先月の半ばに入院した父の退院が決まりました。
治療がスムーズに進み、予定通りの退院になったようです。
家に帰ってきてからも治療は続きますが、とりあえず年は越せそうな感じですね。
ちょっとした心残りとしては、お見舞いに行かなかったことくらい・・・
母から聞いた話だと
クスリの投与は寝た状態での点滴ではなく、歩き回れる形だったからストレスが少なかった
病院食が美味しくなくて落ち込んでる
くらいで、以前の入院に比べたら機嫌がそんなに悪くなかったそう。
今は
「家に帰ったら美味しいもんを食べるぞ」
っていう食欲が大きくて
息子がお見舞いに来なかったこと
はそんなに気にしてないっぽい。
何もせず難関を1つ越えたけど、これを幸運と捉えていいのかどうか・・・
まぁ、会話をしない親子関係だからこれが自然っちゃ自然なんだけどね。
変にモヤモヤするのは「後ろめたさを感じるマトモさが残ってる」と前向きに捉えるか・・・
残されたのは最後の難関、
帰ってきた時にどう声を掛けるか
だけ。
しっくりくる入りが浮かばない・・・
あんまり長く会話するのも難しい・・・
違和感なく済ませる良い感じの言葉はないもんか。
近づく退院にソワソワが止まらねぇ・・・
またギコチなく
「お・・・おかえり・・・」
とだけ告げて部屋に去るパターンかな。
親父とは裏腹に退院日は食欲が落ちそうです。
高級菓子を勧める母
そういえば、お見舞いつながりで子供の頃から「なんか違和感があった母の行動」に一貫性が見えた
のでその話をします。
それに気付いたのは父が入院して10日くらい経った頃・・・
父の姉がお見舞いに来た日でした。
母にとっては気を使う人なのもあり
「今日はお義姉さんが来るからちょっと帰りが遅くなるかも・・・」
と少し沈んだ表情で病院に向かった気がします。
俺もあんまり会いたい人ではないから
「お義姉さんが」
の一言で色々察してしまうのが悲しい所・・・
でも、小学生の頃はそんなに嫌いじゃなかったんですよね。
なぜなら1つだけメリットがあったから。
それが
我が家では見ることがない高級菓子を持ってきてくれること
です。
子供らしく食欲には逆らえなかった模様・・・
お菓子に飢えていた子供時代はとにかくコレが大きかった・・・
都会に嫁いだ父の姉はいつも手土産が洒落てるんですよ。
・おこし
・もなか
・羊羹
・どら焼き
・ラスク
・チーズケーキ
・マドレーヌ
など、ありふれた土産菓子でも箱からしてオーラが違うワンランク上のものばかり・・・
そんなにおやつが出ない家庭だったのもあり
数日間はおやつが充実する
のが本当に嬉しかったんですよね。
本来なら1日1つずつ大切に食べそうなものなのに、母が率先して
「賞味期限が早いから食べちゃいなさい」
と勧めてくれるのもありがたかったっけ。
コレは期限が近くないんだけどな・・・
って違和感がありつつもバクバク食べてましたよ。
今回のお見舞いにも父の姉は洒落たお菓子を持ってきてくれました。
病院から戻った母がいつもの調子で
「お菓子もらったから食べなさい」
と勧めてきたけど、今となっては食べ慣れたからか土産菓子を見ても
相変わらず立派な箱だよなぁ・・・
と思うくらいでテンションが上がりません。
興味なさげに
「俺はいいよ」
「お見舞いにもらったものだし、あとで親父とゆっくり食べれば?」
と断ったら
「賞味期限が早いから」
と押し付けるように渡してきたんです。
この時、
賞味期限まで余裕があるからそんなに慌てなくてもいいのに・・・
何をそんなに焦ってるんだろ?
と子供の頃に持った母への違和感が蘇ってきました。
思い返せば似たようなことが何度もあったような・・・
父方の親戚の手土産・・・
近所の人からもらったお菓子・・・
何かの集まりで受け取った手作りクッキー・・・
俺に勧めてきた物を辿ると1つの共通点が見えてくる・・・
こうやって変に押し付けてくるのは
母が嫌ってる人からもらった物が多い
気がします。
弟が送ってきたお菓子やフルーツは俺が気付かない内に食べ終わってるのがその証拠。
そう考えると
嫌いな人からもらった物を、誰かに処分してもらいたい
と思ってるのかもしれません。
気持ち的に食べたくない・・・
でも、そのままゴミ箱に捨てるのは気が引ける・・・
だからといって置いておきたくもない・・・
そんな葛藤の末に
誰かに食べさせてサッサと処分しよう
としてたならこれまでの行動に納得がいきます。
なんとなく気持ちが分かるしね。
変に焦った感じがあるのは
すぐに手放したい
って気持ちが強いからって捉えればシックリくるし・・・
勝手な予想だけど、親戚関係が上手くいってないからこそ核心に変わってしまう。
でもさぁ・・・
露骨すぎやで、母ちゃん・・・
子供の頃ならいざ知らず、ニートになった今でも高級菓子を勧めてくるのは違和感が強すぎるって・・・
働かざるもの食うべからず
に反しまくったせいで察しちまったよ・・・
とは言っても、たぶん母は無意識にやってるから確認しても
「え? そんなことしてる?」
で終わりそうだけどね。
真相は闇の中・・・
でも新しい・・・
ニートになってから「ゴミ」と言われることもあったし・・・
自分自身でゴミクズニートと名乗ってたりするけど・・・
まさか
ゴミ箱
として見てたなんてさぁ・・・
ゴミそのものじゃなくて受け皿の方だったとは・・・
ニート歴20年を越えた今、新しい蔑み方に出会うとは思わなんだ・・・
これはどう捉えればいいんだろ~か・・・
目一杯ポジティブに捉えるなら
役目がある分、ゴミより上?
と言えなくもないけど・・・
どっちみち悲しい末路は変わらないわな・・・
いやぁ・・・ニートを上手く利用する方法を見つけたもんだ・・・
これからは「ゴミクズニート」改め
ゴミ箱ニート
とでも名乗ろうかな・・・