ケーキが好きです。
あるとテンション上がります。
私にとってケーキって誕生日とかクリスマスくらいしか食べられないレアな食べ物ってイメージなんです。
母親の友達とかがお客さんとして来た時に、お土産にケーキを持ってきてくれた時なんかは予期せぬケーキとの対面に子供心ながらメチャクチャ喜んでいた記憶があります。
ケーキを持ってきたお客さんは歓迎するという素直な子供だったんですね、欲まみれです。
そんな感じでケーキが好きなんですが、ケーキが好きってより生クリームが好きって言った方が正しいかもしれません。ショートケーキとか生クリームたっぷりのロールケーキとかテンション上がります。
あまりの生クリーム好きさに、子供の頃は生クリームをデコレーションする絞るヤツの出口に口をつけてそのまま生クリームを吸い込みたいくらいに思っていました。
子供の頃に実際にできてたら幸せだったろうなぁ・・・
私が子供の頃は6人家族だったんでホールケーキを買ってきても1人1切れずつしか食べられません。
これが子供の頃は物足りなくて、当時の夢は「大人になったらケーキ1ホールを一人で食べる」でした。それくらいケーキに飢えていた記憶があります。
いざ大人になったら胃が生クリームをそんなに受け付けなくなって、その夢は叶えられませんでしたけどね。
今は、甘さ控えめ、あっさり系の生クリームの良さに気付くほど油に弱くなりました。年取ったなぁ・・・って思う瞬間ですよ。
とは言っても、ケーキが好きは好きなんですけどね。
で、誕生日やクリスマスケーキと言えばショートケーキがお馴染みだったんですけど、子供の頃からいつ食べても1つだけ残念だなって思う事があったんです。
それは「どのショートケーキを食べてもイチゴが絶対酸っぱい」って事です。
こっちは甘さを求めているのに、いつ食べてもショートケーキのイチゴって酸っぱくて残念な思いをしていました。
やっぱ安く売るためにはコストをかけられなくてしょぼいイチゴを使うしかないんだろうなぁ・・・なんて勝手に思っていました。
あともう一つ、もしかして甘さを中和するために酸っぱいイチゴを使っているのかな?という味のバランスの事を考えたり・・・
でもね、ケーキを食べてる時って甘さを求めてるんですよ。全部甘くて良いんです。イチゴも甘くて美味しいのを期待して食べてる訳です。
それなのに酸っぱいイチゴだった時って、美味しい物をぶち壊す残念感がありまくりでガッカリしていました。
何ていうのかな、世の中にはちょっと残念な人っているじゃないですか。すごく良い面があるのになんでココがダメなの?って感じ。
「美人なのに服がダサい」「芸能人に似ているのに鼻だけ変」「頭が良いのに字が汚い」「イケメンなのに声が高い」「男らしいのにブサイク」みたいな。
この何ともいえない残念感と似た感じをショートケーキの酸っぱいイチゴから感じてしまいます。
そこでちょっと思ったんです。この酸っぱいイチゴってコストのためなの?それとも狙ってやってる理由があるの?って。
このネット時代、検索すれば分かる事実からちょっと調べてみました。
ショートケーキのイチゴが酸っぱい理由
調べてみたらけっこう普通の理由でした。・ケーキ全体の味のバランスを考えてあえて酸っぱいのを使う
・完熟の甘いイチゴだと日持ちがしないからあえて酸っぱいのを使う
・デコレーションを重視して形が揃ったイチゴを使うから固く酸っぱい方が使いやすい
などの説が有力だそうです。
甘いケーキとのバランスを取るために酸っぱいイチゴを使っているっていうのは予想通りでした。
日持ちとデコレーション重視っていうのも商売上の理由としては納得ですね。すぐダメになったらマズイですし、見た目はケーキの重要な要素でもありますからね。
安全を重視して販売するとなると色々考える事があるんだろうなぁって苦労を考えると分からなくも無いです。
1つだけ納得いかない部分がある
ただ、1つだけ納得がいかないのは、ケーキ全体の味のバランスを考えて酸っぱいイチゴを使っている説です。これね、バランス取れてないと思うんですよ。酸っぱいイチゴで甘さが際立ち、しつこい甘さを酸っぱさで中和が理想的な関係だと思うんです。
でも、甘さと酸っぱさのバランスが取れていないので、イチゴの酸っぱさばかりが強調されている気がするんです。
甘くて美味しいスポンジと生クリームを食べて、いざイチゴを食べてみると、その甘さとつり合わない強い酸っぱさでイチゴの酸っぱさがメチャクチャ強調されすぎてる感がありまくりです。
いちごマズッ、くそ酸っぱい、何コレ、安いイチゴ使ってんなぁ・・・って感じになってます。せっかくケーキ部分は美味しいのに・・・って残念な気分になります。
私はプチトマトが酸っぱくて嫌いなんですが、酸っぱいイチゴはプチトマトを食べてる感覚に近くて苦手です。
この酸っぱさの文句があまり伝わらない方は、プチトマトが乗ったケーキを食べさせられていると考えて貰えると分かりやすいです。
すごい不味そうでしょ?ケーキにプチトマトって。
酸っぱいイチゴはイチゴにあらず、プチトマトと同じようなものだと思ってください。
そんな感じなので、もし味のバランスを取る説ですっぱいイチゴを使ってるパティシエの方がいましたら、一度甘いイチゴで作ってみてください。そっちの方が絶対上手いから。
もうちょっと・・・もうちょっとだけでいいから酸っぱさが弱くて甘め寄りのイチゴにしてもらえませんか?それならバランスがとれてると思うんです。
ケーキって大量に食べる物じゃなく、1切れの勝負なんで、バランスより一点集中型の方がいいような気がするんですよね。甘いなら甘い、酸っぱいなら酸っぱいみたいな。
実際に甘いイチゴのショートケーキを食べたことないからハッキリとは分かりませんけどね。甘かったら甘かったで合わなかったりするのかな?
でも酸っぱいイチゴでガッカリしてるのは絶対なんだよなぁ・・・酸っぱいイチゴって不味いものなんで、バランスってよりハズレを掴まされた感が出てしまいます。
ショートケーキのイチゴは最初に処理する不味いものっていうイメージで食べています。まず酸っぱくて不味い地獄を乗り切ろうみたいに。
これだけが残念。
まぁ日持ちとかも考えて酸っぱいのを使ってるなら甘いイチゴのショートケーキに出会う事はないんでしょうね。
最後に
ショートケーキを食べていていつも思っていたイチゴの酸っぱさの文句をちょっと書いてみました。酸っぱいイチゴの唯一のメリットと言えば、親戚とかの子供と一緒に食べてる時にイチゴを欲しがったら何のためらいも無くあげられるという所くらいでしょうか。
嫌いな酸っぱいイチゴを処理して貰えるのに、子供は喜んでいるというWINWINの関係になる所はメリットかなぁ・・・
でもそれくらいしか酸っぱいイチゴのメリットはないんですよ。
せっかくのケーキがちょっと残念な感じになっちゃうのが大きいんで・・・
上に乗ってるイチゴ部分が生クリームだったらなぁ・・・なんて思ったりもしました。生クリームのかたまりを一気に食べたい願望はあるんで。
いつか甘いイチゴで全部が美味しいショートケーキを食べられる日が来るといいんですけど、現状の感じを考えると難しいんでしょうね。
賞味期限近くてもいいから誰か甘いイチゴのショートケーキを作ってくれないかなぁ・・・