ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】

「30代職歴なしニートの闇」と「現実逃避としてやってる将棋」について書いているブログです

【ぴよ将棋】vs ひよの(六段)「ノーマル三間飛車」で挑む【△1四歩型 居飛車穴熊】

今回は「ぴよ将棋」の

Lv37 ひよの(六段)

に「先手番 ノーマル三間飛車」で挑み、1回目の挑戦で勝てた一局を紹介します。

見所は

・やや無理な攻めをしてきた六段の疑問手

・形勢が二転三転する中盤

・決め急いで逆転した終盤

の3つです。

局後にAperyで検討した最善手も書いていくので、六段を攻略するヒントになれば嬉しいです。


変則的な序盤?

先手が「私」、後手が「ひよの(六段)」です。

上図は、先手の三間飛車に対し、角道を開けない駒組みから早めの端歩を突いてきた所です。

あまり見たことのない序盤でいきなり前例のない戦いになっています。

上図以下、▲1六歩 △4二玉 ▲4八玉 △3四歩(下図)

引き角とか左美濃とかにするのかと思っていたら△3四歩 と角道を開けてきたので普通の将棋になりました。

上図以下、▲6六歩 △3二玉 ▲3八銀 △3三角(下図)

△1四歩 を突いた形で△3三角 と持久戦を匂わせてきたので「左美濃模様かな?」と思っていたら・・・

上図以下、▲6七銀 △2二玉 ▲5八金左 △1二香(下図)

△1二香 と穴熊を宣言してきました。

△1四歩 と突いている場合、▲1三桂成 と飛び込む端攻めが難しく、いつものトマホークが使いにくいです。

「どうしたもんかな・・・」

と駒組みの方向性を悩まされる序盤になりました。


やや疑問だった「ひよの」の石田流への対応

この形ではちょっとトマホークが難しいので王道の石田流を目指しました。

上図以下、▲3九玉 △1一玉 ▲2八玉 △2二銀 ▲7五歩(下図)

シンプルに玉を囲い、▲7五歩 から左辺の戦いを狙います。

上図以下、△6四歩 ▲6八角 △6五歩(下図)

「すんなり石田流にはさせねぇぞ」

と言わんばかりに▲6八角 と引いたスキを突き、いきなり△6五歩 と仕掛けられました。

対応を間違えれば終わりなので緊張感が走りましたね。

上図以下、▲7六飛 △6六歩 ▲同銀 △8六歩(下図)

飛車と銀が動きにくく、ちょっと縛られた感じがあって

「失敗したかな・・・」

と思っていたら、△8六歩 からの攻めがやや疑問だったらしくちょっとだけ先手持ちの形勢になります。

上図以下、▲8六同歩 △8八歩 ▲7七桂 △8九歩成(下図)

△8八歩 からのやり取りは先手の桂馬を働かせてしまう所がイマイチで、評価値としては+150点くらい先手に振れました。

まだまだ勝負はこれからですが、六段でも序盤から小さなミスをすることがあるのは希望になりますね。


筋悪で有利を保てない・・・

やや先手持ちとはいえ微差なので私の棋力では有利を拡大できませんでした。

ここからの疑問続きの応手をご覧ください。

上図以下、▲5六歩 △9九と ▲4六角(下図)

▲4六角 が最初の筋悪です。

ここは先に▲7四歩 と突いてから▲4六角 を狙うのが正しかったようです。

上図以下、△4四香 ▲5七角 △9八と ▲8五歩(下図)

すぐに△4四香 から角を目標にされてイマイチな流れになっています。

ただ、この先に「あえて香車を打たせた」と言える展開もあったので、その手を読めていれば▲4六角 は誘いの一手として好手だったかもしれません。

上図以下、△9七と ▲8六飛 △3一金 ▲8四歩(下図)

モタモタしてる間に9九にいた「と金」がジワジワ働きだしてきました。

どうにか「と金」が活躍する前に早い攻めをしたい所です。

上図以下、△7二金 ▲4六歩 △2四角(下図)

ここが大きな分岐点で、もし▲5五銀 と香車を取りにいきながら4六の地点を受けていれば先手ペースだったようです。

香車が手に入れば▲8三香 と打ち込む手が厳しく、

「さっき▲4六角 と出たのは、この香取りを誘うための罠だった」

という感じで

「あえて香車を打たせた」

と言っても過言じゃない流れでしたから。

「疑問だったはずの一手が好手になっている・・・」

という漫画のような展開になっていたかもしれません。

しかし、私が指したのは・・・

上図以下、▲4七金(下図)

平凡に受ける▲4七金 でした・・・

何事もなく後手に手番が渡ってしまい、形勢は微妙になっています。


ひよのにも悪手が出る

▲5五銀 の決め手を逃した上図。

しかし、ここで「ひよの」も悪手を指してきて形勢は先手有利になりました。

上図以下、△8七歩(下図)

この△8七歩 は重く、歩切れにもなるので一手パス以上の悪手だったようです。

上図以下、▲6五桂 △9六と ▲8五飛 △9四歩(下図)

▲6五桂 から急に先手の駒が働きだして+600点という悪くない形勢になっています。

上図で▲7四歩 と指していれば先手有利のまま終盤に入れたんですが・・・

上図以下、▲6三歩(下図)

ちょっと欲張った▲6三歩 がイマイチで優勢を保てませんでした。

上図以下、△6三同銀 ▲5三桂成 △9三桂(下図)

急所に桂馬を成り込んでもさすがに飛車を捕獲されたのはマズく、形勢は詰まっています。

悪手だった△8七歩 を活かしてしまう最悪の展開ですね。

上図以下、▲8三歩成 △同金 ▲同飛成 △同飛 ▲4三成桂(下図)

仕方ないので▲8三歩成 から金と刺し違えて、少しでも玉に迫ろうと▲6三成桂 と銀を取らず▲4三成桂 と玉に近い方へ寄りました。

上図以下、△4六香 ▲同金 △5四銀 ▲4四成桂(下図)

△5四銀 に▲4四成桂 と引いたのが悪く、形勢は後手持ちの互角になっています。

ここは▲4四歩 と成桂に紐をつけて4三に留めておく方がよかったようです。

こういった形勢を損ねる手を続け、どんどん危うくなる終盤に突入します。


筋悪で形勢が開いていく終盤

上図以下、△6五歩 ▲5四成桂 △6六歩 ▲2六香(下図)

成桂が後手玉から離れていき、プレッシャーが薄まっています。

どうにか食らいつこうと▲2六香 から玉頭へ狙いを定めますが・・・

上図以下、△6七歩成 ▲2四香 △5七と ▲4三成桂(下図)

△5七と が絶好で穴熊の遠さが活きる終盤になっています。

ここで△4八銀 と打たれていたら後手優勢だったようですが・・・

上図以下、△4八歩 ▲3九金 △4九歩成 ▲同金 △2四歩(下図)

△4八歩 から成り捨てて一歩損してから△2四歩 と手を戻したので先手にもチャンスがきています。

上図以下、▲5五角(下図)

しかし、▲5五角 がイマイチでチャンスを掴めません。

ここは▲3二金 と貼りつくのが最善でした。

上図以下、△4八歩 ▲3九金 △5四銀(下図)

△5四銀 と急所の攻め駒の両取りを食らって厳しいです。

悪いなりに形勢を保つなら▲2二角成 と切り、▲4四成桂 と引くのが最善でしたが・・・

上図以下、▲3二銀 △5五銀 ▲同歩 △6五角(下図)

成桂を守りつつ穴熊に食らいつく▲3二銀 がイマイチで、△6五角 と絶好の角打ちが生じました。

上図以下、▲5四銀 △3八角成(下図)

穴熊に食らいつくことを優先して▲5四銀 と成桂を守った手が悪手で、△3八角成 から後手勝勢になっています。


決め急いで逆転する

先手玉が寄り筋に入ってしまった上図ですが、ここから粘ります。

上図以下、▲3八同金 △4九銀 ▲3九金打(下図)

▲3九金打 は攻め駒が減って気が進みませんが、詰んだら終わりなので仕方ないですね。

上図以下、△3八銀不成 ▲同金 △4九角 ▲3一銀不成(下図)

とりあえず▲3一銀不成 で1枚剥がして様子を見たら・・・

上図以下、△3八角成 ▲同玉 △3一銀(下図)

△3八角成 と角を切ってから△3一銀 と手を戻してきたのでチャンスが訪れました。

上図以下、▲4四角 △2二銀打 ▲2三金(下図)

局後の検討で▲2三金 は▲3二銀 の方がよかったと示されましたが、これでもどうにかなりました。

△3八角成 と決め急いで角を渡したことで寄り筋になっています。

上図以下、△4九歩成 ▲2二金 △同銀 ▲同角成(下図)

△4九歩成 と指して詰めろを受けなかったので・・・

上図以下、△2二同玉 ▲3一角(下図)

手に入れた角を打って詰み、ここで「ひよの」の投了となりました。

以下、どこに逃げても銀打ちで詰むので△3一同玉(下図)とを取るくらいですが・・・

上図以下、▲3二銀 △2二玉 ▲2三銀打 △1三玉 ▲2二銀打(下図)

とベタベタ銀を打っていけばピッタリ詰みます。

まさか六段が不用意な角切りをしてくるとは・・・

最後まで頑張ってみるもんですね。


最後に

六段ともなるとつい怯えがちですが、

・△8八歩(下図)のような微妙な攻め


・△3八角成(下図)という終盤のミス

があったりするので、怖がらずに自分の形勢判断を信じて冷静に読むのも大切ですね。

ここでも30連敗くらいするのを覚悟してたのに1局目で勝てたのは嬉しかったです。

この調子であと3匹いる六段のひよこもどうにか攻略したいですね。