今回は「ぴよ将棋w」の
Lv4 ピヨ之(13級)
に「先手番中飛車」で挑み、29手で倒した一局を紹介します。
見所は
・受けミスったら終わりの▲5五同角
・29手で終局
の2つです。
13級を攻略する一例としてお楽しみください。
中飛車定番の一手トン死を狙うと・・・
先手が「私」、後手が「ピヨ之(13級)」です。初手から、▲5六歩 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩(下図)
シンプルな居飛車を宣言するスタートでした。
上図以下、▲7七角 △5四歩 ▲5八飛 △6二銀(下図)
角道を開けない△6二銀 だったので・・・
上図以下、▲5五歩 △同歩 ▲同角(下図)
中飛車ならではの一手トン死を狙う5筋の一歩交換をしてみました。
▲5五同角 は詰めろなので、もし△8六歩(下図)などと指してしまうと・・・
上図以下、▲3三角成(下図)
両王手になる▲3三角成 で詰んでしまいます。
実戦はこの手を察知して△4二金(下図)と角の王手を防ぎましたが・・・
これは受けになってませんでした。
勝負を決める強烈な一手があります。
王手飛車で勝勢に
角がどけば5八の飛車で王手が掛かるので・・・
上図以下、▲7三角成(下図)
▲7三角成 とこちらに成ればキレイな王手飛車です。
上図以下、△5三歩 ▲8二馬(下図)
序盤早々に飛車をタダ取りして勝ちになりました。
29手で終局
ここから短手数で終わります。
上図以下、△7三桂 ▲8一飛 △4一金 ▲7二馬(下図)
△7三桂 と跳ねたので▲8一飛 と良い位置に飛車を打てました。
▲7二馬 と寄れば受けが難しいですね。
上図以下、△3二銀 ▲6一飛成(下図)
飛車の王手で迫り・・・
上図以下、△4二玉 ▲6二竜 △5二金(下図)
△5二金 と受けたので詰みました。
上図以下、▲5三飛成(下図)
5八の飛車が働く気持ちのいい王手から・・・
上図以下、△3一玉 ▲4二金(下図)
数で迫る▲4二金 を打てば・・・
上図以下、△4二同金 ▲同竜寄(下図)
最終的には竜2枚で迫る詰みになります。
ここでピヨ之の投了となりました。
最後に
13級にちょっとした罠を仕掛けたら成立した一局でした。今回の▲5五同角(下図)は▲3三角成 の詰みを狙った怖い一手ですが・・・
上図以下、△4二玉(下図)
飛車筋をかわす△4二玉 と指せば大丈夫です。
低級のひよこは受けを間違えることがあるので狙ってみると楽勝パターンに持ち込めるかもしれません。
今回のように進んだ時はお試しください。