人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

ひきこもりだった私が普通に外に出られるようになった方法

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昨日の記事で、ひきこもってるとネガティブになるから昼間外に出た方が良いみたいな事を書きました。


でも、これを聞いて


「ちょっと外に出てみるか」


なんて思える人ってひきこもりじゃないですよね。


ただ外に出るのがおっくうな人です。


本当のひきこもりには何の解決にもなってないですよね。


外に出ようって言われてすぐ出られるなら部屋にこもってねーよって感じですしね。


私は今でこそ別に普通に外に出られるようになりましたが、7年位前までは部屋から出るのが本当に嫌なけっこうなひきこもりでした。


近所のスーパーに行くのすら怖かった


ですからね。


これってなかなかでしょ?


「近所のスーパーって何が怖いの?」


って普通の人なら思いますよね。


当時の私は


・見た目のコンプレックスがあったり
・自分が変なんじゃないかって思って自信がなかったり
・他人の視線が苦手だったり
・被害妄想が酷かったり


と色々と外に出るのが嫌になる要因をたくさん持っていました。


全く外に出られない訳ではありませんでしたが、一人だと人の少ない夜にしか出歩けないという病んでる感がハンパない状態でした。


近所のスーパーに食料品を買いに行った時も、


・自分に自信がないから人の視線が気になるし

・誰かの笑い声が聞こえたら自分を見て笑ってるんじゃないかって思ったり

・そういうのが気になりすぎて脂汗をかくし

・挙動不審になるし


もう不審者みたいになってる自分が恥ずかしくて本当に嫌でした。


今になって思えば実際は誰も自分なんて見てないし気にしてないのにね。


あまりの自分への自信のなさに被害妄想が広がりすぎたんですね。


まぁ学生時代からパッとせず、服とかのセンスも無く、顔も見た目も並以下だったんで自分に自信を持てってのが無理な話でしたよ。


自己評価が低すぎましたから。


こういうのが積もり積もって極端に自信がない人間ってのが出来上がったんでしょうね。


こんな私ですが、一応昼間にも出歩ける条件というのはありました。


それは友達と一緒なら大丈夫という限定的な条件です。


一人では無理でした。


友達といると一人でいる恐怖みたいなのが和らげられたというか落ち着いたというか、孤立せずに話せる人がいる心強さからなんとか昼間でも出歩く事ができました。


これがひきこもり唯一の救いだったと言っても過言じゃないと思います。


でも相当病んでますよね。


どうやったらここまで病んだ人間になるんだってくらい。


他人を気にしすぎているというのが良くないのは分かっていたんですが、どうしても気にしないというのができずにずっと苦しんでいました。


「自分が変に見られてる、馬鹿にされてる」


という被害妄想がとれなくて。


そんな状態だった私が、今は単に外に出るのがおっくうなだけで、出ようと思えば普通に出られるようになりました。


前ほど他人の事を気にする事もなくなりましたし、普通に買い物ができるようになっています。


こんな、人が苦手で自分に自信がないひきこもり状態をどうやって克服したのか、ガチのひきこもり解決法としてちょっと書いてみようと思います。


ドライブで昼間の外に慣れさせる

私には親戚に仲のいい伯母さんがいます。


伯母さんといっても年の離れた姉ちゃんって感じの人です。


今から紹介する方法には人の助けが必要なんですが、この伯母さんに私は救われました。


昼間に出歩くのが苦手なのは人が多いから。


自分に自信がなく人の視線を気にしてしまう人にとって人が多い場所というのは恐怖でしかありません。


なのでまずは無理に外に繰り出すのではなく、人の少ない場所で昼間の雰囲気を慣れされるのが一番です。


そこでオススメなのが


「車から降りなくて良いからとりあえずドライブに連れ出す」


という方法です。


「とりあえず外に出るだけ出てみよう」


って誘う方法です。


この方法は


外に出てるけど車と言う車内に守られてる安心感で外に出てるのに室内にいるような感覚になる


のでリハビリには丁度良いですよ。


これは私が実際に経験したから言えるんです。


ある日、仲の良い伯母さんが私をドライブに連れ出してくれました。


それはどこかに行って買い物とかするんじゃなくて単に景色を見るために海に連れて行ってくれたんです。


昼間の人が多い街が嫌いな私にとっては車から降りる事がなく本当にドライブするだけで気楽でした。


これが良かった。


無理に車から降りる事を強要するわけじゃなく、車の中で良い景色の海を眺めて話すだけというひきこもりにとって気軽に過ごせる空間を提供してくれたんです。


秋の海だったのでもう人も少なく、人の視線を気にすることがなかったし、車の中にいた事でリラックスしていられた感じです。


伯母さんは狙ってこういう事をしたわけじゃなく、単に良い景色を見に行こうとドライブに誘っただけだったようですが、コレが昼間の人が多い外が苦手な私にとっていいリハビリになったんですね。


「車から降りなくていい」


というのが本当に大きかったです。


半分は外、半分は中って感じで心地よかったですから。


無理に外に引きずり出すという乱暴な解決法と違って、ゆっくり外に慣れされるという感じなので


「車から降りなくていいドライブに連れて行く」


のはガチのひきこもり解決法の第一段階に良いと思います。


食事もマックのドライブスルーとかで車に乗ったまま買えるので、そういうのを利用すればちょっと長めのドライブができますよ。


昼間の外で買い物するのが苦手なひきこもりにはとても助かるシステムでした。


とりあえず飲み物一本持って行けばそこそこ連れ出すことができるので第一段階として良いんじゃないかと思います。


ひきこもりでも


「このままじゃダメだ、どうにかしなきゃ、外に出なきゃ」


と思っているタイプには軽めの刺激から始まるので苦痛が少なくて良いんじゃないかと思います。


こんな感じで何度か昼間の外に連れ出して貰っている内に、とりあえず私は昼間の外に出るというのには慣れていきました。


人の多い所へ行ってみる

とりあえず外に出る事に慣れてきたら、次はちょっと人のいる所へ行ってみるのがいいです。


慣れてくるともうちょっと違う所に行ってみたいと思うようになります。


なのでちょっと人の多いショッピングモールなんかに行ってみる第二段階に進んでみると良いと思います。


これも本人がまだ人ゴミが苦手なら無理に車から降りるんじゃなく、


とりあえず人の多い所の駐車場とかに車を停めて人の流れを見るだけ


でも良いんです。


人の多い環境を外から見て雰囲気に慣れさせるのが目的です。


そして街にいる人を見ていると徐々にある事に気付くと思います。


「なんかけっこう変な人多くね?」


って。


私は誰かと一緒なら平気だったので伯母さんと一緒に買い物をしに出歩いたんですが、ショッピングモールの人ゴミを歩きながら色んな人を見て気付きました。


「みんながみんなまともな訳じゃないんだな」


って・・・


変な服の人もいるし、挙動不審な人もいるし、身なりが不潔な人もいるし、大声出して迷惑な人もいるし・・・


自分に自信がなくて人に変な人だと思われるのが怖くて外に出るのが苦手だった私は思いました。


「あれ?自分ってけっこうマシな方じゃない?」


って・・・


ここまで不潔な格好してないし、無難な服が好きだからここまで変な服はチョイスしてないから


「見た目は気にするほど変じゃないんじゃないか」

「普通の人とあんま変わってないんじゃないか」

「何でそんなに自信がなかったんだろ?」


って思うことができました。


自分に自信のない私みたいなタイプの人は、街の人をよく観察してみるといいですよ。


意外と変な服の人が多いし、見た目も変な人多いし、普通の人ばかりでもないのに気付きますから。


そうなると


「自分ってそこまで変じゃないんじゃないか」


って思えて少し気楽になりますよ。


「変なのは自分じゃなくて周りの方だった」


って・・・


今まで自分が見られてるという恐怖で目線が下がりがちで、じっくりと他人を見る事が無かった私にはこの発見が大きかったです。


「あ~センスない人って自分だけじゃないんだな、むしろセンスのある人の方が少ないんだ」


って思えました。


最初は自分も人ゴミの中の挙動不審な一人かもしれませんが、こう思えることで徐々に慣れていって普通の人になっていきますよ。


オシャレな人が集まるのがデパートとかショッピングモールなんだと思っていたんですが、普通の人はいっぱいいますし、変な人もいっぱいいますし、本当にオシャレで綺麗な人は少ないですから、意外と安心して行ける場所だと気付くと思いますよ。


人は人を見ていないのに気付く

今までとは逆に人を見るようになってくると気付く事があります。


それは


「人は人を見ていない」


という事です。


誰も自分を意識して見てくる訳じゃないし、笑ったりもしてないというのに気付きます。


逆にこっちが見てるから目が合うだけで、見てなければ普通の通行人Aでしかないんだなって・・・


自分に自信がなくて自分が変だからと勝手に思っていた被害妄想で、変な自分を見られているという勘違いを勝手にしていただけだったんだと気付きました。


普通に歩いてると誰もこっち見てなかったしね。


単に素通りしていくだけ。


意識にも入ってないんじゃないかってくらい。


スゲー損してたなって思いました。


意識しすぎだったんですね。


色んな人を見て


「自分って別に普通だったんじゃないかな?」


って思えた事で周りが見えてやっと気付く事ができました。


今まで気にしていた事は全て自分の想像で、誰も自分なんか気にもしてなかったんですね。


そりゃそうですよね、誰が自分みたいな特徴の無い人間をを気にするんだって感じですよ。


気にしなくて良い事をずっと気にしていたなんて、なんて勿体無い事をしてたんだって後悔しました。


自分に自信がないタイプのひきこもりで私みたいな感じだったなら覚えておきましょう。


「人は人を見ていない」


って。


こうなればもう大丈夫

「車から降りないドライブ」

「ショッピングモールで買い物して人を見る」


というのを経て


「自分って別に普通かも」


って思えて


「別に人に見られてない」


のに気付いたらもうけっこう大丈夫です。


特に、私みたいに自分に自信がなかったタイプのひきこもりは不安だった大半が解決されてますから。


それに人ゴミのショッピングモールを経験しているので、近所のお店なんてどこ行っても何て事なくなっています。


逆に他の人を観察する余裕すら生まれていると思いますよ。


「あ~なんだ、変な人いっぱいじゃん」


って気付くようになります。


こうなればもう精神面の問題は解決してるんで、ひきこもりからただ外に出るのがおっくうな人に変わってると思います。


別に出られるけど用が無いから家にいるだけみたいに。


今の私ですね。


外に出る恐怖心さえなくなればあとは本人のやる気次第で社会復帰もできますし基本ラインに立ててるんじゃないかと思います。


最後に

けっこう精神面がヤバ目のひきこもりだった私が実際に外に出られるようになった解決法を書いてみました。


重めのひきこもりになると誰かの協力なしでは中々抜けられないと思います。


私は親戚の仲の良かった伯母さんに救われました。


こういう人がいたのが奇跡だったのかもしれませんね。


ひきこもりになってしまった心配な人が身近にいる方、一度こんな感じでひきこもり解決に段階を踏んでやってみませんか?


あなたの協力でひきこもっている人が外に出る一歩を踏み出せるかもしれませんよ。


まずは


「車から降りなくていいドライブ」


という外にいるのに室内にいるような気軽な外出方法で外に連れ出してみるというのはどうでしょうか?


個人的にはかなりオススメです。


「車から降りなくていいからちょっとドライブ行かない?」


って誘い出してみましょう。


「ちょっと外に出てみるだけ出てみよ?」


って。


まぁ最初は断られると思いますけど・・・


でも、自分でも


「ひきこもり状態をどうにかしたい」


と思っているひきこもりならこういう軽めの外出なら一つのキッカケとして動くかもしれませんので何度か誘ってみるといいんじゃないかなと思いますよ。


できれば親よりも友達とか仲の良い親戚とかの方が話しやすくて良いのかもしれませんけどね。


私は親と出歩くのは苦痛なので親から言われても行かなかったと思いますし・・・


仲の良い伯母さんからだったのが本当に奇跡だったんですね。


最初の一歩を踏み出すまでは難しいかもしれませんが、実際に私が一歩踏み出せた


「車から降りないドライブに連れ出す」


はキッカケの一つとして良いんじゃないかと思いますので一度試してみてください。


無理矢理引きずり出すよりはかなりマシだと思いますから。


こういうジャブ程度から慣れさせていくのが相手にとっても無理が無くて良いですよ。


まずは一歩踏み出す事が大事ですから、軽めの外出方法が思いついたらそれで誘ってみると良いんじゃないかと思います。


追記

今回のひきこもり解決法の「車から降りなくていいドライブ」は人に助けて貰わないといけない方法でしたよね。


それだと助けてくれる人がいない人には何の解決法にもなってないと思い、1人でも脱ひきこもりできる方法を改めて書いてみました。


こちらです。


dame-ningen.hatenablog.jp


私がまだ外に出られなかった時に、どうにか夜になら出歩けるようになった方法です。


これは1人で解決できる方法なので、ガチのひきこもりの方の何か参考になるかもしれません。


今回の記事で、助けてくれる人がいなくて脱ひきこもりのキッカケをつかめずガッカリした方はぜひお読みください。


今度こそ何かキッカケをつかめるかもしれませんから。