人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【実戦詰将棋176】手掛かりのない玉を詰ます【11手詰め】

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先手玉に11手詰めが生じた局面です。

穴熊から引きずり出し、とりあえず弱体化させたけど手掛かりがないのが悩み所。

こういう時は「あの駒」の出番。

初手で拠点を作り、「6八の銀」の薄みを突きながら迫るのがポイントです。

玉の逃げ場が多くてウンザリするかもしれませんが、広く読む練習と思って挑戦してみてください。

答えは数行下にあります。










実戦詰将棋の答え

初手は☖6六桂(下図)から入ります。

手掛かりのない玉に拠点を作るなら「桂」の出番ですね。

以下、☗7九玉 は☖7八金 まで。

☗8九玉 は☖7八金 ☗9九玉 ☖8九飛 まで。

☗6九玉 は☖5八角 ☗5九玉 ☖4九飛 まで。

優しく詰むので、逃げるなら

・☗6七玉
・☗7七玉
・☗8八玉

の3通りですね。

見出しを分けて解説します。


☖6六桂 に☗6七玉 の変化

まずは正解の11手詰めになる☗6七玉(下図)から。

この手には新たな手掛かりとして・・・

上図以下、☖4九角(下図)

角を打つのが好手です。

「7六」まで通った利きが役立ちます。

以下、☗5七玉 は☖5八角成 ☗6六玉 ☖7六金 まで。

☗6六玉 は☖7六金 ☗5七玉 ☖5八飛(下図)まで。

☖7六金 が刺さる早詰みなので・・・

☖4九角 には☗7七玉(下図)と逃げるのが最善です。

この手には桂の利きを活かし・・・

上図以下、☖7八飛(下図)

飛車打ちで下への退路を断つのが分かりやすいです。

以下、☗6六玉 は☖7六角成 ☗5七玉 ☖5八金 までの早詰みなので・・・

逃げるなら☗8六玉(下図)ですが・・・

上図以下、☖7六角成 ☗9七玉 ☖8六金(下図)

馬を引き付け、金捨てで馬筋を通せば・・・

上図以下、☗8六同歩 ☖9八飛成(下図)

飛車成りまでキレイに詰みます。

この11手詰めが正解です。


☖6六桂 に☗7七玉 の変化

☗7七玉(下図)と真上に逃げた場合は・・・

上図以下、☖7八飛(下図)

下への退路を断てば優しく詰みます。

以下、☗8六玉 は☖7六金 ☗9七玉 ☖8八角 まで。

☗6六玉 は☖6五香 ☗5七玉 ☖6八飛成(下図)まで・・・

早く詰むので、逃げるなら☗6七玉(下図)ですが・・・

これには正解の11手詰めと同じように・・・

上図以下、☖4九角(下図)

角を打てば・・・

以下、☗6六玉 は☖7六角成 ☗5七玉 ☖5八金 まで。

☗5七玉 は☖5八角成 ☗6六玉 ☖6五金(下図)まで。

先に飛車を打てた効果で7筋への退路がない分、優しく詰みます。


☖6六桂 に☗8八玉 の変化

☗8八玉(下図)と逃げた場合は・・・

狭い所へ入ったので・・・

上図以下、☖7八飛 ☗9七玉 ☖8八角 ☗8六玉 ☖7五金(下図)

目につく王手を掛ければそのまま詰みます。


最後に 実戦の反省

下図は11手詰めに繋がる8手前です。

4四にいた馬取りを受けずに☖7七桂成 と金を取り、☗4四と と馬を取られた局面になります。

ここで詰みが見えていれば☖7七桂成 が勝ちを読み切った決め手になる所・・・

なんとなく「馬を逃げるのはマズそう」と思って攻めただけなので無謀な突進にしかなりませんでした。

対局中は「あれ? やっぱ馬がいないとダメかも・・・」とやらかした感に襲われ、急に自玉の心配をする始末・・・

この辺のズレが終盤で競り勝てない弱さですね。

ちなみに、ここから11手詰めに繋げるには・・・

上図以下、☖8八銀 ☗同金 ☖同成桂 ☗同玉(下図)

「8八」でバラし・・・

上図以下、☖8九龍 ☗同玉 ☖7八金(下図)

竜切りからの金捨てに踏み込む必要があります。

とりあえず「8八」でバラすくらいはしても、竜切りは詰みを読み切ってなきゃ指せないですね。

1枚は拠点を残さないと詰まない

と思っていたので竜を切る発想はありませんでした。

まさか手掛かり0から詰ます手順があったなんて・・・

完全に盲点だった☖6六桂(下図)からの詰み筋・・・

こういう手が候補にあるかないかで大きな差が付きそうです。