人生詰んだニートのブログ

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【次の一手30】ぴよ将棋の「ひよか(5級)」の左美濃を破る

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今回は、ぴよ将棋の

Lv13 ひよか(5級)

に先手番で挑み「雁木 vs 左美濃」(下図)になった一局を題材に・・・

5級に勝つ次の一手

として急所の局面を5問に分けて出題します。

5級ならではのミスを咎めて勝ち切る練習にどうぞ。


第1問 定番の仕掛け

攻めを狙う☗4六銀 に☖6二飛(下図)と疑問の飛車回りをした所が第1問です。

飛車の位置が悪く、後手からの反撃が難しい形になりました。

これは一方的に攻めるチャンス。

後手陣の弱点を突く自然な仕掛けでペースを掴んでください。

答えは数行下にあります。








第1問の答え

正解は☗3五歩(下図)でした。

角頭を狙うのが自然ながら厳しい攻めですね。

今回はそこをカバーする駒がないため、先手の攻めを受けるのが難しくなっています。

このまま☗3四歩 と取り込まれたらダメなので・・・

以下、☖3五同歩 ☗同銀(下図)と進むのが自然ですが・・・

急所に銀を出ながら、次の☗3四歩 を狙って先手ペースなのは変わりません。

角を逃げたくても☖4二角 のように引くと☗6五歩(下図)が王手銀取りになるのが後手の泣き所です。

角を動くと銀を取られ・・・

そのままでも角を狙って攻められる・・・

どう転んでも後手が苦しいですね。

一応、☗3五同銀 の所で☖3四歩(下図)と打ち・・・

以下、☗同銀 ☖4四角(下図)と銀を引き付けてかわす実戦的な受けの手筋はありますが・・・

自然に☗4五銀(下図)と引くくらいで先手が指せます。

以下、☖5二金右 ☗4四銀 ☖同歩(下図)と進むのが一例です。

「急所の銀」と「弱点の角」を交換して凌ぐ

という後手の誘いに乗っても現実的な駒得が大きいので問題ありません。

次に☗8三角 から馬を作る手や、☗6五歩 ~ ☗4四角 の攻めもあり、冷静に指せば先手有利の中盤戦です。


第2問 受けを疎かにしたスキを突く

実戦は☗3五歩 を取らずに☖3一玉(下図)と引いたので・・・

以下、☗3四歩(下図)の取り込みが入り・・・

以下、☖4四角 ☗2四歩 ☖同歩 ☗同飛(下図)と2筋の歩を交換する流れになりました。

☖3一玉 は「2二」に角の引き場所を作りつつ、歩損と引き換えに☗3五銀 を防ぐ実戦的な一手ですね。

ここで☖2三歩 と受ければまだまだ難しい中盤戦だったんですが・・・

上図以下、☖9二香(下図)

一手パスの香上がりを指したため、いきなり先手有利になるチャンスがきました。

ここが第2問です。

受けを疎かにしたスキを突く好手を考えてください。

厳しい攻めを狙う拠点を作るのがポイントです。

答えは数行下にあります。








第2問の答え

正解は☗2三歩(下図)でした。

「敵の打ちたい所に打て」の格言とはちょっと雰囲気が違う気がしますが、後手が歩を打たなかった所に打つのが好手です。

後手玉のそばに拠点ができたのは大きいですね。

何かしら駒を持てば「2二」に打ち込んで強引に攻め込めますし・・・

「4四の角」の利きが逸れれば☗2二歩成 から一気に崩壊するため・・・

後手としては大きな爆弾を抱えた感じになっています。

5級前後のひよこは

受けるべき場所で受けない大ミス

をしがちなので、こういうのを咎められるとアッサリ勝てるようになりますよ。


第3問 角を消す

☗2三歩 に☖8二飛(下図)と指した所が第3問です。

ここで☗2三歩 を活かした攻めの継続手があります。

狙いは「4四の角」です。

「この角がいなければ☗2二歩成 が決まる」

のを見越し、強気に攻めればペースを掴めます。

角を消しにいく一手を考えてください。

答えは数行下にあります。








第3問の答え

正解は☗6五歩(下図)でした。

銀取りに当てながら角交換を狙う厳しい手ですね。

・☖7七角成
・☖6五同桂

のどちらで対応しても後手が上手くいきません。

実戦で指してきた☖6五同桂 の変化は第4問で触れるので・・・

ここでは最善の☖7七角成 ☗同桂(下図)について少し触れます。

次の☗2二歩成 をどう受けるかですが・・・

☖4四角 だと☗2二角(下図)の王手角取りに打ちこまれ・・・

以下、☖同角 ☗同歩成 でお手伝いにしかならないので・・・

受けるなら☖2三銀(下図)と拠点の歩を取る方が有力です。

これは☗同飛成(下図)と取るしかないですね。

以下、☖2二歩 なら☗2六竜(下図)のように引き・・・

・☗6四歩 の銀取り
・☗3七桂 の活用
・☗3三歩成 ☖同桂 ☗3四歩 の攻め

などを狙えば先手優勢です。


ゆっくりした展開になると後手に勝ち目がないので、☗2三同飛成 には☖2二飛(下図)とぶつける方が紛れがあるかもしれません。

雁木は飛車打ちに弱いですが、飛車と角だけの攻めなら簡単には寄らないので・・・

上図以下、☗2二同竜 ☖同玉 ☗9一飛(下図)

金と香の両取りに打ち込んで先手が指せます。

☖3九飛 の打ち込みには☗5九銀 とガッチリ受けておき、自玉を安全にすれば落ち着いて寄せにいく分かりやすい終盤戦になります。


第4問 寄り筋に持ち込む好手

実戦は☗6五歩 に☖同桂(下図)と指してきました。

これには狙い通り・・・

上図以下、☗4四角 ☖同歩 ☗2二歩成(下図)

角を交換して歩を成れば先手優勢です。

上図以下、☖4二玉 ☗3二と ☖同玉(下図)

そのまま銀を取り、それを玉で取り返してきた所が第4問です。

後手玉が薄くなり、いかにも決め手がありそうな形。

ここで思い切った手が見えれば寄り筋に持ち込めます。

後手陣に攻め込む5手1組の好手順を考えてください。

答えは数行下にあります。








第4問の答え

正解は☗2三角(下図)の打ち込みから・・・

上図以下、☖3一玉 ☗4一角成(下図)

思い切って角を切り・・・

上図以下、☖4一同玉 ☗2一飛成(下図)

飛車を成るまでの5手でした。

終盤は駒の損得より速度

の格言通り、角を切って一気に突破するのが先手勝勢に持ち込む好手順です。

一方的に攻め込んだ先手が勝てる流れに入っています。

自玉が安泰なので、あとはゆっくり寄せるだけです。

以下、☖3一歩 なら平凡に☗3三歩成(下図)でいいですし・・・


合駒せずに☖5二玉(下図)と逃げた場合は・・・

平凡に☗3二竜(下図)の一間竜で迫れば先手の勝ちです。

以下、☖5一玉 は☗4一金 までの詰みなので、角を合駒しますが・・・

上図以下、☖4二角 ☗3三歩成(下図)

慌てずに「と金」で攻めれば問題ありません。

あとは角を取り、駒得しながらジワジワ右辺へ追い込んでいけば後手に手がありません。


補足 最速の寄せは☖4二角 に☗4三銀 だけど・・・

☖4二角 には☗3三歩成 ではなく☗4三銀(下図)と打ち・・・

上図以下、☖6二玉 ☗4二竜(下図)

王手で迫るのが最善ですが・・・

以下、合駒する☖5二角 は☗同銀成 ☖同金 ☗5一角(下図)からの13手詰めになったり・・・


☗4二竜 に☖7一玉(下図)と逃げられると・・・

上図以下、☗8三桂(下図)

手筋っぽい桂打ちからの寄せになったり・・・


☗4二竜 に☖7三玉(下図)と逃げられると・・・

上図以下、☗9一角(下図)

飛車の動きを縛る角打ちからの寄せになったりと・・・

5級くらいの頃だと見えにくい手や、読み切るのが大変な詰み筋が増えるので、ヘタに踏み込まない方が無難です。

大差の時はムリをしない

これが逆転負けをしないコツですね。


第5問 無難な寄せ

最後に☖4二角 の合駒に☗3三歩成(下図)と迫った後の無難な寄せ方を紹介します。

決め手が第5問になるので、そこまでの手順をとりあえず眺めてください。

以下、☖6二玉(下図)と逃げる手には・・・

王手の☖4二竜 ではなく・・・

上図以下、☖4二と(下図)

ジッと「と金」で取るのが紛れないコツです。

これなら飛車と竜がぶつからないのでゆっくり指せますから。

上図以下、☖7一玉 ☗9一銀(下図)

玉を引いた所で飛車取りに銀を打つのが好手です。

この飛車が受けによく利いた邪魔な駒なので、それを責めて働きを弱めれば寄せやすい形に持ち込めます。

以下、☖8四飛 のように縦に逃げると☗5二と の金取りが決まり、優しい寄り筋になるため・・・

上図以下、☖7二飛(下図)

横に逃げるのが最善の頑張りです。

ジワジワと包囲した上図が第5問。

邪魔なのは飛車

となればここでも飛車を狙うのが効果的になります。

反撃の余地を与えないように安い駒で責める地味な一手を考えてください。

答えは数行下にあります。








第5問の答え

正解は☗8四桂(下図)でした。

渡しても受けに適さず、反撃にも使いにくい「桂」で責めるのが地味な好手です。

以下、上に逃げる☖7三飛(下図)なら・・・

ジッと☗5二と と金取りに寄れば勝ちですし・・・

もし決めにいくなら☗8二金 ☖6二玉 ☗5一角(下図)から詰ます手もあります。

上図以下、☖5一同金 ☗同と ☖同玉 ☗5二金(下図)

変化の余地がない7手詰めです。


☗8四桂 に縦に逃げるとダメなら☖6二飛(下図)と寄るくらいですね。

焦らずいくなら☗8三角(下図)と駒を足し・・・

次の☗6一角成 を狙うのが確実です。

ここまでの流れ的にはこの手が良いですね。


ちなみに、ちょっとカッコよく決めるなら☗5二と(下図)なんて手もあります。

以下、☖同飛 なら☗同竜(下図)で必至になり・・・(☖同金 は☗7二金 までの詰み)


☗5二と を☖同金 なら☗7二金(下図)からの詰みです。

「7二」で清算し・・・

上図以下、☖7二同飛 ☗同桂成 ☖同玉 ☗5二竜(下図)

竜で迫れば・・・

以下、下へ逃げれば頭金まで。

上へ逃げれば☗8二竜 まで。

☖6二金 などの合駒には☗8二飛(下図)から・・・

どう対応しても☗6二竜 までの詰みです。


最後に

今回の疑問手は

・反撃筋を消す☖6二飛(下図)


・受けを疎かにする☖9二香(下図)

の2つでした。

急所は☖9二香 の局面ですね。

こういう

受けるべき時に手を抜く致命的なミス

に気付けるかで5級との勝率は変わってきます。

この感覚を鍛えるにはしっかり検討するのが大切です。

序盤 ~ 中盤で評価値が大きく傾いた局面があるはずなので、そこの最善手を見てから改めて指し継ぐと良い練習になりますよ。

5級に苦戦してる方はお試しください。