人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋43】端玉を詰ます手筋【9手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「クッキー」と遊んだ時の終盤戦から切り取った部分図です。

実戦は▲2二銀 と縛って勝ったんですが、局後に検討したら「詰みがある」と示されました。

ここから王手が続く形に持ち込んで9手で詰ます手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲1三金(下図)

玉頭に金を捨てるのが王手が続く形に持ち込む好手です。

△1三同桂 は▲2二金 の詰みなので・・・

上図以下、△1三同玉 ▲2二銀(下図)

玉で取るしかありませんが、そこで▲2二銀 と打てば詰みに持っていくことができます。

△2四玉 と上へ逃げるのは▲3五金 で詰むため・・・

上図以下、△1二玉(下図)

△1二玉 と下へ逃げるのが最善です。

ここで手がなさそうに見えますが・・・

上図以下、▲2一銀不成(下図)

▲2一銀不成 と桂を取れば詰ますことができます。

△2一同玉 は▲2二金 の詰みなので・・・

上図以下、△1三玉 ▲2五桂(下図)

△1三玉 と上部への脱出を図りますが、▲2五桂 と打てば定番の詰み形です。

上図以下、△2四玉 ▲3五金(下図)

後手玉を上下に揺さぶってようやく詰みましたね。


実戦では初手の▲1三金(下図)は見えたんですが・・・

桂を取る▲2一銀不成(下図)に気付かなくて詰まないと判断してしまいました。

駒を拾って詰ます形はウッカリしがちです・・・

今回の手順は左美濃で玉を追い込んだ時にけっこう使えるので、もし類似形に遭遇したらお試しください。