ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】

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【きのあ将棋】クッキーを「後手番ゴキゲン中飛車」で攻略! ▲2八飛と引いた場合の指し方

この記事は、下記リンク記事の補足になります。


dame-ningen.hatenablog.jp


上記の記事で「きのあ将棋」の「クッキー」に後手番で勝つなら

ゴキゲン中飛車で飛車先の歩交換を誘うのが効果的」

というのを紹介しました。

クッキーはすぐに飛車先の歩を交換してくるクセがあり、ゴキゲン中飛車に組むと

「指してはいけない」

と定跡本で書かれている手をやってくる傾向があります。(下図)

そうなった場合、△8八角成 ▲同銀 △3三角(下図)

として飛車と銀の両取りを掛けて後手優勢です。

前回はここで▲2一飛成 と攻め合いにくる手順を紹介しましたが、ここでは▲2八飛(下図)と銀取りを受ける手もあります。

この手に対しても指し方を知らないと勝つのは難しいと思うので、今回は▲2八飛 への対策を解説します。


クッキーの悪手によって強引な攻めが成立する

冷静に銀取りを受けたように見える▲2八飛 ですが、ここで後手から上手い一手があります。

上図以下、△2六歩(下図)

次に△2七歩成 ▲同飛 △8八角成 の銀取りを狙う「垂れ歩」です。

▲2六同飛 と取れば△8八角成 で銀を取られるので対処の難しい歩ですね。

直接△2七歩 と叩く手もなくはないですが、次に強烈な狙いがある△2六歩 の方が後々の攻め筋が豊富でオススメの一手になります。

ここでクッキーはまたもや定跡書で「指してはいけない」と言われている手で受けてくる傾向があります。

上図以下、▲7七銀(下図)

自然に見える▲7七銀 ですが、これは後手に強烈な攻め筋を残す疑問手でした。

ここでの正着は銀ではなく▲7七桂 と桂で受ける手になります。

その理由は数手後に分かります。

上図以下、△2二飛 ▲3八銀(下図)

後手は2筋に飛車を回って△2七歩成 を狙う自然な手で先手陣の攻略に掛かります。

それを受ける▲3八銀 も自然な手ですが、ここで先ほどの▲7七銀 が絶好の質駒になっているので後手の攻めが決まります。

上図以下、△7七角成 ▲同桂 △2七銀(下図)

角切りからガツンと打ち込んだ△2七銀 がシンプルながら強烈な一撃です。

飛車先の突破が受からず、これで後手優勢ですね。

もし▲7七銀 ではなく▲7七桂 と受けていた場合はこの攻めがないので多少は先手もマシな展開になります。

上図以下、▲2三歩 △同飛 ▲2七銀 △同歩成(下図)

完全に制圧された先手はなす術がありません。

ここで▲2四銀 △同飛 ▲1五角(下図)の強引な王手飛車が気になった人もいるかもしれませんが・・・

上図以下、△2八と ▲2四角 △6二玉(下図)

とシンプルに飛車を取り合えばスカスカな先手陣は受けが難しく後手勝勢です。


詰みまでの一例を紹介します

飛車先の突破が約束されて後手勝勢の上図ですが、初心者だとここから勝ち切るのも難しいかもしれません。

そういった方のために詰みまでの一例として実戦譜を紹介します。

上図以下、▲8八飛 △4二銀(下図)

先手はとりあえず飛車を逃げます。

すぐに△2八歩 のように攻めてもいいですが、王手飛車の筋などを受けておく△4二銀 の方がミスを減らせるので無難だと思います。

上図以下、▲8六角 △3八銀(下図)

△3八銀 は守りの金に働きかけて早めの攻略を狙った手です。

△2八歩 より強烈ですね。

上図以下、▲5三銀 △3三銀(下図)

▲8六角 を活かして▲5三銀 と打ち込んできましたが、スッとかわす△3三銀 が攻めを空振らせる好手です。

あと少しに見えて意外と後手玉が遠く、攻め合い勝ちが狙えます。

上図以下、▲6五桂 △4九銀成 ▲同玉 △1八と(下図)

援軍を送る▲6五桂 では4九の金を逃げた方がよかったかもしれません。

金を剥がしてから飛車の成り込みを狙う△1八と で先手は困っています。

上図以下、▲1八同飛 △2九飛成 ▲5八玉 △2六桂(下図)

取ったばかりの桂で飛車の捕獲を狙って盤石です。

上図以下、▲4八飛 △3八桂成 ▲同飛 △同竜 ▲4八銀(下図)

先手は飛車を取られた上に、受けに銀を使わされ戦力が減りました。

後手玉はまだ大丈夫なので、あとはゆっくり寄せていけばOKです。

上図以下、△4九金 ▲6八玉 △4八竜 ▲7七玉(下図)

ペタッと貼りつく△4九金 が地味ながら確実な手です。

大差ですが即詰みはないのでゆっくり迫ります。

上図以下、△8九飛 ▲7八金(下図)

ここで決め手が出ます。

上図以下、△7八同竜 ▲同玉 △8八金 ▲6八玉(下図)

▲7七玉 と逃げても△8七金 から角を取られるので逃げ切れません。

上図以下、△8七金 ▲6九桂 △5九銀(下図)

ここでクッキーの投了となりました。

以下、▲5八玉 △4八金 で詰みですね。


最後に

クッキーが△3三角 の両取りに▲2八飛(下図)と引いた場合は・・・

△2六歩(下図)と垂らします。

そうすると▲7七銀(下図)と指してはいけない手で受けてくる傾向があるので・・・

△2二飛 ~ △7七角成 ~ △2七銀(下図)

の強烈な攻めで圧倒してください。

前回の▲2一飛成 の変化と一緒に頭に入れておけばクッキー攻略は目の前です。

負け続けて悔しい思いをしていたなら「ゴキゲン中飛車」で攻め潰してスッキリしちゃいましょう。