人生詰んだニートのブログ

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【次の一手14】ひよね(四段+)の四間飛車に左銀急戦で挑む デメリットが目立った☖4二金上【玉頭銀への攻め方】

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今回は「ぴよ将棋」の

Lv29 ひよね(四段+)

の「先手番 四間飛車」に、昔ながらの「左銀急戦」(下図)で挑んた一局を振り返ります。

見所は

・金上がりは疑問?

・玉頭銀への攻め筋

・税金未払いを咎める反撃

・攻め急がない冷静な一手

の4つです。

AIに指摘されたポイントの局面を「次の一手」として出題していくので、実戦感覚でお楽しみください。


第1問 金上がりは疑問?

上図は、先手の四間飛車に対し、昔ながらの左銀急戦に組んだ所です。

まだ序盤なので手が広いですが、後手がどう指すかで展開が変わってきます。

何を指しても一局に見える中、実戦で指した☖4二金上 だけはAIが疑問手と示し、評価値が少し先手に振れました。

先の展開を見ると

玉頭を厚くするメリット

と引き換えに

角筋に入って質駒になるデメリットの方が大きい

と判断しているのかもしれません。

この辺の説明は難しいんですが、小さな違いが勝敗に直結する急戦では、確証もないのに形を決めるのは得策ではないようです。

そうなると、ここは無難な一手で様子を見る方が勝ります。

形は決めず、仕掛けの前に後手の反撃を消しておく一手を考えてください。

答えは数行下にあります。








第1問の答え

正解は☖9四歩(下図)でした。

俗に「居飛車の税金」と呼ばれる一手ですね。

一手パスに見えますが、この歩を突いておかないと、後で☗9五角 と逃げる手が残り

左辺の牽制から攻めを防がれたり・・・

銀と刺し違えて損を抑えられたり・・・

振り飛車に紛れの余地を与えてしまいます。

居飛車の攻めは角を目標にしているので、その角を簡単に捌かれる展開は避けないといけません。

弱点の角頭を負担にさせるためにも、前もって捌く手を消すのが急所になります。

☖9四歩 は損に見えて、実は費やす必要がある一手だったんです。

そういった点から「税金」と例えられたのかもしれません。


第2問 玉頭銀への攻め筋

本譜は☖9四歩 ではなく☖4二金上 を選び、先手は☗5六銀(下図)と指してきました。

居飛車の玉頭の歩を狙う「玉頭銀」と呼ばれる一手ですね。

メジャーな攻め筋ですが、AIの評価値は後手持ちの互角(-100点前後)を示しているので、居飛車にとっては悪くない流れです。

☗5六銀 は仕掛けのチャンス。

先手陣の薄みを突くスピード感のある攻めを狙ってください。

どう仕掛けるのがいいでしょうか。

答えは数行下にあります。








第2問の答え

正解は☖7五歩(下図)の突き捨てから・・・

上図以下、☗7五同歩 ☖6四銀(下図)

銀を出る手でした。

☖7五銀 の進路を作ってから出るのがポイントですね。

このまま☖7五銀 の一歩得から☖7六歩 や☖8六歩 と攻められたら先手が苦しいので・・・

上図以下、☗7四歩(下図)

歩をかわすのが受けの手筋です。

上図以下、☖7五銀(下図)

歩は取れなくても銀を出て☖8六歩 を狙います。

ここまでが定番の流れですね。

この時、☖9四歩 の「居飛車の税金」を払わなかったのが祟り、先手に反撃の余地を与えていました。

続きは第3問で。


第3問 税金未払いを咎める反撃

ここが先手の分岐点です。

最善手だけ互角(±50点)、他は後手有利(-300点)を示しています。

税金未払いのスキを突く好手を考えてください。

答えは数行下にあります。








第3問の答え

正解は☗9五角(下図)でした。

第1問で触れた「☗9五角 と逃げる手」が互角を保つ好手です。

こうなると

・攻めの目標だった角を逃げながら左辺を牽制している

・場合によっては☗6二角成 で銀と刺し違えられる

・☗7四歩 が有効な拠点になっている

など先手の利が多く、互角とはいえ後手が面白くないですね。

☖9四歩 を突いて☗9五角 を防いでおけばよかった・・・

と後悔するしかなく

☖4二金上 は疑問手

と言われた意味が刺さり過ぎています。

ただ、互角なので気を取り直して最善を尽くせば大丈夫です。

上図以下、☖8四銀(下図)

銀を引き、先ほど挙げた先手の利をカバーするのが推奨手でした。

上図以下、☗7七角 ☖8六歩(下図)

☗7七角 に☖7五銀 は☗9五角 と戻られて千日手模様。

後手が指せると判断するなら☖8六歩 から攻めるのが筋です。

以下、☗同歩 は☖7五銀 で棒銀の理想形になるので・・・

上図以下、☗8六同角 ☖8五銀(下図)

角で取るのが正着です。

そこで銀を出るのが筋ですが、ここでも☖4二金上 がマイナスに働きます。

上図以下、☗4二角成(下図)

この角切りが金を上がったせいで生じた反撃です。

「攻めの目標だった角」が「大切な金」と交換されてしまい・・・

上図以下、☖4二同金(下図)

玉が薄くなった上に攻めを空振った感のある居飛車不満の流れです。

次に☖7四銀 と歩を回収できれば後手も悪くないですが、AI推奨の

・☗6五銀
・☗7八飛

で防がれると難しい戦いが続きます。

指し方を間違えると居飛車負けになるため、形勢を保つ参考例として少し触れておきます。


☖4二同金 に☗6五銀 の変化
銀を活用して☗6五銀(下図)と歩を守った場合は・・・

すぐさま銀に働きかけ・・・

上図以下、☖6四歩(下図)

歩の回収を急ぎます。

以下、☗同銀 や☗5四銀 なら☖7四銀 と歩を取って左辺の嫌味を消しておけば後手ペースです。

上図以下、☗7三歩成 ☖同銀 ☗5四銀(下図)

歩を成り捨てて銀を左辺に誘い、守備力の弱まった中央から攻めるのが最善ですが・・・

上図以下、☖7四銀引 ☗5三金 ☖5二歩(下図)

丁寧に受けておけば互角を保てます。

以下、☗4二金 ☖同玉 ☗7七金 と辛抱されてこれからの将棋です。


☖4二同金 に☗7八飛 の変化
飛車を使って歩を守る☗7八飛(下図)には・・・

こちらも飛車の活用を急ぎ・・・

上図以下、☖9四銀(下図)

銀を引いて☖8七飛成 を狙います。

上図以下、☗7七飛 ☖6六角(下図)

飛車で受けるのが一例ですが、角を出るのが形勢を保つ一手です。

ここからは色々あって難しいため、ちょっと気になった飛車成りを狙う手のみ紹介します。

上図以下、☗7三歩成 ☖同銀 ☗6七飛(下図)

歩の成り捨てで「6三」を薄くして飛車を寄るのが怖い一手ですが・・・

上図以下、☖9九角成 ☗6三飛成 ☖6二歩(下図)

竜を作られても歩で受けておけば後手有利です。

以下、☗5四竜 なら☖5二香 があり・・・

☗6九竜 のように真っすぐ引いた場合は☖6三香 と竜を責め・・・

左辺を破られないように丁寧に指せば後手充分です。


第4問 攻め急がない冷静な一手

実戦は☖7五銀 に☗9五角 ではなく☗6九飛(下図)と引いたので・・・

定番の筋から・・・

上図以下、☖8六歩 ☗同歩 ☖同銀 ☗5九角(下図)

銀を捌くことに成功しました。

上図の☗5九角 と引かれた所が第4問です。

評価値は後手有利(-400点)を示していても、☗6九飛 と桂に紐を付けた手が受けに利いていて簡単にはいきません。

まずは左辺で優位を築きたいんですが、どう指せばいいでしょうか。

・「8六の銀」の使い方

・ポイントを稼いだ後の落ち着いた一手

を考えてみてください。

答えは数行下にあります。








第4問の答え

正解は☖7五銀(下図)と引く手でした。

軽く竜を作りにいくのが良かったようです。

以下、☗8六歩 なら☖同銀 と取って歩得し、もう1度☗7五銀 を見せればいいですし・・・

☗9五角 なら☖8八飛成 と竜を作って後手有利(-700点)です。

なので先手としては左辺を軽く流し・・・

上図以下、☗4五銀 ☖8七飛成(下図)

玉頭方面へプレッシャーを掛ける方が勝ります。

☖8九飛成 と桂を取れないので後手から早い攻めがない利点を活かす感じですね。

後手はとりあえず☖8七飛成 と竜を作っておきます。

上図以下、☗3四銀 ☖8四竜(下図)

☗3四銀 に☖7八竜 と飛車取りに入っても☗6八金 と飛車交換を歓迎されて意味がないので・・・

☖8四竜 と引き上げるのが冷静な一手です。

先手にも早い攻めがないので

☖7四竜 と歩を回収してジックリ押さえ込めば勝ち

というのがAIの判断のようです。

敵陣に迫ることばかり考えていたので、☖8四竜 と引き上げるのが浮かびにくい手でした。


ちなみに、実戦は☖7五銀 ではなく☖8七銀成(下図)と指しました。

これはこれで悪くないんですが、成銀の活用が難しく重い攻め方になります。

上図以下、☗6七銀 ☖8八成銀(下図)

ジッと成銀を入り、☖8七飛成 を狙うのが最善です。

8筋を破っても釈然としないこの重さ・・・

最善と言われても疑ってしまいます。

有利なんだからもっと分かりやすい攻めがあるはず

みたいに早い攻めを求めてしまう私には指せない一手です。

本譜は☖8八成銀 ではなく☖6四歩(下図)と指したので・・・

☗9五角 ~ ☗6二角成 の強襲を許し、先手も指せる流れになってしまいました。

モタモタした攻めが最善になる☗6九飛 は、攻めを遅らせる実戦的な受け方かもしれません。


最後に

ぴよ将棋で四間飛車をやられた時に「左銀急戦」でいくと・・・

けっこうな確率で☗5六銀(下図)の玉頭銀をやってくる気がします。

今回のように☖9四歩 を指さないと☗9五角(下図)の反撃を受けますが・・・

それさえケアすれば☖7五歩(下図)の突き捨てから定番の攻めが決まりやすいので・・・

1つの攻略パターンになるかもしれません。

第1問で触れたように、☖4二金上 よりも☖9四歩(下図)を優先し・・・

☗9五角 を消しながら☗5六銀 を待つのは有力だと思います。

もし玉頭銀をやってきたらチャンス到来ですから。

序盤の小さな差に気を付けて勝ちパターンに持ち込めば高段にも勝てるかもしれません。

昔ながらの急戦党の方はお試しください。