人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋22】角の力で広い方へ逃がさない【11手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「クッキー」と遊んだ時の終盤戦です。

▲4四角 と出た手が詰めろだったんですが、受けずに△8六飛 と走ってきたのでここで詰みます。

角の力で玉を逃がさない11手詰めを考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲2二角打(下図)

シンプルに美濃囲いの弱点を突く角打ちから詰みます。

△4二玉 と△2一玉 に分かれますが、どちらも同じ詰み形になるので手数の長い△2一玉(下図)を解説しますね。

上図以下、▲1一角成 △3一玉 ▲2二馬 △4二玉(下図)

▲1一角成 ~ ▲2二馬 と迫れば、結局△4二玉 と逃げる形になります。

ここで△5一玉 と逃がさない次の一手がポイントです。

上図以下、▲3三角成(下図)

角成りで迫れば5一まで利きが通っているので逃げられません。

ウッカリ▲3三桂成 とすると△5一玉 から広い方へ逃がしてしまうので注意ですね。

上図以下、△3三同銀 ▲同馬 △3一玉 ▲2二銀(下図)

後手は△3三同銀 と馬を取るしかありませんが、それを▲3三同馬 と取って5一へ逃がさなければ▲2二銀 までの詰みです。

実戦でたまに見る「角の力で広い方へ逃がさない詰みパターン」でした。

左美濃に上部から迫るとけっこう見かける手順なので、覚えておくと役立つと思いますよ。