上図は「ぴよ将棋w」の「ピヨ幸(三段+)」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
実戦では13手詰めだったんですが、変化が面倒だったので最後の7手を出題します。
ここで先手玉に
「序盤に▲1六歩 を突いておけばもう少し頑張れたのに・・・」
と悔やむしかない詰み手順があります。
銀を的確に使えれば詰むんですが、どうすれば有効な王手になるでしょうか・・・
答えは数行下の見出しに書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。上図以下、△3八歩(下図)
この叩きが銀打ちを有効にする急所の一手になります。
▲2八玉 と逃げるのは△3九銀(下図)と打たれ・・・
以下、▲1八玉 でも▲3八玉 でも△2八金(下図)までの早詰みです。
なので△3八歩 は▲同玉(下図)と取るしかありませんが・・・
上図以下、△4九銀(下図)
この銀打ちが決め手で詰みます。
金を2枚残せたので・・・
上図以下、▲2八玉 △3八金 ▲1八玉 △2八金打(下図)
あとはベタベタと金を連打するだけの簡単な詰みです。
懐を広げる▲1六歩 の大切さが分かる最後でした・・・
振り返ってみると仕掛けの前に端歩を突く余裕があったので、あのタイミングで余裕を持てていれば違った将棋だったかもしれませんね・・・