人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋10】ちょっとややこしい詰み手順【15手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」と遊んだ時の終盤戦です。

先手玉に詰めろを掛けられましたが、ここで後手玉が詰んでいました。

「4五の桂」と「1一の竜」を頼りに「持ち駒の銀」を上手く使って詰ます手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲3三銀 △同金 ▲5三銀(下図)

まずは銀2枚を使って要の金を狙います。

ここで

・△4三玉
・△3二玉
・△5三同金

に分かれるのでそれぞれ解説します。


△4三玉 と上に逃げた場合

△4三玉(下図)と上に逃げた場合は・・・

上図以下、▲4一竜 △4二金打 ▲4四歩(下図)

▲4一竜 で下を塞ぎ、▲4四歩 と叩けば・・・

上図以下、△4四同金 ▲5二銀不成(下図)

銀と桂馬が絶妙の働きをしてキレイに詰みます。


△3二玉 と逃げた場合

△3二玉(下図)と逃げた場合は・・・

上図以下、▲4一銀 △2三玉 ▲3三桂成(下図)

▲4一銀 ~ ▲3三桂成 と迫り、5三の銀を残した形で金を取れば詰みます。

△2四玉 と逃げるのは▲2二竜 の詰みなので・・・

上図以下、△3三同玉 ▲1三竜(下図)

△3三同玉 と桂を取りますが、▲1三竜 がピッタリした一手で玉を逃がしません。

上図以下、△2三歩 ▲4四金(下図)

これで詰みました。


△5三同金 と銀を取った場合

△5三同金(下図)と銀を取った場合は・・・

上図以下、▲3三桂成(下図)

3三の金を取れば詰みます。

上図で△5二玉 と逃げた場合は▲2二竜 △6三玉 ▲7二銀(下図)と迫れば・・・

以下、△7三玉 ▲8三金 までの詰みですね。

なので▲3三桂成 は△同玉(下図)と取りますが・・・

上図以下、▲4五桂(下図)

▲4五桂 と再度 拠点を作りながら王手すれば詰み筋です。

△2四玉 と逃げたら▲3三銀 △2五玉 ▲2二竜 の詰み・・・

△4二玉 と逃げたら▲5一銀 △5二玉 ▲6二金 △4三玉 ▲4一竜 の詰みなので・・・

△4三玉(下図)と逃げるのが最善ですが・・・

上図以下、▲4一竜 △4二歩 ▲4四歩 △同玉 ▲3三銀(下図)

と迫り、以下、△5五玉 なら▲5六金・・・

△4五玉 なら▲4六金打・・・

△4三玉 なら▲4二竜 で詰みます。


解答は以上です。

最初に▲3三銀 ~ ▲5三銀(下図)と2枚の銀を捨て・・・

・金の働きを弱くする
・金を質駒にする

というちょっと手の込んだ詰み手順でしたね。