人生詰んだニートのブログ

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【ぴよ将棋w】vs ピヨ士(4級)53手で終わった「相掛かり」の一局【Lv14】

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今回は「ぴよ将棋w」の

Lv14 ピヨ士(4級)

に「相掛かり」で挑んだ一局を紹介します。

見所は

・ドキッとする△2六歩

・急所を叩く焦点の歩

・簡単な実戦詰将棋

です。

53手の短手数で4級を攻略した一例としてお楽しみください。


飛車の捕獲を狙う△2六歩

先手が「私」、後手が「ピヨ士(4級)」です。

上図は、先手の私が「相掛かり早繰り銀」に組み、後手が△4四角 の形で▲3五歩 の仕掛けを受けている局面です。

誘われているような気がしますが、とりあえず一歩交換にいったらドキッとする手を打たれました。

上図以下、▲2四歩 △同歩 ▲同飛 △2六歩(下図)

飛車の捕獲を狙う△2六歩 がたまに見る手筋ですね。

このまま△2三銀 ~ △3三桂 を許すと負けなんですが、この形では対処手段があったので助かりました。

上図以下、▲3五歩(下図)

角筋を止める▲3五歩 がその一手です。

上図以下、△3五同歩 ▲2六飛(下図)

無難に▲2六飛 と引き上げれば平和な局面に戻りました。

ちなみに、▲2六飛 の所では▲3五同銀(下図)と出る手もあったようです。

銀を取ってくれれば▲8四飛 と飛車を取って先手優勢ですが・・・

上図以下、△7二銀 ▲4四銀 △同飛 ▲3四歩(下図)

と進めるのがAperyが示した一例で、ちょっとミスると危ない展開だったようです。

上図以下、△4七飛成 ▲7六歩 △3三歩 ▲同歩成 △同桂(下図)

ここですぐ▲3四歩 と桂馬を狙うと△4九竜 ▲同玉 △4七銀(下図)の寄せがちょっと怖いので・・・

先に▲5八角(下図)と竜に当てて受けるのが正着です。

上図以下、△2七竜 ▲3四歩(下図)

竜を追ってから▲3四歩 と打てば先手が600点くらい有利というのが結論でした。

ちょっと激しめの変化なので、本譜の▲2六飛 の方が穏やかでいいと思います。


急所を叩く焦点の歩

上図は、▲2六飛 から落ち着いた駒組みが続いた所です。

先手陣は整ったのでそろそろ攻めにいってもいいタイミングですね。

上図以下、▲4四角 △同歩 ▲8八銀 △3六歩(下図)

角交換から▲8八銀 と固めましたが、ここでは急所の一手がありました。

実戦は数手後に気付いて指したのでもう少し局面を進めます。

上図以下、▲3五銀 △1四歩 ▲3三歩(下図)

▲3三歩 がずっとAperyが推奨していた一手です。

この一手で後手の左辺は受けが難しかったみたいですね。

△3一金 と引けば▲2三角 と打ち込んで攻めが続きますし・・・

△3三同銀 は▲2一飛成 で先手の狙い通りなので、本譜は△3三同桂(下図)と取ってきましたが・・・

上図以下、▲3四歩(下図)

と桂頭を狙えば先手優勢です。

もし△2五歩(下図)と飛車を止めてきたら・・・

上図以下、▲3三歩成 △2六歩 ▲3二と △同玉 ▲6一角(下図)

と飛車を見捨てて迫れば先手勝勢です。

上図以下、△4一玉 ▲3四銀 △5一玉 ▲7二角成(下図)

▲3四銀 ~ ▲7二角成 でジワリと包囲して・・・

上図以下、△4五歩 ▲6一金 △4二玉 ▲6二金(下図)

上図以下、△6二同金 ▲同馬 △3四飛 ▲2五金(下図)

▲2五金 で上から押さえるようにすれば寄ります。

本譜は▲3四歩 に△4五桂(下図)と逃げたので・・・

上図以下、▲3三歩成 △同銀 ▲2一飛成(下図)

と進んであっさり先手勝勢になりました。


実戦詰将棋

上図は、▲2一飛成 に△3一金 と引いて受けた所です。

しかし、これは受けになっておらず詰みがありました。

最後に実戦詰将棋として出題するので、お時間のある方は解いてみてください。

答えは数行下に書きます。













では答えです。

上図以下、▲2三角(下図)

離して角を打てば詰みます。

△3二角 と合駒すると▲同角成 △5一玉 ▲3一竜 の詰みなので△4二玉(下図)と逃げますが・・・

上図以下、▲3一竜(下図)

竜で金を取るのが気持ちいい一手ですね。

△3一同玉 なら▲3二金 の頭金で詰みです。

上図以下、△4三玉 ▲3二角成(下図)

△4三玉 と逃げても▲3二角成 が5四への脱出を防ぐピッタリした一手で詰みます。

ここでピヨ士の投了となりました。


最後に

本局で指された△2六歩(下図)は、相掛かりでは気を付けなければいけない一手です。

本局はたまたま▲3五歩 が受けになってよかったですよ。

飛車を捕獲されたら終わりなので△4四角 と上がった形では要警戒ですね。

似た変化で罠にハマらないように気を付けてください。