人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

バカとニートは使いよう、ひきこもりニートはちょっとした事で有効活用してあげよう、それがニートの為になるかも

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30代職歴なし、ちょこっとだけ人の役に立って心がちょこっとだけ晴れたニートです。こんにちは。


少し前に急に始まった田舎生活ですが一段落ついてようやく家に帰ってきて普通の生活に戻る事になりました。


正確には完全に終わった訳ではなくこれからたまに通いで田舎に行ったりするんですけどね。まぁとりあえず生活の拠点が自宅に戻ったので少し安心しています。


「ニートが田舎で生活するなんてのん気なもんだな、都会で疲れた人の癒しなら分かるけどさ、どうせ怠けてのんびり楽して過ごしてたんだろ?」って思っている方もいるかと思います。


まぁのんびりっていうかある程度ゆっくりしてたのは事実ですが単に遊び歩っていた訳ではなかったんです。


田舎で何をしていたかというと、病気になった親戚の生活の付き添いをしていました。


その人は1人暮らしだったんですが、病気が悪化して入院してしまったんです。


それでようやく退院が決まったんですが、すぐに1人で生活するには大変な状態で生活のサポートや見守りが必要なくらい弱ってしまいました。


なので今までのように1人で家に置いておく訳にはいかないという事になり、親戚の中で唯一暇でやる事のなかったニートの私が一緒に生活する事になったんです。


いや、別に嫌々じゃないですよ。私はその人にものすごくお世話になっていて感謝の気持ちがありますから。恩人です。


それと誤解の無いように言いますが、他の親戚が薄情なわけじゃないですよ。みんなメッチャ忙しいんです。ニートと違ってね。


朝から晩まで仕事でいないし、他にも介護を抱えていたりして、しばらく1日中付きっきりで面倒を見るのは無理だったからです。暇なのはニートだけです。


「弱ったまま1人で置いておけないけどどうしよう・・・」


って感じになってたんで


「俺見るよ?別に家にいてもアレだし・・・」


って感じで決まりました。まぁ入院した段階で母親から


「ヤス、退院したらあんたにお世話を頼むかもしれないからね」


って言われてたんでもう準備はできてましたしね。それに入院中の弱ってしまった姿を見たら今のままでは放っておけないって思ってましたし。


そんな感じで始まった田舎生活だったんですが、ようやく体調がまあまあ安定してきて付きっきりじゃなくても大丈夫かな?ってなったので帰ってこれました。


近くに住んでいる親戚も毎日様子を見に行けるくらい落ち着きましたから、ようやく一段落した感じです。


まぁアレですね、ギリギリ介護ってほど弱ってなかったので何とかなったって感じでしょうか・・・


歩くのが辛そうでしたがトイレは何とか1人でいけましたし、お風呂もそばで付き添ってれば入れましたし、介護で特に大変なトイレとお風呂が何とか自分でできたのが大きかったです。


私がやっていたのは家事です。ご飯を用意したり、洗濯したり、食器を洗ったり、買い物に行ったり、ちゃんと薬を飲めているかチェックしたり、だいたいの身の回りの事をやってました。


いや~人に食べさせる料理ってけっこう大変ですね。自分が食べる適当な料理しかしてなかったんでレパートリーもなくてさ。


毎日ご飯を用意する主婦の大変さとかけっこう分かりましたよ。「何食べたい?」「何でもいい」はすっごく困るとかもね。子供の頃の自分をゲンコツもんですよ。


って言っても料理は近所の人や親戚の助けもあって、朝ごはんをメインに作るだけで昼と夜のほとんどは作って貰ったものを盛り付けて出すだけだったんですっごく助けられてました。


ネットができないから料理のレシピが分からなくて本当に困っていたので救われましたね。


人の助けって本当に大事ですね。1人じゃ何もできないだらけたニート生活の生活力の低さを実感しましたよ。


まぁこんな感じで社会に役立たないクズニートでもちょこっとだけ無駄じゃなかったと思うので良かったって事にしようと思ってます。


普段はいない方がいいニートが居た方がいい状況ってちょっと心が救われるっていうかさ・・・いつも死にたがってたけど、今は生きててもいいかな?って思える感じ?


で、ちょっと思いました。ニートに居場所を作ってあげると少し前向きになれるんじゃないかなって。


ニートは使いようで何とかなる事もあるんじゃないかなぁ・・・って。


ニートの利点は暇な事

ニートってマイナス要素しかないんですけど、何か1つだけでも良い面を探すとこれしかないと思うんです。


すっごい暇って事。時間が有り余ってるという所です。


ひきこもって部屋にずっといるネガティブニートだろうが、外に遊びに行くポジティブニートだろうが、どいつもこいつもニートは暇です。時間があります。


そしてその暇な時間を全くといっていいほど有効に利用する事ができていません。


有効って言うのはまともな人間になるための時間って事ね。趣味とか遊びで楽しいから有効だよとかそういう事じゃありません。


社会に出て行けるキッカケを掴むような何か前向きな事に時間を使ってるかって事。そう考えるとそんな前向きなニートはそうそういません。


現状を打破するような前へ進む方向へ時間を全く使えていないんです。つまり、ただただ時間を無駄に浪費しているだけです。


現実を受け入れて立ち向かうっていうのは怖くてできなかったりするんでしょうがないんですけどね・・・どっちみち辛いですが逃げた方がまだ楽ですから・・・


このままじゃいけないんでどうにかしないといけないんですが、ほとんどのニートは自分の力ではどうにもできません。


そこで提案なんですが、ニートを抱えて困っている方はちょっとニートを活用してやってほしいんです。


暇で時間を持て余した何もできない孤独な連中に救いの手を差し伸べてもらいたいんです。そのキッカケは「人手が足りないからちょっと手伝え」っていうあなたのための利用でいいんです。


何ていうかニートの扱いって極端に分かれますよね。


「厳しく責め立ててどうにかしようとするパターン」「触れちゃいけない存在として距離を置くパターン」


だいたいこの2択なんじゃないかと思います。


このちょっと中間、ニートに軽く触れる感じでちょっと使ってやってほしいんです。お前の助けが必要だって。


最初は小さな事でいいんです。食器洗いや風呂掃除みたいな家事を手伝って貰うとか何か作業をするから手を貸してくれとか・・・


これを読んでいるニートで「そんな余計な事するんじゃねぇよ、めんどくせぇよ、お前バカかよ、ニートはそんなの望んでねぇよ」って思う方もいるかもしれません。


でもね、ずっとゴミのように扱われてきたニートにとって誰かに頼られるって少し救われた気持ちになる事があるんですよ。


めんどくさいのは分かりますけど、ずっと存在が無駄だったのにその瞬間だけ無駄じゃないんです。ちょっと久しぶりの感覚だと思いませんか?


ニートの方に聞きます。「ありがとう」って最後に言われたのっていつですか?


ちょっと考えてみてください。


ニートになってからなくない?というか人とのコミュニケーションってとってなくない?家族とか特に。


ニートと会話してない親もいると思うんですよ。でも、会話のキッカケとしてちょっと軽いジャブみたいな感じでやってみませんか?


「家にいるんならちょっと家事手伝って。毎日のお風呂洗いよろしくね」みたいに。


ニートも「いい加減働け」って言われる恐怖から距離を置いてたりして辛くなってる場合があるんですが、小さなコミュニケーションから再スタートを切る感じです。


「働け」っていう当たり前だけど無理難題を押し付けられるのと違って「それくらいならやるよ」ってなるかもしれません。


親の方もちょっとだけ家事が楽になりますし、ニートも使いようだと思うんです。お互いちょっと楽になってちょびっとWINWINです。


私は今回の田舎生活をする事になってちょっと救われた気持ちになった感じがあるんです。ちょっとは役に立ってるよな?無駄じゃないよな?って。


ひきこもりがちな生活からちょっと外に出ることにもなりましたし、部屋で何もしてなかった時に比べたらだいぶマシだったなって。


もしひきこもりニートならとりあえず部屋から出てもらってちょっとだけ手伝いをするだけでも大きいと思うんです。


ニートは暇ですが、けっこう苦痛な暇になってる感じもあります。そこをちょっと意味のある時間に変えてあげるっていうのも良いんじゃないかなぁ・・・


小さなキッカケですが、ニートにとってもちょっとプラスになりますから。


「社会に出る」より軽い事からやらせてみる

普段の生活で誰とも関わりがなく一人で部屋にひきこもってるニートも、心のどこかではちゃんとした社会人になりたいって思ってたりします。


でもいきなり社会に飛び込むにはもう厳しい状態になっているんです。精神的にも肉体的にも・・・


だけど、ニートも社会に出るっていう大きな事じゃなくてちょっと手伝うっていう小さな事くらいならできます。まずはそういう小さな事からスタートするといいんじゃないかと思うんです。


社会に出るっていうのがヤケに怖い事みたいになっちゃってるんですよ。ハードルが高すぎてね。


そういう高いハードルをいきなり越えさせられそうになると絶対無理って感じなんです。2メートルのハードルを飛び越えろって言われても無理でしょ?そんな感じ。


まずは部屋でネットしてるだけみたいなクソ生活にちょっとまとも路線の事を加えてやるといいと思います。


小さなハードルとして家事の手伝いからでいいんです。ちょっと家族と関わるようにして少しずつ会話でもできるようになればOKです。


ニート側もちょっと動いた事で気持ちが軽くなったりするし、堕落しきった生活をちょっとだけ改善する事にもなります。これが小さいようで大きいです。


何もない1日にやる事を1つ2つ追加する事で何となく流れていた時間にストッパーみたいなのがかかる感じになります。


「あ、何時になった、あれやらなきゃ」っていう感じってひきこもりニートにはなかった感覚なんです。無駄に時間が流れてたから。


ちょっと時間にメリハリを付けさせる事が小さな復活の第一歩になると思います。まぁ本当に小さな一歩ですけどね。でもそれくらい弱ってたりしますから・・・ひきこもりクズニートは・・・


いきなり「さっさと働け!」って厳しくいって成功した人っています?無理じゃなかったですか?仮に働いてもすぐ辞めちゃったりしません?


まずはジャブから、本当に軽い所からスタートを切らせるっていうのがひきこもりニートにとって良いんじゃないかって思います。


まぁ甘やかしすぎだろって意見も分からなくはないんですけどね・・・


最後に

社会で働く事が怖いニートにとって、ちょっと何か違う事で役に立つっていうのは気持ちが軽くなったりします。今回の田舎生活の私みたいに。


もうホント社会に出るしか選択肢が無い状態って辛いのよ。だって無理だから。厳しすぎるから。


「自分には無理だ・・・何もできない・・・もう死のうかなぁ・・・」


ってなりがちです。選択肢がなさすぎて「死ぬか」「働くか」しかないんですよ。これがホント辛いんです。


まぁそのまま死ねたらそれはそれで幸せかもしれませんけど、死ぬ事もできません、怖いし辛いし痛いし、何もできないのがニートだから。


そんなニートに逃げ道じゃないけど「生きてていい」っていう選択肢を1つ増やしてあげるっていうのは大事なんじゃないかと思います。


「今はまだ生きててもいいかな?一応ちょっと役立ってるし」


みたいな感じにさせてあげる事でもしかしたら次のステップに進めるかもしれません。


まぁちょっとした家事程度で役立ってるっていうのもおかしいかもしれませんが・・・それくらいひきこもりニートは落ちぶれてるって事です。


でもちょっと救われた気分になるだけでもニートには大きかったです。「生きてていいかも」っていうのは今までにない選択肢ですからね。


要は落ち込みすぎてるひきこもり生活からちょっと前向きになったらいいかなって感じです。


ニートは自力ではほとんどの場合改善しないんで、ニートも使いようだと思ってちょっと触れてみるといいんじゃないかなぁって思いました。


ほんのちょっと前向きにさせてあげる事で何か変わる人も出てくるかもしれません。