30代職歴なし、初段を名乗るのが危ういニートです、おはようございます。
いつもは「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級)」と対局するんですが、今朝はちょっと相手を変えて
「ぴよ将棋w」
で遊んでみました。
ぴよ将棋w
という表記を見て
「あれ?ちょっと ぴよ将棋 を煽ってるのかな?」
と思った方・・・
「w」は「(笑)」的な意味じゃないですよ。
「ウェブ版」と「アプリ版」でちょっと違うのを区別するための表記で
web
の略ですから。
基本はパソコンでネットをするので、ちょっと遊ぶならブラウザで対局できるweb版が手軽で良いですね。
今回は、最初の壁になるかもしれない
「ピヨ馬(初段)」
との一局です。
特に見所がなかったので、ちょっとした手筋と詰め将棋をお楽しみください。
端攻めを緩和する手筋
先手が「私」、後手が「ピヨ馬」です。上図は、ピヨ馬のゴキゲン中飛車に超速で挑み、銀2枚を中央に繰り出して3筋からの攻めを狙った所です。
ずっと定跡形の将棋を指していなかったのもあり、どうしていいか分からず指したのが▲3八飛 でした。
ここは飛車を寄らずに▲3七桂 と跳ねる手もあったような無かったような・・・
「とりあえず銀交換をして角頭を攻める展開になれば良い感じだよね?」
という曖昧な感じでいましたが、ここでピヨ馬がやや疑問な手を指してきたのでどうにかなります。
上図以下、△1五歩(下図)
いきなり端から突っかける一手ですが、手筋の受けで対応します。
上図以下、▲1五同歩 △同香 ▲1六歩(下図)
素直に▲1五同香 と取らず▲1六歩 とタイミングをズラすのがたまに見る一手です。
こうすると後手が香車を手にするのが一手遅れるので、そのスキをついて攻めることができたりします。
上図以下、△1六同香 ▲同香 △1五歩 ▲3五歩(下図)
後手が△1五歩 と香を取りにきた所で▲3五歩 と先行し、そんなに悪くない展開になりました。
対 振り飛車で端から仕掛けられた時は素直に香車を取らず、1回▲1六歩 のようにタイミングをズラすのは使える手筋です。
小さなコツとして覚えておくといつか使えるかもしれませんよ。
実戦詰将棋を出題します
上図は、特に見所のない中盤を終え、後手玉に詰みが生じている局面です。
ちょっと手数が長いですが、よく見る手順と近いのでとっつきやすいと思います。
お時間のある方は実戦詰将棋としてお楽しみください。
答えは数行下に書きます。
では答えです。
上図以下、▲9三同飛成 △同桂 ▲同香成 △同玉(下図)
シンプルに玉を引きずり出して詰みます。
色々な手や分岐があって大変なのでここからは実戦で指した一例のみの解説になります。
上図以下、▲9六香 △9四香 ▲8五桂(下図)
▲9六香 で上への逃げ道をちょっと塞いでから▲8五桂 と打つのが分かりやすいと思います。
△8二玉 のように下に逃げると▲9三銀 ~ ▲9二金 で詰みなので上に逃げますが・・・
上図以下、△8四玉 ▲9三銀 △7四玉 ▲7六香(下図)
ジワジワと玉の逃げ道をなくしていきます。
上図以下、△8五玉 ▲8六香(下図)
ここでピヨ馬の投了となりました。
上図以下、△8六同角 ▲同歩 △7六玉 ▲7七馬(下図)
後手の角さえいなくなれば金や馬でベタベタと押していけば詰みですね。
上図以下、△7五玉 ▲6五金(下図)
色々な手がありましたが、一例としてこれで詰みです。
香車を使ってちょっとずつ玉の逃げ道を狭める感じが読みを狭めるコツでした。
最後に
今回は△1五歩(下図)の疑問手で優勢になれましたが、「ぴよ将棋w」の初段くらいからは強い時もあって油断できません。10回やって余裕で8回勝てるくらいになったら初段を名乗ってもいいんじゃないでしょうか。
その基準で言うと初段が危うい私はもう少し頑張らないと厳しいです。
寝起きの頭でも余裕になるくらいの直感力を持ちたいですね。