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【ぴよ将棋】vs ひよ蘭(四段)「先手番 三間飛車トマホーク」で攻略【Lv31】

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昨日の記事で

「Lv30 三段+」までしかないweb版の「ぴよ将棋w」の攻略

が一段落したので、今日から地道にアプリ版の高段を攻略していきます。

今回は「ぴよ将棋」の

Lv31 ひよ蘭(四段)

に「先手番 三間飛車トマホーク」でどうにか勝った一局です。

「ここからはしばらく停滞するな・・・」

という予感しかしない将棋をお楽しみください。


Lv30 ピヨ幸(三段+)と似た進行

先手が「私」、後手が「ひよ蘭(四段)」です。

上図は、先手のノーマル三間飛車に対し、△3三角 と持久戦の意志を示してきた所です。

ここから後手が穴熊に向かいながら

・△5四歩 を突けば「左銀速攻」

・△5四歩 を突かなければ「トマホーク」

に進めるのが私の中で定番化した手順です。

上図以下、▲6七銀 △1二香(下図)

web版の「Lv30 ぴよ幸(三段+)」と同じ早めの香上がりがきました。

ぴよ将棋はこの手順が好きなんでしょうか・・・

上図以下、▲1六歩 △2二玉 ▲1五歩 △5二金右(下図)

△5四歩 を突かずに穴熊に向かっているのでトマホークにいきます。

上図以下、▲5六銀 △1一玉 ▲4五銀 △8四飛 ▲1七桂(下図)

これで攻撃態勢は整いました。

後手がどう指すかで将棋の内容が変わります。


疑問の△4二角

トマホークの準備が整った上図。

ここまでは「ピヨ幸(三段+)」と同じ流れですが、ここで変化してきました。

上図以下、△2二銀(下図)

△2四歩 と桂跳ねを防げば同じだった所、シンプルに△2二銀 と囲ったので王道の一手から仕掛けます。

上図以下、▲2五桂 △2四角 ▲6五歩 △3二金(下図)

すぐ跳ねる▲2五桂 で端を狙うのが定番ですね。

今回はしっかり端をカバーした状態で囲われているので

「ここで▲1三桂成 は切らされちゃうかな?」

と思い、少し待機してみました。

上図以下、▲5八金左 △4二角(下図)

1手待った所、△4二角 と端の受けに効いていた角を引いたのでチャンス到来です。

上図以下、▲1三桂成 △同香 ▲1四歩 △同香(下図)

上図以下、▲1四同香 △1三歩 ▲同香成 △同桂 ▲1四歩(下図)

ここまでは定番の端攻めですね。

上図以下、△2一玉(下図)

もし「ピヨ幸(三段+)」と同じように△1二玉 と顔面受けをしてきたら

▲1八香 ~ ▲1三歩成 から銀を取って▲4一銀 の割り打ちを狙えば先手勝勢になる

という検討で知った手順を狙っていたんですが、それを察知してか「ひよ蘭」は△2一玉 と逃げました。

「ちょっと右辺だけだと攻めの継続が難しそう」

と感じたので左辺から動きます。


左辺の飛車を牽制する▲6六角

端だけに目がいきがちな上図から左辺の駒を活用します。

上図以下、▲6六角(下図)

この角上がりが「序盤に▲4五銀 △8四飛 の交換を入れたこと」で生まれたトマホークらしい一手です。

上図以下、△7四飛 ▲7五歩 △9四飛 ▲1三歩成(下図)

いつでも▲7四歩 で飛車の利きを止める権利を得てから▲1三歩成 と桂を取りました。

上図以下、△1三同銀 ▲9六歩 △3一香 ▲9五歩(下図)

そして▲9六歩 から飛車の捕獲を狙います。

△3一香 は疑問で、スムーズに▲9五歩 が決まって飛車の捕獲が確定しました。

上図以下、△5四桂 ▲5五角 △8四飛 ▲7六桂(下図)

端攻めで手にした桂・香を左辺で使うのが本などで見て感動した手順です。

上図以下、△8二飛 ▲8四香 △9二飛 ▲8三香成(下図)

これで飛車の捕獲が確定しました。


飛車得での寄せに入るけども・・・

飛車得が確定して勝勢になった上図。

ここから寄せに入ります。

上図以下、△3三角 ▲同角成 △同金 ▲5四銀(下図)

角交換で生じた△6六桂 の「飛車・金の両取り」をどうするか迷った末、思い切って銀で桂を取りました。

差が開いているので

「後手に分かりやすい攻め筋を残さない方針がいい」

と判断した感じですね。

上図以下、△5四同歩 ▲9二成香 △6九銀(下図)

割り打ちを食らいましたが、これは銀を持ち駒にできるので悪くありません。

上図以下、▲6八飛 △5八銀成 ▲同金 △9二香 ▲2五桂(下図)

▲2五桂 はずっと狙っていた両取りです。

ただ、Aperyは▲1四歩 と銀を叩いて細かく攻める方がいいと示していました。

先手陣はサッパリと手つかずなので急がなくてもよかったみたいですね。

上図以下、△2四銀 ▲3三桂成 △同銀 ▲4一角(下図)

これで寄り筋に入っているはずなんですが、この後の指し方にヌルさがあり長引きます。

上図以下、△4二金 ▲2三角成 △2二金 ▲2四銀(下図)

▲2四銀 が筋悪で、ここは▲1四銀 でした。

これなら玉頭に駒を残せて分かりやすい寄せになっていましたから・・・

この1手の緩みで馬が撤退する流れになります。

上図以下、△2四同銀 ▲同馬 △3三銀 ▲4六馬(下図)

まだ先手優勢とはいえ、あと一歩だった所で決め手を逃したのは痛いですね。

上図以下、△4四角 ▲8二飛 △9九角成 ▲6二飛成(下図)

しかし、すんなり▲6二飛成 と銀を取らせてくれたので一気に迫れました。

上図以下、△6六香 ▲1三銀 △6八香成 ▲同金 △6六飛(下図)

△6六香 の飛車取りを受けずに▲1三銀 と踏み込みます。

そして△6六飛 と打たれた上図で詰みがあるので、飛車を見捨てたからにはちゃんと読めてなければいけないんですが、これを読めてないのが私のおかしい所で・・・

上図以下、▲2二銀成 △同銀 ▲5六歩(下図)

と受けに回ったのが本譜の進行です。

決め所を2回も逃し、長引く終盤はまだ続きます。

ここで私が気付かなかった△6六飛(下図)の所での詰みを実戦詰将棋として出題するので、お時間のある方は解いてみてください。

答えは数行下の次の見出しで書きます。







実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲1二銀打(下図)

の王手から詰みます。

・△1二同金
・△3二玉

の2通りあるので、それぞれザっと手順を紹介します。


△1二同金 と取った場合

△1二同金(下図)と取った場合は・・・

上図以下、▲1二同銀不成 △同玉 ▲4二竜(下図)

ズバッと竜を切るのが好手です。

上図以下、△4二同銀 ▲1三金 △2一玉 ▲2二金打(下図)

あとは定番の頭金までの詰みですね。


△3二玉 と逃げた場合

△3二玉(下図)と逃げた場合は・・・

上図以下、▲2二銀成 △同銀 ▲2三金(下図)

この金打ちで玉をサッパリさせて詰みます。

上図以下、△2三同銀 ▲同銀成 △同玉 ▲2四銀(下図)

上から抑えれば詰みですね。

上図以下、△3二玉 ▲3三金 △2一玉 ▲2三香(下図)

これでどこへ逃げても▲2二香成 までの詰みです。

言われてみれば比較的容易な詰みだっただけに、これを逃してる内は高段の攻略はてこずりそうですね。


実戦のダラダラした寄せ

▲1二銀 の詰みを逃して▲5六歩 と受けに回った上図に局面を戻します。

将棋としてはもう終わっているので、ここから先は私がどんなヘボ寄せで勝ったのか気になる方のみご覧ください。

上図以下、△5三銀 ▲6一竜 △7六飛 ▲1六香(下図)

1回 飛車成りを受けず▲1六香 と打ち、寄せるための拠点を作ります。

上図以下、△1四歩 ▲7七銀(下図)

△1四歩 と受けてきたのでこちらも▲7七銀 と受けに回りました。

よく見たら9九の馬の利きが邪魔だったのもあり、無難な一手ですね。

上図以下、△1一香 ▲1三歩 △9六飛 ▲1四香 △8九馬(下図)

ようやく寄せます。

上図以下、▲1二金 △3二玉 ▲2二金 △同玉 ▲1二歩成(下図)

上図以下、△1二同香 ▲同香成(下図)

ここで「ひよ蘭」の投了となりました。

どうにか勝ちましたが、今回のような決めきれない将棋だと「四段+ ~ 五段」でしばらく停滞しそうです・・・


最後に

四段の「ひよ蘭」にトマホークで勝った一局でした。

大きな勝因は△4二角(下図)と引いたことで端攻めが成立した所だと思います。

記事にはしていない他のトマホークでの将棋でも△4二角 と引くことがあったので、このクセが 三段 ~ 四段 を攻略するポイントになるのかもしれませんね。