上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」と遊んだ時の終盤戦です。
けっこう追い詰められていたんですが、△６七銀不成 と王手が止んだ所で後手玉に詰みがあって勝ちになりました。
ここから美濃囲いを詰ます13手詰めを考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲９三香成（下図）
この香成りから詰みます。
上図以下、△９三同歩 ▲７二銀成 △同金 ▲９二金（下図）
左から攻めたら▲７二銀成 と右からも攻め、▲９二金 と送りの手筋の金を打てば詰み筋ですね。
ちなみに▲７二銀成 が先で▲９三香成 が後でも詰むので、初手の順番はどちらでもOKです。
ここから
・△７一玉
・△９二同玉
の２つに分かれるのでそれぞれ解説します。
△７一玉 と逃げた場合
△７一玉（下図）と逃げた場合は・・・
上図以下、▲６三桂（下図）
この桂打ちが好手で詰みます。
△６三同金 は▲７二銀 の一手詰みなので・・・
上図以下、△６一玉 ▲４三角（下図）
△６一玉 と逃げますが、▲４三角 と離して王手すれば・・・
上図以下、△５二香 ▲同角成（下図）
合駒しても取れば詰みですね。
△９二同玉 と金を取った場合
△９二同玉（下図）と金を取った場合は・・・
上図以下、▲７二竜 △８二金 ▲８一銀（下図）
シンプルな一間竜で迫れば・・・
上図以下、△９一玉 ▲９二金 △同金 ▲同銀成（下図）
先ほどより手数は長くても分かりやすい手順で詰みます。
解答は以上です。
左右どちらに逃げても詰む美濃囲い攻略のパターンとしてお役に立てば幸いです。
