ど~も、言葉が広まると定義も変わるのかなぁ・・・と思ったニートです。
将棋ネタはあるけどニートネタは尽きがち・・・
という欠点を補うために始めた
コメントをネタに記事を書く
という方式で1つニートネタがあったので書いていきます。
今回の話は
ニートの定義
についてです。
そもそも「ニート」ってどういう人を指す言葉なのか・・・
現実的には定義通りのニートとして生きるのは難しい・・・
といった2つの話をお楽しみください。
本物のニートから核心を突くコメントがきた
今回の題材になるコメントは下記リンクの記事に届きました。ニートの生活が昼夜逆転したり夜型になる理由をニートの私の実体験から考えてみた - ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】
ニートが昼夜逆転する理由やその治し方についてニートなりの目線で書いた記事ですね。
つい先日、そこに無記名のニートから下記のようなコメントが書き込まれました。
>ニートにとっての昼間って、自由とはいえ本当はやらなきゃいけない事がありますよね?
>就職活動
何言ってんだあ??ってなったわ
それはただの現在定職についてないだけの無職であって、ニートじゃないよね
俺はニートだけど就活なんて1ミリもする気ないし一生労働する気ないわ
私が書いた「ニートの定義」とはズレた話について
お前が言ってるのは「無職」の悩み
「ニート」はそんなことで悩まねぇから!
って根本的な誤りを指摘された感じですね。
実はこのコメントの内容、6年くらいニートブログを運営してきた私も
自分のことを「ニート」って言ってるけど、本来の意味とはズレてるんだよなぁ・・・
でも「無職」って言うにはちょっと遠いような・・・
どっちかと言えばニートの方がしっくりくるからニートでいっか・・・
って感じでちょっと引っ掛かっていたことなんですよ。
その辺について書いていきます。
ニートの定義
今になると社会に浸透したニート
という言葉・・・
そもそもはどういう意味の言葉だったか覚えていますか?
どことなく
・働いてない若者
・無職を軽いノリで表現する言葉
・なんかヤベェ奴の総称
みたいな使い方をしてる人が多いかもしれませんが、これだとニートを定義する大切な要素が抜けています。
それは
働く気がない
という基本スタンスです。
大前提としてニートという言葉は
働く気がなく仕事を探すことすらしない若者
を指す言葉だったんですよ。
改めてこの定義を知ると、コメントの書き出しの
>ニートにとっての昼間って、自由とはいえ本当はやらなきゃいけない事がありますよね?
>就職活動何言ってんだあ??ってなったわ
の意味がより分かりますよね。
だって就職活動をしてたらニートじゃないですし・・・
そもそも「働かなきゃいけない」と悩んでいたらニートの風上にも置けませんから・・・
このコメントは
働く気がちょっとでもあれば「無職」
働く気が完全に0なら「ニート」
という基本中の基本を指摘していたんです。
痛い所を突かれた・・・
今となっちゃ人生を諦めたから晴れて働くことを放棄した「ニート」になってるけど、上記の記事を書いた頃は「無職」だったから・・・
ニートブログを書くにはちょっとズレていましたね・・・
ただ、ここからが難しい話なんですが
「ニート」として生きていくには働く気がある「無職」のように見せないといけない
という要素もあったりするんですよ・・・
このブログにコメントをくれた他のニートの方も働いてないことに悩んでいたりしますしね・・・
次はそんな現実について書いていきます。
家を追い出されないために定義に反する必要がある
基本的にニートがニートを続けられるのは親の甘さ
が大きいです。
働きもせず生活費も入れない息子や娘を家から追い出さず・・・
生活環境や食事を提供し・・・
ダラダラひきこもる生活をキッチリ否定しない・・・
っていうね。
でも、この甘さが続くのは
・たまにバイトの面接を受ける
・奇跡的に受かったら数ヵ月だけ働いたりする
といった
ニートとして完全に開き直っていない
まだ働く気持ちは残っている
という雰囲気をうっすら親に伝えるニート側の足掻きによってギリギリ成立していることだったりします。
私が4~6年もの長い空白期間がありながら20代後半と30代前半に一時的にバイトをしたのは
お金が尽きたから
というやむを得ない理由もありましたが、本心を言えば
限界がきた親に見捨てられ、家を追い出されるのが怖かったから
の方が大きいです。
給料は安くても働いてる内は家に居られるだろうしね・・・
まぁ、結局は続かず半年で辞めちゃいましたけど・・・
でも一時的とはいえ働いたことによってギリギリ見捨てられず家に居られる期間を延長できました。
何年も働かない腐り切った状態でも定期的に微かな復活の兆しを見せ
命綱を切られないようにする
という足掻きは必須になりますね。
コメントで
「ニート」なのに就職活動をするのはおかしい
それじゃ「ニート」じゃなくて「無職」だろ
と指摘された
ニートの定義に反する行動
を取っているのはこういった理由があります。
現実問題、実家暮らしで親頼りのニート生活を送っている場合は
家を追い出されないために定期的に働く
という
「無職寄り」のニート
のスタンスを保つ必要があるんですよ。
住む所を失ったら生きていけませんから・・・
どうにか実家にいられる状態をキープしなければいけません。
おそらくニートの中にはこうやって生き延びてる人がけっこういると思います。
今回、コメントをくれたニートの方は
俺はニートだけど就活なんて1ミリもする気ないし一生労働する気ないわ
という強めの一文から
「働いたら負けだと思ってる」
とか言って「ニートの象徴になった人」のような
ニートの中のニート
に近いタイプだとは思いますが、実態はどんな感じなんでしょうか?
メッチャ金持ちの親が溺愛しすぎて生まれたバカ息子?
ギャンブルで大金を得た強運の持ち主?
まだニートの現実を知らない新米ニート?
莫大な資産を持っていて死ぬまでお金に困らないならいいですが・・・
もし実家で暮らしてる平凡なニートなら、本心はどうであれ
「一生労働する気ないわ」
なんて親にだけは宣言しない方がいいですよ。
即 追い出されますから
いつか揉めた時に勢い余って言わないようにスタンスを変えることをオススメします。
おとなしく
「無職寄り」のニート
になり、定期的にバイトとかをする「定義に反したニート」にシフトしてください。
余裕でいられるのは今だけなので、この時間が少しでも長く続くように注意して生活しましょう。
最後に
ニートブログを書きながらモヤモヤしていたニートの定義
について、ニートなりの現実と交えて書いてみました。
「ニート」と「無職」ってどう違うの?
と思っていた方は
働く気がない人を「ニート」
働く気がある人を「無職」
と使い分ければ大丈夫だと思います。
「ニート」という言葉は基本的に若者を指すようですが、最近は私のようなアラフォーも「ニート」と呼ばれたりするのでこの辺は色々ですね。
ちょっとずつ定義が変わってきているのかもしれません。
もし実家で暮らしてるニートの方がこの記事を読んでるなら、後半で書いたように
「無職寄り」のニート
を基本スタンスとして定期的にバイトをする感じにするといいですよ。
実家を追い出されたら終わりなので
「俺、一生 働かねぇから!」
とか言わないように注意してください。
働きたくないけど、そういうわけにもいかない・・・
っていう現実とニートなりに向き合う生活こそが長く平和に生きるコツですから・・・
アラフォーになるまでろくに働かず過ごしてきたゴミクズニートの処世術としてちょっとだけでも参考にしてください。