30代職歴なし、昔はガチのひきこもりだったニートです、こんにちは。
今から8年くらい前、私はけっこうなひきこもりでした。
近所のスーパーに行くのすら怖かったっていうくらいね。1人だと人の少ない夜にしか買い物に行けなかったのでけっこう病んでいたと思います。
でも、今はそうでもありません。外に出る事は別に普通にできるようになっています。
脱・ひきこもりには成功しているんです。
それで、自分が脱ひきこもりをするキッカケになった方法を書いたら役に立つかな?と思い、以前こんな記事を書きました。
この方法は人に助けて貰う必要があるんですが、ひきこもりを抱えた親御さんに役立つかなぁ・・・って思ったので。
それと、ひきこもりの人に「外に出ても意外と大丈夫だよ」というのを伝えたくてね。
これがけっこう読まれていたりします。
・ひきこもり ブログ
・ひきこもり 外に出られない
・ひきこもり 外に出る
・ひきこもり 外に出す
などのワードで辿り着いているようです。
ひきこもり自身だったり、ひきこもりを抱えている方だったり、色々な方に読まれているみたいですね。
現状をどうにかしたいと思っているひきこもりはけっこういるという事にもなります。
どうやったら外に出られるのか、どうすればひきこもらず普通の生活を送れるようになるのか、これは気になる所です。
ただ、上記の記事の方法はすでにある程度外に出られる人向けの話だったりするんですよね。
重めのひきこもりともなると家の玄関から、もっと言えば部屋から出られない、なんて人もいるかもしれません。
そういった方には役に立たないよなぁ・・・って思ったりします。
私も家から出るのが嫌なタイプのひきこもりだったので気持ちは分かります。
なので、もっと根本から、家から出るキッカケになった話を書く必要があるかもしれないと思いました。
脱ひきこもりの第一段階はそういう所から始まっていますしね。
私の場合、そのキッカケになったのはものすごく極端な出来事だったので参考にならないとは思いますけどね。
でも、1つの脱ひきこもりになる方法ではあったので、ちょっと書いてみようと思います。
キッカケは震災
ずっとひきこもっていた私が外に出られるようになった根本のキッカケ、それは・・・東日本大震災 でした。
震災をキッカケにひきこもりから脱する事ができたんです。
外に出る根本のキッカケはこれでしたね。
まぁ一番分かりやすい外に出なきゃいけない例かと思います。
家の中はグチャグチャ、中にいたら家が崩れて死んでしまうかもしれない、外に避難しないといけない・・・
こういう感じで強制的に外に出なきゃいけなくなったのがそもそものキッカケでした。
無理矢理外に引っ張り出された感じに近いです。
もう自分の部屋は安らぎの場ではなくなったというのが大きいかもしれませんね。
ひきこもる場所、逃げ込める場所を失ったという事ですから。
人間、居場所を失えば新たな居場所を求めて動くのかもしれません。
そして何より大きかったのは、これからの生活に必要な物を自分で調達しないといけなかったという事。
水道やガス、電気なんかは止まってしまったので、必要な物は自分で手に入れなければいけません。
食料、水、といった生きるために必要な物は買わなければ無いので嫌でも外に買い物に行かなければなりませんでした。
まぁ緊張しましたよ。
みんながスーパーに集まっているので人ゴミの中に飛び込まなきゃいけなかったんですから。
ひきこもりにとっては中々レベルの高いリハビリでしたね。
でもしょうがない、ここで動かなかったら死んでしまうかもしれないんだから・・・
人間、やらなきゃいけなくなったらやれるもんだな・・・なんて思ったりしました。
こんな感じで、強制的に外に出なければいけない状況に追いやられたのが脱ひきこもりの根本のキッカケでしたね。
ひきこもってられない状態になったのがホント大きかったと思います。
ひきこもりを外に出すには生と死の境を意識させるのが大切なのかもしれません。
生きていくためには自力でどうにかしろ
という状況に追いやるのが一番みたいな。
平穏な毎日を送れている内は脱ひきこもりなんてできないのかもしれません。
外に出なきゃ生きられない状況に追いやるしかない
自分がひきこもりから抜けられたのはどうしようもない状況になったからでした。生きたかったら自分でどうにかしなければいけない
これが大きかったです。
なので、ひきこもりを抱えている親御さんがすべき事は、生活の手助けをするんではなく、窮地に追いやる事なのかもしれません。
毎日ご飯を用意してくれる、頼めば何でも買ってきてくれる、こういう甘えられる状況だからよくないんじゃないかと。
「甘えられる状態だから甘えてしまう」というのはあると思います。
このままでも生きていけるという安堵感がひきこもりから抜け出せない原因の1つではありますから。
なので、平穏な毎日を送れない状態にする事がキッカケになるかもしれません。
ご飯も用意してあげる必要はなかったりするんですよね。
食べたかったら自分で作るか買いに行けばいいだけなんですから、普通は。
お金が無いという問題も、外に出て働けばいいだけの話ですしね・・・まぁニートの私が言えた事じゃないですけど。
こういう当たり前の事を「自分でやれ」と言って現状のダメさを伝える必要はあると思います。
お前は何もできないゴミだ ってね。
それで文句を言うかもしれませんが、ひきこもりにわがままを言う権利なんてないというのを分からせないとダメですね。
少なくとも、このまま部屋でひきこもっていても生きていけるという状態を保ってしまうのはよくないです。
もうダメだ、外に出ないと死んでしまう、どうにかしなければ・・・
という感情にさせなければいけません。
そういった意味では震災は丁度いい荒療治だったんでしょうね。
こういう逆らえない何かによって現状を打破する必要性を与える事はいいキッカケだったと思います。
まぁ震災は逆らえなかったからアレですが、親の意思でひきこもりを拒否するのはまた別問題だったりしますよね。
わがままが通用するかもしれませんから。暴力とか振るわれると怖くて逆らえない親御さんもいますしね。
ひきこもりも親にだけは強かったりするんですよね・・・
なので、思い通りにいかないと暴れてしまう暴力型ひきこもりだとこういう手段は無理かもしれません・・・
難しい問題ですよね・・・
でもキッカケは大事です。
いつまでも逃げられると思ってんじゃねぇぞ!
というのを伝える事は必要です。
そうしないといつまででもひきこもっちゃいますから。
一度逃げた人間というのは、逃げ続けられる限り逃げ続けます。これは確かです。
その逃げ道を閉ざす、これ以上は無理だというのを分からせる必要はあります。
「もうあんたの面倒は見てられない・・・あとは自分でどうにかしな・・・」
これくらいは言ってもいいと思います。
そして、食事も用意せず、買い物も自分で行かせる、これくらいは別に変な事じゃありません。
どうにもならなくなったらどうにかするとは思いますしね。
まぁガチの重いひきこもりならそのまま部屋で死ぬ事を選ぶかもしれませんが・・・
でも、ずっとこのままひきこもらせるわけにもいかないのは事実です。
どこかで「このままじゃもうダメだ」というのを伝える必要はあると思いますよ。
「まだひきこもっていられる」という安心感を与えてはいけません。
もう時間は無い、外に出ないといけない、このままじゃ生きていけない・・・
そういう感情を持たせる事が脱ひきこもりの第一歩かと思います。
こうしても何もしなかったらその手の団体に協力を頼んで、強制的に引きずり出して貰うのもアリです。
ひきこもりはどうにもならない状況にならないと抜け出せないものだったりしますからね。
逆らえず、逃げ場がない状況に追いやるのが一番の解決法かもしれません。
震災はそうでしたしね・・・
アレは逆らえなかった・・・逃げ場もなかった・・・だから動けたっていうのはあります。
ひきこもりが外に出るにはどうしようもない状況が必要
これは確かなので、このままじゃいられないというのを分からせる何かをしないとダメですね。
難しいのは分かりますが、それは必要な事だと思います。
最後に
今回の話は働かないニートにも当てはまるので書いてて胸が痛かったですね。脱ひきこもりと脱ニートって似てるのかもしれません。根本は甘えですから。
私が前にバイトしたのも親に「もう面倒は見てられない」って言われたからだったりしますしね。
まだ大丈夫と思っている所に来た重い一撃でした・・・
「このままじゃダメなんだ・・・何とかしなきゃ・・・」
と思うキッカケにもなりましたよ。
まぁ病気になってまたニートに戻っちゃったからアレですけど・・・
今回書いた事と似たような事を今の私がされたら辛いだろうなぁ・・・
ひきこもりだったりニートをしてる時って、前に進む心の準備ができてないから・・・
常に不意打ちの状態になっちゃうんですよね。
ず~っと準備する時間はあったはずなのに準備する気構えがないから・・・
ひきこもり、ニートはどうしようもないゴミクズなのは確かですね、自分がそうなのでよりそう思います。
現在、ひきこもりを抱えた親御さんがいましたら、今のまま平穏な生活を送らせるのだけはやめた方がいいとは思います。
甘えられる内は甘えた生活から抜け出せません、これは言えます。
今の生活を許されてると勘違いしてしまいますから。
現状を変える大きなキッカケ
これはホント大切だと思います。
震災がなかったらまだひきこもってた可能性を考えると、何か強制的な力は必要ですね。
まずは「いつまでもこのままじゃいられない」という事を分からせる、そういう所から始めてみるといいんじゃないかと思います。