上図は「ぴよ将棋w」の「ひよ乃(初段+)」と遊んだ時の終盤戦です。
実戦では逃したんですが、ここで後手玉に9手詰めがありました。
上手く駒を捨てて王手を続ける手順を考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。上図以下、▲2一金(下図)
玉を狭い方へ誘う▲2一金 が9手で詰ます好手でした。
上図以下、△2一同玉 ▲2二銀(下図)
ここで△2二同飛 は▲同成桂 の詰みなので取れません。
上図以下、△1二玉 ▲2四桂(下図)
端に逃げられると駒が足りなそうに見えますが、▲2四桂 と捨てれば・・・
上図以下、△2四同歩 ▲4五馬(下図)
質駒の銀を取る▲4五馬 が王手になるので・・・
上図以下、△4五同銀 ▲2三銀(下図)
キッチリ手が繋がって詰みました。
質駒を活用する実戦らしい手順でしたね。
13~15手くらい掛かる詰みもあった

最短だと9手でしたが、他にも詰み手順がありました。
一例を紹介します。
上図以下、▲2二銀(下図)
いきなり銀を打っても詰みます。
上図以下、△2二同飛 ▲同成桂 △4二玉 ▲7二飛(下図)
この場合は△2二同飛 と取る手がありますが、入手した飛車を7二から打てば詰み筋です。
上図以下、△5二金打 ▲3二金(下図)
5二に合駒されても▲3二金 から手が続きます。
・△3二同金
・△5一玉
の2つに分かれるのでそれぞれ解説しますね。
△3二同金 と取った場合
△3二同金(下図)と金を取った場合は・・・上図以下、▲3二同成桂 △同玉 ▲5二飛成(下図)
普通に金を取りながら飛車を成れば・・・
上図以下、△4二銀 ▲2二金(下図)
馬の利きが活きる▲2二金 までの詰みです。
△5一玉 と逃げた場合
△5一玉(下図)と逃げた場合は・・・上図以下、▲4一金 △同玉 ▲3三桂(下図)
金を取って▲3三桂 と迫れば詰みます。
上図以下、△5一玉 ▲7一飛成(下図)
飛車成りで6筋方面の退路を塞ぎ・・・
上図以下、△4二玉 ▲4一金(下図)
4筋に追いやれば▲4一金 までの詰みです。
問題図を見た時に
「9手じゃなくて13 ~ 15手くらい掛かるかも・・・」
と思ってこの手順が見えた方も正解なので安心してください。