ、こういう答えをするとアレなので空気を読んで提示された2択のどっちかを選んで答えちゃいたんですが・・・


もう1歩踏み込んでみたい感じ


みたいなのがあったんですよね・・・


他愛もない話題をちょっとイジりたい


みたいな・・・


でも、ヘタにこういうのをやるとつまらなくなってシラけるのでけっこう危険です。


やっぱり波風立てずに生きるには無難な選択をするっていうのが大事だったりしますから・・・


そんな感じで「他愛もない質問」には「他愛もない答え」を返してきた暗い人生だったんですが・・・


人生で1度だけ、この手の質問に対して盲点となっていた3択目を返してきた人がいて


「こいつスゲェな・・・天才ってのはこういうことか・・・」


と思ったことがありました。


その時の質問は、学生時代の男子なら1度はしたりされたことがあるであろう


「もし女優のAとBが同時に告白してきたらどっちと付き合う?」


という中二病を拗らせたバカな妄想全開の究極の2択でした。


普通なら


どっちも捨てがたい・・・

でもどっちかを切り捨てないといけない・・・

どうすれば・・・

このビッグチャンスをどう手にすればいいんだ・・・


と悩みに悩んだ末、僅差の中で見つけた利点を主張してどちらかを選ぶ究極の選択を楽しむと思いますが・・・


彼が悩みに悩んだ末に出した答えはこうでした。


「3P!」


どちらかを選ばなければいけないという縛りを完全に無視して両方を手にしようとする素直な答え・・・


そう答えた彼の瞳には、海南戦にすべてを賭けてきた信念を貫き、ケガをした脚を失う覚悟も決めて


「いいからテーピングだ!!」


と叫んだ赤木のような強い思いを感じられました・・・


でもただのワガママではありません。


「付き合えなくてもいい・・・二度と付き合えなくてもいいから・・・」

「1回だけ3Pで手を打ってもらうわけにはいかないか・・・」

「こんなチャンスは二度とないんだ!」

(セリフは赤木調にいじってます)


という彼なりの誠実さを持った条件を付けてきたんです。


この時に思いました。


ヤベェ・・・マジの天才だ・・・

誰もが心の奥底で望んでいたはずが浮かばなかった合理的な考え・・・

結局は両方とも手にしてる辺りが上手い・・・

間を取るってのはこういうことか・・・

こいつには一生かなわねぇ・・・


って・・・


この手の質問に対し、面白く、そして納得のいく3択目を聞いた初めての瞬間でしたね・・・


今となっては深夜ラジオのネタコーナーでも似たようなものを聞いたことがありテンプレになりつつあるパターンですが、15年以上前にこれを思いついた彼を尊敬します・・・


3択目を考えるという発想があってもさ・・・


さすがに 3P は浮かばんよ・・・


凡人は欲に負けて


「どっちも捨てがたい!両方選びたい!」


と悩むだけですから・・・


「付き合えなくていいから1回だけ3P!」


という答えはこの先も活き続ける発想の1つだと思いました。


この「間を取る上手さ」を見習いたいですね。


それにしても・・・


何度読み返してもスラムダンクは名作やで・・・