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【ぴよ将棋w】vs ピヨ幸(三段+)「三間飛車トマホーク」で攻略【Lv30】

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今回は、2022年5月23日現在、web版の「ぴよ将棋w」のラスボス的存在

Lv30 ピヨ幸(三段+)

に「三間飛車トマホーク」で挑み、どうにか勝利した一局を紹介します。

ここまで3記事ほど敗戦の反省と共に役立ちそうな手順を紹介してきましたが、ようやく勝った上での攻略記事を書ける日がきました。

私が指したちょっとヌルいトマホークですが、

「勝ちパターンに入れば三段 相手でもどうにかなる」

希望みたいなものを感じてもらえれば嬉しいです。


△5四歩 を突くまで▲4八玉 で待機する

先手が「私」、後手が「ピヨ幸(三段+)」です。

上図は、先手のノーマル三間飛車に対し、△3三角 と持久戦の意志を見せてきた所です。

こうなった場合、▲4八玉 の形で待機して

・△5四歩 を突いたら「左銀速攻」

・△5三歩型 のまま穴熊にいったら「トマホーク」

という感じで様子を見るのが今のパターンです。

上図以下、▲6七銀(下図)

とりあえず△3三角 には▲6七銀 と上がり、▲5六銀 から角頭の歩を狙う早い攻めも視野に入れます。

上図以下、△1二香 ▲1六歩 △5二金右 ▲1五歩(下図)

ちょっと早い△1二香 ですが、穴熊と確定したわけじゃないので端攻めを含みに▲1五歩 まで伸ばして待機するのが無難です。

ここで後手がどう指すかで先手の方針が決まります。

上図以下、△2二玉 ▲5六銀(下図)

△5四歩 と突いてくれば▲2八玉 まで玉を囲ってから▲5六銀 と出る「左銀速攻」の予定でしたが、△2二玉 と穴熊に向かったので「トマホーク」でいくことにしました。

上図以下、△1一玉 ▲4五銀 △8四飛 ▲1七桂(下図)

△8四飛 と受けさせ、▲1七桂 と端に跳ねれば準備完了です。


△2四歩 と受ける形へのトマホーク

次に▲2五桂 からの速攻を狙っている上図。

ここで前に対局した「きのあ将棋」の「test-robo-強さ200」と同じ対応をしてきました。

上図以下、△2四歩(下図)

シンプルに▲2五桂 を飛ばせない一手ですが、これにはすぐに攻勢を取ります。

上図以下、▲2六歩 △3二金 ▲2五歩(下図)

速攻が命なので素早く桂を活用するために▲2五歩 と突っかけるのが大切です。

上図以下、△2二銀 ▲2四歩(下図)

▲2四歩 と後手の急所に歩を進めましたが、ここで△3五歩(下図)とされていたら難しかったようです。

上図以下、▲2五桂 △2四飛 ▲2六歩(下図)

と進めるのがAperyの推奨で、▲3三桂成 と角を取らずに▲2六歩 で桂馬を残す方がいいという判断でした。

ハイレベル過ぎてついていけない展開ですね。


疑問の△4二角

▲2四歩 と後手玉に圧力を掛けた上図。

ここで△3五歩 だと難しかったんですが、実戦は△2四同角(下図)と指してきたので先手の右桂が普通に使える形になりました。

上図以下、▲2五桂 △4二角 ▲6五歩(下図)

△4二角 は疑問手でした。

急所に桂馬が残り、▲6五歩 で角筋も通せたので先手の言い分が通る形になっています。

ちなみに、△4二角 の所では△4四歩(下図)と突くのがApery推奨の一手でした。

上図以下、▲3四銀 △3三歩 ▲2三歩(下図)

上図以下、△3四歩 ▲2二歩成 △同玉 ▲6五歩(下図)

と進めるのが一例です。

もしこう進んでいたらちょっと攻めが一段落しかけていて難しかったかもしれません。


定番の端攻めへ

局面を戻します。

上図は、後手が△4二角 と引いた手に対し▲6五歩 と角筋を通した所です。

ここから「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級)」の攻略と似た手順に進みます。

上図以下、△2四歩 ▲1三桂成(下図)

△2四歩 の催促には▲1三桂成 から端攻めを開始するのが定番ですね。

上図以下、△1三同香 ▲1四歩 △同香 ▲同香(下図)

上図以下、△1三歩 ▲同香成 △同桂 ▲1四歩(下図)

この辺まではよく見る手順です。

上図以下、△1二玉(下図)

△1二玉 は角筋を避けながら弱い端を玉で受ける「顔面受け」で、形によってはギリギリ凌ぐ好手だったりしますが・・・

序盤に△5二金右 と囲った場合、次のような手順がありました。

上図以下、▲1八香 △2五桂 ▲1三歩成(下図)

▲1三歩成 からムリヤリ銀をもぎ取り・・・

上図以下、△1三同銀 ▲同香成 △同玉 ▲4一銀(下図)

と「割り打ちの銀」を打てば先手勝勢(2200点)です。

この形ならではのスキで、これが指せていれば早い勝利だったようです。

中終盤ヘタレな私がこんな手に気付くわけもなく・・・

実戦は▲1八香 ではなく▲1三歩成(下図)と普通に桂を取りました。

これは△1二玉 の顔面受けを立てる一手で、劣勢寄りのコメントだったピヨ幸が「互角ピヨ」と元気を取り戻していました。

上図以下、△1三同銀(下図)

となって攻めが止まってしまった感がありますね。


左辺から動く

上図は、先手がちょっと攻め損ねた感のある局面です。

ヘタに玉頭に手を付けると本当に攻めが切れそうなので、左辺から動いてみました。

上図以下、▲6六角 △7四飛 ▲7五歩 △9四飛(下図)

▲6六角 から飛車を牽制するのもトマホーク定番の一手です。

いつでも▲7四歩 から飛車交換や飛車筋を止めることを権利にして攻め幅を広げます。

上図以下、▲7四歩 △8六歩 ▲同歩 △9五飛(下図)

今回は4五の銀を▲3四銀 と攻めに使うのが急務と判断し、すぐに▲7四歩 といきました。

「後手の飛車筋が止まればいけるかな?」

と思っていた所、△8六歩 ~ △9五飛 という初めての反撃を受け、次の一手で形勢が変わる勝負所を迎えています。

上図以下、▲8五桂(下図)

▲7七桂 で△6五飛 を防ぎ、▲9六歩 から飛車を取りにいく手も考えましたが、怖かったので▲8五桂 とガッチリ止めました。

上図以下、△5四桂 ▲5五角 △3三角(下図)

いけそうだけど後手も息を吹き返しつつあり、微妙な不安に襲われています。

上図以下、▲3三同角成 △同金 ▲1四歩(下図)

取れば▲4一角 の両取りになる▲1四歩 で良い感じに手をつけられました。

上図以下、△2二銀 ▲1九香 △6七角 ▲5六角(下図)

お互いに角打ちのスキがあり、△6七角 は気になっていた一手です。

これには▲5六角 と打ち返し、角を取ってくれば▲同銀 と取って攻めの銀を受けに使うつもりでした。

上図以下、△7八角成 ▲同角 △7五香 ▲3四銀(下図)

本譜は△7八角成 と飛車を取って△7五香 で角を狙ってきましたが、

「角が生きている内に攻め切ろう」

と思い、▲3四銀 と突っ込んだので寄せ合いに突入しました。


なんか甘い寄せ

上図は、終盤の勝負所を迎えている局面です。

ここから寄せ切れそうで寄せ切れない読みの甘さが出ました。

上図以下、△7八香成 ▲3三銀成 △同銀 ▲1三歩成(下図)

「歩成りが入れば寄るよね?」

くらいの感じだったんですが、ここは▲3二角 と歩成りを残して玉を縛った方がよかったみたいです。

上図以下、△2一玉 ▲2三と △4二金(下図)

ここにきて意外と寄せにくいことに気付き、10分くらいの長考に沈みます・・・

「もし5筋方面に逃がしたらマズイことになる・・・」

と考えに考えた末、挟撃の一手が見えました。

上図以下、▲1二香成 △3一玉 ▲5二角(下図)

「これでダメならしょうがない」

くらいの気持ちで▲5二角 を打ちました。

上手い受けがあったら読み負けを認めて投了しようと・・・

上図以下、△4一金 ▲3三と(下図)

△4一金 は▲同角成 と取るとちょっと逃げられそうですが、▲3三と で改めて縛れば大丈夫でした。

上図以下、△6八飛 ▲同金(下図)

と1回王手が来たあと、「ピヨ幸」の投了となりました。

三段に入った途端 急に勝てなくなり、ここまで

10連敗

くらいしてたので、ようやく勝利を掴めてホッとしましたよ。

1勝するのにここまで掛かるなんて・・・

本当に厳しい道のりでした・・・


最後に

web版のラスボス「ピヨ幸(三段+)」にようやく勝利しました。

これで「ぴよ将棋w」の攻略は一段落しましたね。

私にとっては「ぴよ将棋」の三段が大きな壁なので、あとはゆっくり時間を掛けてアプリ版の「四段 ~ 六段」に勝てるように頑張っていこうと思います。