人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋100】焦点の成り捨て【9手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。

実戦は△6二同金 と成桂を取りましたが、AIで検討したら先手玉に詰みがあると示されました。

ここから9手で詰ます手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、△8七歩成 ▲同玉 △7七歩成(下図)

2連続で歩を成り捨てるのが詰みに持ち込む手順でした。

▲8六玉 なら△7六金 までの詰み・・・

▲9八玉 なら△8七金 までの詰みなので

・▲7七同桂
・▲7七同玉
・▲7七同角

と取るのが正着です。

それぞれ解説します。


▲7七同桂 と取った場合

まずは▲7七同桂(下図)と取った場合から。

上図以下、△7六金(下図)

これにはシンプルに金を打てば・・・

上図以下、▲9八玉 △8七銀 ▲8九玉 △8八銀打(下図)

どこへ逃げても△8七銀 ~ △8八銀打 までの詰みです。

桂を跳ねたことで8九への退路ができ、最長の9手詰めになりました。

これが正解手順です。


▲7七同玉 と取った場合

次は▲7七同玉(下図)と取った場合です。

上図以下、△7六金 ▲7八玉 △8七銀(下図)

この手にも△7六金 と打てば詰み形です。

先ほどと違って逃げ道がないので△8七銀 までの短手数で詰みます。


▲7七同角 と取った場合

最後は▲7七同角(下図)と取った場合です。

上図以下、△7六金 ▲7八玉 △8七銀(下図)

この形も8九への退路がないので△7六金 から簡単に詰みます。


解答は以上です。

示されると簡単な詰みがだっただけに、コレに気付かず長引かせたのはマズかったですね。

決める所でスパッと決めるメリハリのある将棋を指したいもんです。