上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。
前問の詰みを逃して▲６一竜 と迫ったため、逆転の９手詰めで後手の勝ちになりました。
「４四の角」と「２八の飛車」に気を付けながら先手玉を詰ましちゃってください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、△７九銀成 ▲同玉 △７八銀（下図）
色々な詰みがありますが、△７八銀 と打つのが分かりやすいと思います。
上図以下、▲７八同飛 △６八金（下図）
飛車を呼び込んで取れる形にしてから△６八金 と打てば詰み形です。
以下、▲８九玉 と逃げれば△７八成銀 ▲９九玉 △８九飛 の詰み・・・
▲６八同飛（下図）と金を取れば・・・
上図以下、△６八同成銀 ▲８九玉 △７九飛（下図）
隅へ逃がさない△７九飛 までの詰みです。
４四の角を相手にしない詰み手順でした。
△７八銀 を打たずに△６八金 でも詰む
もう１つの９手詰めとして・・・
上図以下、△７九銀成 ▲同玉 △６八金（下図）
すぐに△６八金 と打つ手順もあります。
▲６八同飛 と取ってくれば△同成銀 ▲８九玉 △７九飛 の早詰みです。
上図以下、▲８九玉 △７八成銀（下図）
なので▲８九玉 と逃げますが、６八の金が飛車筋をガードしてくれているので△７八成銀 と入る手が成立します。
上図以下、▲９九玉 △８八銀（下図）
あとは△８八銀 と打てば・・・
上図以下、▲８八同角 △同桂成（下図）
駒の数が勝っているので△８八同桂成 までの詰みです。
最後に
実戦らしい詰み手順が色々ある問題でした。個人的には最初に書いた△７八銀 ▲同飛（下図）と飛車を引き付けて詰ます手順の方が詰め将棋っぽくて好きですね。
ちなみに、２手伸びますが上図で△７八同成銀（下図）と飛車を取っても詰みます。
上図以下、▲７八同玉 △６八飛（下図）
桂の利きに飛車を打ち・・・
上図以下、▲７七玉 △７八金 ▲７六玉 △６五飛成（下図）
上部へ追い出した所で飛車を成ればピッタリした詰みですね。
この手順で詰んで
「あれ？ 11手になっちゃった」
と思った人も正解なので安心してください。
