人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋52】王手で質駒を取る捨て駒【9手詰め】

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上図は「ぴよ将棋w」の「ひよ乃(初段+)」と遊んだ時の終盤戦です。

実戦では逃したんですが、ここで後手玉に9手詰めがありました。

上手く駒を捨てて王手を続ける手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲2一金(下図)

玉を狭い方へ誘う▲2一金 が9手で詰ます好手でした。

上図以下、△2一同玉 ▲2二銀(下図)

ここで△2二同飛 は▲同成桂 の詰みなので取れません。

上図以下、△1二玉 ▲2四桂(下図)

端に逃げられると駒が足りなそうに見えますが、▲2四桂 と捨てれば・・・

上図以下、△2四同歩 ▲4五馬(下図)

質駒の銀を取る▲4五馬 が王手になるので・・・

上図以下、△4五同銀 ▲2三銀(下図)

キッチリ手が繋がって詰みました。

質駒を活用する実戦らしい手順でしたね。


13~15手くらい掛かる詰みもあった

最短だと9手でしたが、他にも詰み手順がありました。

一例を紹介します。

上図以下、▲2二銀(下図)

いきなり銀を打っても詰みます。

上図以下、△2二同飛 ▲同成桂 △4二玉 ▲7二飛(下図)

この場合は△2二同飛 と取る手がありますが、入手した飛車を7二から打てば詰み筋です。

上図以下、△5二金打 ▲3二金(下図)

5二に合駒されても▲3二金 から手が続きます。

・△3二同金
・△5一玉

の2つに分かれるのでそれぞれ解説しますね。


△3二同金 と取った場合

△3二同金(下図)と金を取った場合は・・・

上図以下、▲3二同成桂 △同玉 ▲5二飛成(下図)

普通に金を取りながら飛車を成れば・・・

上図以下、△4二銀 ▲2二金(下図)

馬の利きが活きる▲2二金 までの詰みです。


△5一玉 と逃げた場合

△5一玉(下図)と逃げた場合は・・・

上図以下、▲4一金 △同玉 ▲3三桂(下図)

金を取って▲3三桂 と迫れば詰みます。

上図以下、△5一玉 ▲7一飛成(下図)

飛車成りで6筋方面の退路を塞ぎ・・・

上図以下、△4二玉 ▲4一金(下図)

4筋に追いやれば▲4一金 までの詰みです。

問題図を見た時に

「9手じゃなくて13 ~ 15手くらい掛かるかも・・・」

と思ってこの手順が見えた方も正解なので安心してください。