人生詰んだニートのブログ

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【ニート将棋】投了されて詰みがあったと気付く【9手詰め】

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朝から自分の終盤力の低さに嫌になったニートです、こんにちは。

上図は、今朝「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に後手番で挑んだ一局の投了図です。

「ギリ詰まないから最後にそれっぽい王手を掛けて投了しよう・・・」

と思ったのが上図の△6七金 でした。

以下、▲8八玉 なら△7八成桂 から簡単に詰みますが、▲8七玉(下図)と逃げられたらちょっと足りないと思っていた所・・・

金を打った瞬間に投了され、冷静に読んでみたら詰みがあったことに気付きました。

もし実戦で▲8七玉 と逃げられていたら投了するつもりだったので、先に読み切っていた郷谷さんの強さに救われた感じですね。

勝ったけど勝った気がしない

という終盤力の低さが露呈した一局でした。


見えてなかった9手詰め

せっかくなので投了されるまで見えてなかった9手詰めを実戦詰将棋として出題します。

ここから持ち駒の銀を上手く使って詰ましてください。

答えは数行下に書きます。













では答えです。

上図以下、△7八銀(下図)

この銀打ちから玉を詰み形へ誘う好手順がありました。

上図以下、▲8八玉 △8九銀成(下図)

すぐに銀を捨てるのが見えなかった一手です。

▲8九同玉 は△7八成桂 までの詰みなので取れません。

上図以下、▲8七玉 △8八成銀(下図)

上へ逃げるしかありませんが、△8八成銀 と捨てるのが5手一組の好手順でした。

上図以下、▲8八同玉 △7八成桂(下図)

銀を犠牲に玉を8八へ誘えたので、△7八成桂 と寄ればあとは簡単な詰みですね。

上図以下、▲8七玉 △7七金(下図)

△7八銀 から△8八成銀 までの手順は「急所に玉を誘う手筋」として覚えておこうと思います。


ちなみに、△8九銀成 と捨てた所では△7九銀不成(下図)でも同じ理屈で詰みます。

以下、▲8九玉 なら△7八成桂 の詰みですし・・・

▲8七玉 なら△8八銀成 と捨てれば同じ手順で詰みますね。


おまけ:9手詰みになる前の寄せ

出題した9手詰めに至るまでは細かい読みが必要な形でした。

それが下図の局面です。

正しく応じられると詰みませんが、寄せ切ることが可能な形のようです。

最後にサラッと寄せ手順を書いておきます。

上図以下、△9六歩(下図)

まずはシンプルに歩を取って王手を掛けます。

▲9六同玉 なら△8四玉(下図)の開き王手で香車の利きを通せば詰みなので・・・

歩を取るなら▲9六同金(下図)ですが・・・

上図以下、△9六同角成(下図)

ズバッと角を切れば詰みます。

以下、▲9八玉 なら△9七歩 からバラして△9六歩(下図)と打てば詰み形です。

なので△9六同角成 は▲同玉(下図)と取りますが・・・

上図以下、△8四玉 ▲8七玉 △7七金打(下図)

△8四玉 の開き王手から△7七金打 と打てば、出題した9手詰めの形と合流します。


最初の△9六歩(下図)は玉でも金でも取れば詰むので・・・

最善は▲9八玉(下図)と引く手ですが・・・

それなら△7八成桂(下図)と寄っておけば後手玉は詰まず、先手玉は△8八成桂 からの詰めろになるため後手の勝ちになります。

寄せの段階でこれを読み切っていたらカッコイイんですが、あの9手詰めに気付かない棋力じゃ無理ですね。

この手の見えなさは致命傷だわ・・・

3手詰ハンドブックと5手詰ハンドブックを読み直す所からやり直しかな・・・