上図は「きのあ将棋」の「あらきっぺさん」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
前問の「実戦詰将棋162」の詰みを逃して逆転された局面ですね。
ここで先手玉に9手詰めが生じています。
ほぼ一直線で詰ます爽快な手順を考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、△4九角 ▲2九玉 △2八金(下図)
角打ちから金を捨てるのが詰みに持ち込む好手順でした。
上図以下、▲2八同玉 △2七角成(下図)
続けざまの角切りが急所に誘う爽快な一手です。
▲2九玉 なら△2八銀 までの詰みなので取るしかありません。
上図以下、▲2七同玉 △2六香(下図)
あとは玉を突き刺す香打ちを決めれば・・・
上図以下、▲3八玉 △2九銀(下図)
どこへ逃げても△2九銀 までの詰みです。
最後に
詰まされる側だったとはいえ、ほぼ一直線の気持ちいい手順でしたね。
ちなみに、実戦は△4九角 ▲2九玉 △2七角成(下図)と必至を掛けられて負けました。
勝ちが確定したら無理をしない方向で寄せる感じなんでしょうか・・・
たまにヌルイ手を指すこともあるので二段 ~ 三段くらいの人でも勝てるように調整されているのかもしれません。
この辺のスキを突ければチャンスがありそうです。
1局1局が疲れるから対局数が減ってるけど、年内にはそれなりに勝てるようになりたいですね。