人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

「なんでニートになったの?」って聞かれてもハッキリ答えられないのはニート自身も分からないから【ニートがニートになった理由】

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「なんでニートなんてしてるの?」

「っていうかなんでニートになったの?」


ニートブログを始めてから4年・・・


たまにこんな質問をされることがありました。


「なんでニートになったの?」


ニートなら1度や2度は聞かれたことがある言葉だと思います。


普通に生きている人にとっては不可解な生き方であるニート・・・


「なんでそんな損をする生き方をしているの?」


という疑問をニュースやドキュメンタリーを見た時に持つことがあるみたいです。


そんな時、リアルにニートをしている人間のブログを見つけた縁を利用してストレートに聞くのは分からなくもありません。


「分からないことを知りたい」


というのは人間として当たり前の感覚ですからチャンスがあったら掴んでしまうのが当然です。


ものごとを始めるには何かしら理由があるはずなので、


「ニートになった理由はニートに聞けば分かるだろ」


とシンプルに解決しようとしたのかもしれません。


でもね・・・


この質問にハッキリと答えられたことはありません


なんでかって言うと


ニート自身にもニートになった明確な理由が分からないからです


だってさ・・・


なりたくてなったわけじゃないしね


10年以上ニートしてる私が言うのもなんですが、


「ニートじゃなく普通の社会人として生きたい」


という願望はずっとあるんです。


でも抜け出すキッカケも気力も失ったからダラダラと堕落しながらただ生きながらえてるというか・・・


なので、普通に生きている人がたまに持つ


「ニートはなぜニートになったのか」


という疑問をちょっとでも解決するには


・そもそもニートになるキッカケって?

・ニートになる原因は?

・ニートはなぜニート生活から抜け出せないの?


といった部分を知る必要があるかもしれません。


ただ、ニートになる理由なんて


100人いたら100通りある


ので


「ニートになる理由はコレだ!」


という絶対的なものは無いんですが、10年以上ニートしてるガチクズニートの私なりの答えなら提供できる気がします。


あくまで一例ですが、


ニートがニートになり抜け出せなくなる理由


の核心にほんの少しでも触れられたらと思います。


今回は、ニートが語るニートの本質の一部にお付き合いください。


ニートは気が付いたらなってるもの

「なんでニートになったの?」


と聞かれてもハッキリと答えられないのは


自分でもいつニートになったのか、何でニートになったのかよく分からないからです


そもそもニートって


なろうと思ってなるものじゃない


んですよ。


気が付いたらなってるもの


なんです。


世間の人は最近流行りのセミリタイアする人みたいに


「俺はもう働かねぇ!明日からニートになるぞぉ!これで自由だぁ!」


と望んで働かないことを選択したんだと思ってるかもしれませんが、そんなに明るいものではありません。


ニートの始まりは


「堕落」


ではなく


「絶望」や「無力感」


といったもので


現実の厳しさに打ちのめされたパターンが多い


からです。


もっとドス黒く、暗く深い闇のようなものなので、某少年漫画の主人公みたいに


「海賊王に俺はなる!」


とか言ってハッキリと目指す前向きなもんじゃありません。


ニートは高見じゃなくて低見だから。


「ニートに俺はなる!」


とか宣言してニートになる奴はそうそういないと思います。


なので、ニートになった境目っていうのは・・・


ある日、部屋にこもりっきりの毎日に気付き、社会から取り残された絶望感に押しつぶされそうになり、ふと冷静に振り返った時、


「今思えば、俺はあの日からニートになっていたのかもしれないな・・・」


と気付くものなんですよ。


今、悩み苦しみどうしようもない状態になっているニートのほとんどは


「気が付いたらニートになっていて抜け出せなくなっている人」


だと思います。


まぁ中にはニートになろうと思ってなった


「働いたら負けだと思ってる」


という迷言を残したニートのような人もいるから一概には言えませんけどね。


少なくとも実家に住みながら親に頼りっきりでニートしてるお金が無い人は


・望んでニートになったわけではなく

・いつニートになったかハッキリと分からないし

・抜け出すキッカケも気力もない


というパターンに当てはまると思います。


ただ、こう言われても


「現実にニートになってるわけなんだからいつなったか分からなくても理由は分かるだろ?それを聞きたいんだよ」


と思う方もいるかもしれません。


そういった疑問にお答えするために、次はニートがなぜニートになるのかの理由について書いてみたいと思います。


人がニートになる理由

気が付いたらニートになっていた人がニートになった理由は


人生の困難から逃げ続けてきたから


だと思います。


人生には自分の運命を決める岐路ってありますよね?


・進学
・就職


といった学生時代にぶつかるものや


・出世競争
・解雇
・転職


のような働いてからぶつかるものなど・・・


人生にはこの先の道のりを大きく変える分岐点がいくつも存在します。


ここを乗り越えた人はまともに、負けたり逃げたりした人はダメ人間の道へ進みがちです。


ニートはこれらの分岐点にぶつかった時、失敗、もしくは逃げた人間が多いです。


要は


人生のどこかでつまづいた結果、そのまま起き上がれなくなった人



立ち向かうことをせずにずっと困難から逃げ続けている人


なんですよ。


ニートになったキッカケを見ると


・不登校
・留年からの退学
・就職活動の失敗
・就職してからの失敗


などによって精神的に病み


・失敗が怖くて動けなくなる
・挑戦しなくなる
・外に出られなくなる


といったものが多いような気がしますし、あながち間違いでもないと思います。


こういう失敗や逃げから人生のレールが崩れ出し、修復せずにいて取り返しがつかなくなったんですよ


ちなみに、私はこの説にドーンと当てはまります。


まぁ私のニート人生を元に書いているんだから当たり前ですが・・・


・学生時代は受験から逃げ
・就職活動に失敗し
・フリーターから再起できず
・気が付けばチャレンジを恐れて困難から逃げ続け


今の「ゴミクズ10年越えニート」に至ります。


なまけ


と言えばそれまでですが、日本にニートが90万人近く溢れ、似たような人間が多い可能性を考えると


1つの事象


と言っても間違いじゃないのかもしれません。


なんていうか、現代にはまだ定義されていない一種の精神病みたいなもんなんじゃないでしょうか。


精神的に未熟な人間が増えたのか・・・

社会の仕組みがそうさせるのか・・・

はたまた新しい脳の病気なのか・・・


どちらにしろニートの精神が病んでいるのは間違いありません。


ガチクズニート的に思うニートになる理由はこんな感じです。


甘え


とよく言われますが、これだけの数が溢れている以上、その一言で片付かないほど深刻な何かに蝕まれているのかもしれません。


私自身、どことなく感じるのは


根性


という精神論の欠如があるような気がしないでもないです。


ニートが根性無しなのは否定できませんし・・・


自ら解決する気力がなく、他人に助けられても動かない


自分自身を振り返って思いますが、これじゃもうどうしようもないわな・・・


Youtubeに


ニートでも奮い立って社会復帰したくなる名言集


みたいな動画でもあればいいのにね・・・


ニートがニートで居続ける理由 と 解決するヒント的なもの

ここまで書いてきた流れを振り返ると


人生の岐路で負けたり逃げ続けたりした結果、気が付いたら取り返しがつかない状態になっている人


というのが私が思うニートの定義でありニートがニートになった理由です。


さっきチラッと書いたように


つまづいて転んだ結果、起き上がらないのがニート


なんです。


ニートがニートで居続けるのはコレが大きいです。


「恥ずかしいのは転ぶことじゃない、転んでも立ち上がらないことだ」


なんて名言を聞いたことがありますが、まさにこれが突き刺さる状態です。


ニートをどうにかしたいならこの「起き上がる気力のない所」をどうにかしないといけません。


「じゃあ具体的にどうすればいいの?教えてゴミニート」


って聞かれても分からないんですけどね。


だってそれが分かってたらこうやって10年以上もニートしながらニートブログなんてやってないですもん。


このブログを始めた頃、


「来年には脱ニートできてればいいなぁ・・・」


とか書いたこともあったけど、この4年、まったく成長してないしね。


死を受け入れだした最近の精神状態を見ると


むしろ悪化してるわ!


ただね、悩み苦しんでるニートはまだ救いようがあるんですよ。


ニートの現状に悩んでいるということは


・「働いたら負け」とは思ってない

・「今の自分が負けている」と分かっている

・でも勝ちに向かう道が分からない

・失敗が怖くて挑戦できない


と葛藤してる証拠ですから・・・


それぞれに越えられない問題みたいなのを抱えているので、個別に話を聞いてどうにかするしかないんですよね。


例えば、頑張ったけど無理で挫折してしまい


「どうせ面接に受からないからもう受けるのも嫌」


というタイプのニートなら


「知り合いの所で雇ってくれるっていうから働いてこい」


とコネを使って背中を押してあげれば悩みの壁を越えられるので一時的に解決したりします。


続くか続かないかは別として


「面接に受からない」


という悩みの壁を越えさせることで


「働く」


という一歩を踏み出せたりするんですよ。


前に私がラーメン屋やディスカウントショップでバイトした時も


「知り合いの紹介」


という気軽さのおかげで面接を受けられたからだったりしますしね。


ちょっと壁をとっぱらうと動けるニートもいることはいます。


ニート問題を解決するには頭ごなしに


「外に出ろ!」

「働け!」


って言ってもムダなので、核心をつく解決法を見つけるためにニートと対話するのがいいのかもしれません。


家から追い出す


という荒療治は本当に失うものがなくなり「無敵の人」として帰ってくる可能性があるのでけっこう危険ですしね。


だったら殺られる前に殺る


と手を汚すのもお互いの人生が終わるので最終手段にするとして、とりあえずニートと話をしてみるのが良いと思いますよ。


「何が嫌なの?」

「何だったらできそう?」


と基本的な部分から解決すると何か見えてくるかもしれませんしね。


大人のくせに甘えるな!


と言いたいのは分かりますが、


「ニートは一種の精神病」


のようなものとして


「新しい価値観」


を持って接する必要がある問題なのかもしれません。


最後に

私なりに思うニートがニートになった理由を書いてみました。


困難から逃げ続けた結果、今のようなニートになっている


という私の答えをそれっぽくまとめましたがどうでしょうか?


けっこう当てはまる同類のニートの方もいませんか?


少なくとも


「困難から逃げ続けている」


というのは刺さった人がけっこういると思うんですが、そうでもないですか?


まぁこういった話も1つの例であって絶対ではないので何とも言えないんですけどね。


最初に書いたように


100人いたら100パターンの理由がある


のがニート問題の難しさです。


というか人間に関する問題はすべてそうですね。


当てはまる人もいればそうじゃない人もいるように、型にはめて解決できるようなものではないからいつまでも長引くわけですし・・・


人間の問題を人間自身が解明するのは滅びるまで無理なのかもしれません。


最後に、私がニートになった理由を書いておくと


常に逃げ続けてきたから


という感じになりますね。


「頑張る時に頑張らないとこうなるよ」


というシンプルなメッセージを


「新参者のニート」と「ニート予備軍の若者」


に送って終わります。


人間、やるときゃやらんとね


じゃ、まだ希望がある方は頑張ってください。