上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」と遊んだ時の終盤戦です。
正しく応じられたら負けだったんですが、後手が対応を誤ったので詰みが生じています。
ここから角や香を上手く使って詰ます手順を考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲４一角（下図）
取れば頭金の「取れない角打ち」から詰みます。
上図以下、△６一玉 ▲５一角成（下図）
▲５一角成 も取れば頭金の詰みなので取れません。
こういう手は気持ちいいですよね。
上図以下、△７一玉 ▲６二金 △８二玉 ▲８四香（下図）
シンプルに上部脱出を防ぐ▲８四香 が大切な一手です。
上図以下、△８三歩 ▲７二金 △同玉（下図）
平凡に持ち駒を使ってしまうと１枚足りない感じですが・・・
上図以下、▲６二馬（下図）
この馬捨てが好手で詰みます。
△８二玉 と逃げれば▲７一銀 ～ ▲８二金 で詰むので・・・
上図以下、△６二同玉 ▲６三銀 △７一玉 ▲７二金（下図）
馬を取るしかありませんが、▲６三銀 と打てば最初に打った４一の角がしっかり働いて詰みました。
１枚の角を拠点に取れない一手で迫る手順はけっこう使えると思います。
こういった
取れるけど取れない手
が見えるようになると寄せが楽しくなりますね。
