先手有利になるチャンスがきた局面です。

3筋の拠点を「銀」「飛」「桂」で援護する理想形を築けました。
ここで「歩」を使った攻め筋が見えれば駒得して有利になれます。
後手の薄みを狙い、守備駒の金を取る手順を考えてください。
ちょっと手数が掛かるので、まずは取っ掛かりの一手から。
どこに手を付けるのがいいでしょうか。
答えは数行下にあります。
次の一手の答え
正解は☗2四歩(下図)でした。
右辺の厚みを活かし、弱点の角頭を狙うのが筋ですね。
これだけだとピンとこないと思うので、続きを「次の一手」にしながら出題します。
第2問 弱点を叩く
☗2四歩 を☖同歩(下図)と取った所が第2問です。
持ち歩を活かして後手陣の弱点を狙ってください。
突き捨てを入れた後の継続手は・・・
答えは数行下にあります。
第2問の答え
正解は☗2三歩(下図)でした。
角を叩くのが継続手です。
以下、☖3一角 や☖1三角 と逃げると☗6五歩(下図)と突かれ・・・

「銀取り」と☗1一角成 の両狙いを食らってしまうので・・・
☗2三歩 は☖同金(下図)と取るしかありません。

続きは第3問で。
第3問 攻めを繋ぐ

金をナナメに誘い、上ずらせることに成功しました。
この形の悪さを突く継続手を考えてください。
答えは数行下にあります。
第3問の答え
正解は☗2五歩(下図)でした。
歩を合わせるのが厳しい攻めになります。
次に☗2四歩 と取り込み、金を攻める手を狙っているので、後手は何かしら対応しないといけません。
考えられるのは
・☖1三金
・☖1三角
・☖2五同歩
の3通りですね。
以下、☖1三金 の早逃げは☗2四歩(下図)と取り込み・・・

次の☗2六飛 ~ ☗2三歩成 を狙えば有効な受けが難しいので先手ペースになります。
☗2五歩 に早逃げしてもダメなら☖1三角(下図)と利きを足す手が考えられますが・・・

これにはジッと☗6八角(下図)と引いて2筋に数を足し・・・

次の☗2四歩 を狙えば攻めが続きます。
いずれも後手が悪いので、残された手段は☖2五同歩(下図)ですね。

続きは第4問で。
第4問 先手を取りながら金を攻める

手を緩めず後手の弱点を狙ってください。
金取りの先手で「桂」を跳ねるのがポイントです。
答えは数行下にあります。
第4問の答え
正解は☗2四歩(下図)の叩きから・・・
上図以下、☖1三金 ☗2五桂(下図)

金取りに跳ねる3手でした。
流れに乗って桂が活用できたのは大きいですね。
このまま取られるわけにはいかないので☖1二金(下図)と引くしかありません

逃げ場を断ちながら金をそっぽに追いやることに成功しました。
ここで金を取るトドメの3手があります。
続きは第5問で。
第5問 金の弱点を突いて詰ます

歩を上手く使って金を詰ましてください。
ナナメに引けない金の弱点を突くのがポイントです。
答えは数行下にあります。
第5問の答え
正解は☗2三歩成(下図)と成り捨て・・・
金をナナメに誘い・・・
上図以下、☖2三同金 ☗2四歩(下図)

再度、歩を打つ3手でした。
ナナメに引けないので金の逃げ場がありません。
以下、☖同金 は☗同銀 ~ ☗3三歩成。
☖3四金 は☗同銀 ~ ☗2三歩成。
☖1三金 は☗同桂成 ☖同角 ☗2三歩成。
☖3三金 は☗同歩成 ☖同桂 ☗同桂成 ☖同角 ☗2三歩成(下図)と進み・・・

いずれも金を取りながら2筋を破った先手ペースの終盤戦になります。
安い駒だけで大きな成果を上げられましたね。
最後に

長くなったので金を捕獲するまでの13手をザッと振り返ります。
☗2四歩(下図)の突き捨てから・・・

☗2三歩(下図)と角を叩いて金を上ずらせ・・・

☗2五歩(下図)の合わせで手を繋ぎ・・・

☗2四歩(下図)と金を叩き・・・

☗2五桂(下図)と金取りに跳ね・・・

☗2三歩成(下図)の成り捨てから・・・

☗2四歩(下図)と打って捕獲する・・・

右辺の弱みを的確に突いた攻め筋でしたね。
早繰り銀などで3筋を押さえた時に使える手順なので、流れを覚えておくと役立つと思いますよ。
持ち歩が3~4枚あったら狙ってみてください。