上図は「きのあ将棋」の「クッキー」と遊んだ時の終盤戦です。
広く見える先手玉ですが、ここで角を上手に使うと７手で詰んでいました。
絶妙に逃がさない角打ちで詰ます手順を考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。上図以下、△８六角（下図）
この角打ちが絶妙に玉を逃がさない楔になります。
▲７六玉 は△７七金 の１手詰み・・・
▲８七玉 は△７七金 ▲９八玉 △８七銀 ▲８九玉 △８八銀成 の詰み・・・
▲８八玉 や▲７八玉 は△７七金 ▲８九玉 △７八銀 ▲９八玉 △８七金 の詰みなので・・・
上図以下、▲６七玉（下図）
広い方へ逃げる▲６七玉 が正着です。
このまま５八へ逃がしてしまうと詰みませんが・・・
上図以下、△７六角（下図）
それを許さない△７六角 が好手で詰み形に持っていけます。
▲７六同玉 なら△７七金 の詰み・・・
▲７八玉 なら△７七銀 からの詰みなので・・・
上図以下、▲５六玉 △６七銀（下図）
上部へ逃げるしかありません。
この手には△６七銀 と打てば・・・
上図以下、▲５五玉 △５四金（下図）
中央で捕まえる形の詰みになります。
▲５八玉 と逃がさない連続の角打ち（△７六角）がポイントでした。（下図）
いつも通り実戦では逃したので、こういう突き刺すような角打ちがパッと見えるようになりたいもんです・・・
