ネットのブログ相談みたいなのを見ていると、たまにこんな質問があります。
ブログをやりたいです、でも書く事がないんです
何を書いていいか分からないんです、でもやってみたいです
なんとなくブログというものに興味を持ったけど、どうしたらいいか分からないみたいですね。
何事も興味を持ってやってみようと思った時ってこんな感じになる事ってありますよね。
何からやっていいか分からない、どうやってやればいいか分からない感じでね。
でも、ブログって記事を書けないと何も始まらないので
書くことがないなら別に無理してブログなんてやらなくてもいいんじゃない?他の趣味を探してみたら?
って思わなくもないんですが、興味を持った人を突き放すのもなんか可哀想ですよね。
私の好きな将棋で例えると
将棋をやりたいけど何も分かりません、何から覚えたらいいかも分からないです、でもやってみたいんです
と言っている人に
そんなに分からないんなら別に無理して将棋なんてやらなくてもいいんじゃない?
って言ってしまうようなものだから・・・
これは冷たい・・・
初心者の頃って効率のいい最初のとっかかりを教えて欲しかったりしますよね。
初心者にありがちな無駄な回り道をしてしまうよりも、効率の良い上達の近道をたどりたいってね。
自分より上手な人に質問するならこういう要素はあると思います。
なので、一応、将棋の初心者にお答えするとしたらこんな感じになります。
とりあえず駒の動かし方を覚えたら、攻めの基本を覚えるために棒銀から覚えたらいいんじゃない?
これが私からできる将棋初心者へのスタートの仕方です。
って、今回は将棋じゃないです、ブログです。この記事はブログ初心者へ向けた記事でした。
本題に戻ります。
ブログに興味を持ったというのは新たな楽しみが出来て良い事だと思います。
私はブログも好きなので、せっかく同じ趣味を持つかもしれない仲間が増えるなら歓迎だったりしますから。
なので、2年半くらいブログを運営してきた私から、ちょっとしたヒントみたいなのをお伝えしたいと思いました。
ブログをやりたいけど、書く事がない、どうやって書いたらいいか分からない、という方の何か参考になったらと思います。
ある程度はアクセスを集められるブログをやりたいんだよね?
この手の質問をする人は自己満足系のブログをやりたいわけじゃないんですよね。自己満足のブログをやりたいなら勝手にてきとうな事を書く日記ブログでも始めてるわけですから。
「何を書いたらいいのか分からない」というのは要約すると
(多くの人に見てもらえるブログにするためには)何を書いたらいいのか分からない
という事だと思います。
なので、いくつか「こうすると色々な人に見てもらえるよ」というブログのコツみたいなのがあるのでそれを書いてみようと思いました。
ターゲットを絞る
まず、多くの人に読まれるブログにしたいならターゲットを絞る事が大切です。ターゲットを絞るというのは「どこの誰に向けて書くかを定める」という事です。
これはもうその人、あなたに向けて書く、というくらい絞ります。
個人レベルまで絞ったターゲットに向けて書くといいです。
この記事も「多くの人に見てもらえるブログにするためには何を書いたらいいのか分からない」という悩みを持った1人の人に向けて書いていますしね。
でも、これを聞いて
え?多くの人に読まれたいなら多くの人に向けて書く方がいいんじゃないの?
という疑問を持つかもしれません。
でも、ブログというのはそれだとあまり読まれなくなってしまったりするんですよ。
それについて詳しくはこちらの記事を読んでもらえたらと思います。
まぁこう言われて素直に記事を読む人もそんなにいないので、記事を読むのがめんどくさい方の為に少しだけ軽く説明します。
なぜターゲットを絞る必要があるのか。
それにはこういった2つの理由があるのでそれを抑えてください。
記事を書きやすくなる
まず1つ目、ターゲットを絞る事で「記事を書きやすくなる」というメリットがあります。多くの人に読まれたいからといって多くの人に向けて書くと、何を書いていいか分からなくなりますから。
多くの人に向けて記事を書くという事は、どこかの誰かに向けて手紙を書くようなものです。
あなたはどこの誰かも分からない人に向けて手紙を書けますか?
多分、最初の挨拶くらいで手が止まるんじゃないでしょうか。
でも、親友に向けて手紙を書くとなったらどうでしょう?
スラスラと色々な事が書けるんじゃないでしょうか。2人にしか分からない深い話とかね。
このように、書く相手を定める事でようやく書くべき事が見えて記事を書けるようになるんです。
ブログに何を書いていいか分からない初心者なら、よりターゲットを絞った方がいいと思いませんか?
誰に向けて書いているか
それが分かると手紙と同じで記事も書きやすくなるので、今から書く記事のターゲットは誰なのか、それをしっかり定めましょう。
記事の質が上がる
2つ目として、ターゲットを絞ると「記事の内容が濃くなり記事の質が上がる」というメリットがあります。先ほどの手紙の話と同じで、漠然とどこかの誰かに向けて書くと内容が漠然として何を書いているか分からない文章になります。
そりゃそうですよね、何を書いていいか分からないまま書いているんですから。
しかし、絞ったターゲット向けて書くと親友に書く手紙のように内容が濃くなり、記事の質が上がるんです。
より深い事まで書けるようになりますから。
この記事も「ブログをやりたい人」という漠然とした人ではなく
「多くの人に見てもらえるブログにするためには何を書いたらいいのか分からない」
という人にターゲットを絞っているからこういう話を書けているわけです。
「ただブログをやりたい人」に向けて書いていたら、ターゲットを絞る話なんてしなくてもいいですしね。
オススメの無料ブログを紹介して終わりです。浅いですよね。
このように、ターゲットを絞るとその人に向けた深い話を書けるようになり、結果、記事の質が上がります。
なんとなく伝わったでしょうか?
まずはターゲットを絞る事でこれらのメリットがあるという事を頭の片隅に入れておいてください。
ターゲットは自分自身、過去の自分を救うつもりで記事を書こう
ここまで読んだ今のあなたはターゲットを絞るといいのは何となく分かった
でも絞るべきターゲットが分からない
誰に向けて書けばいいか分からない
という状態だと思います。
何を書いていいか分からないんですから「誰かに向けて書きたい事なんてないよ」って感じですよね。
でも、そんな方にうってつけのターゲットがあります。
それは「自分」です。
それも「過去の自分」です。
書きたいターゲットがいないなら「過去の自分」に向けて書くといいです。
過去の自分が欲しかった情報を書けばいいんですよ。
具体的に何を書けばいいかというと「過去の自分を救う記事」です。
過去の自分が悩んでいた時に欲しかった情報を、現在の色々経験してきたあなたがブログに書くんです。
すると、過去のあなたにとってものすごく興味のあるブログになりますから。
そういうブログが出来上がるとどうなるか・・・
それは、過去のあなたと同じような悩みをもった方にとって役に立つブログになるんです。
多くの人に見てもらえるブログというのは「誰かの欲しい情報を提供しているブログ」です。
過去のあなたに向けて書いたブログは「過去のあなた」と同じ悩みを持った人が「欲しがっている情報」を提供しているブログなんですよ。
つまり、多くの人に見てもらえる「世の中の誰かが欲しがっている情報を提供しているブログ」になるんです。
これ、すごく良いブログじゃないですか?
しかも、自分をターゲットにしてるのですごく記事が書きやすいというメリットまであります。
自分なら何を求めているかすぐ分かりますから書きやすいんじゃないでしょうか?
こうなると何を書くべきか分かりますよね。
繰り返しになりますが、書くべきは「過去の自分が欲しかった情報」です。
過去の困っていた自分を自分で救うつもりでね。
今の自分だから分かる過去の自分を救える情報を書くんです。
私もこの方法でいくつか記事を書いていますしね。
まだちょっと具体的に見えてない方に向けて、どんな感じか1つ例を紹介します。
例えば、こちらの記事は過去の私に向けて書いた記事です。
コンビニ夜勤をする前の不安を抱えた過去の私に「コンビニ夜勤はこんな感じだよ」というのを伝えています。
もうそのまんま過去の自分を助けるために記事を書いているんですね。
しかし、過去の自分を救うために書いたはずが、同じ悩みを持った方も救えるので、色々な方に読んでもらえています。
要は、過去の自分と同じような悩みを抱えた方は、日本中を探せばたくさんいるという事です。
自分の為に書いたはずが、どこかの誰かにも役立つ記事になるんです。
ちょっと面白くないですか?
自分という1人のために書いたのに、他の人にも役に立つなんて。
ちょっと書いてみようと思ってきませんか?
あなたがしてきた全ての経験はブログのネタになりますから、書ける事が頭の中にわんさか出てきてるんじゃないでしょうか?
「後悔した事」とかは良いネタになりますしね。
「今だったらあの時こうしてたのに・・・」っていうのを、同じ事で迷ってる人に教えてあげるというのも1つの手です。
これは失敗を回避できる記事になるのでとても有益ですね。
後悔をテーマにすれば「買わなきゃよかった物10選」とか「やらなかったらよかった○○」など色々書けるんじゃないでしょうか。
逆に良かったものをオススメするのもありです。
「買ってよかった物10選」「やった方がいい○○」とかね。
ちょっとブログに何を書いたらいいか見えてきませんか?
ブログには有益な記事を書こう
ここまで読んできたら、だいたいどんな感じで記事を書けばいいか分かってきたかと思います。最初は何を書いていいか分からなかったけど、漠然とどんな記事を書けばいいか見えてきてませんか?
その漠然とつかめたブログの記事の書き方のポイントを一言でいうと
有益な記事を書く
という事になります。
有益というのは誰かの役に立つ記事です。
その代表的なのが先ほど挙げた「過去の自分を救う記事」といった「誰かの悩みを解決できる記事」なんですよね。
検索している人たちが求めているのはこういった記事です。
なので、人に読んで貰えるブログを目指しているのなら、こういった記事をブログにいっぱいストックしていきましょう。
まずは過去の自分を救い、似た境遇の人を救える有益な記事を書いていくといいですね。
人は悩みを解決するために検索している
人に見てもらえるブログの記事というのは「この人の悩みを解決する」
という感じでターゲットを絞ってその人の悩みを解決するために書くのが大切だというのは分かってきたかと思います。
その人を助けるつもりでね。
なぜそうしなければいけないのか、ブログの基本を最後にちょっとだけ説明しておこうと思います。
なぜ悩みを解決する記事を書く方がいいのか・・・
それは「検索というのは悩みを解決するためにするもの」だからです。
人は皆、自分の悩みを解決するために検索しているんです。なので
あなたのこんな悩みを解決します
という記事は需要があるため、検索された時に見つけてもらえやすくなります。
先ほどのコンビニ夜勤の記事も、コンビニ夜勤ってどんな事をするのか分からなくて悩んでいた方に見つけてもらえて読まれてますからね。
これは、あなたも自分が検索する時の事を考えれば分かると思います。
何か悩みがあって検索し、それを解決するために検索に答えを求めてますよね?
この記事に検索からたどり着いたあなたも
「ブログを始めたいけど何を書いたらいいのか分からない、どうしたらいいの?」
という悩みの解決を求めていたわけですしね。
そう考えると、悩みを解決する記事に需要があるというのは納得できるかと思います。
自分1人が悩んでいたと思っていたけれど、日本単位で見れば同じ悩みを解決したい人はけっこういます。
過去の自分と同じ事で困ってる人がね。
なので、安心して過去の自分を救う記事を書きましょう。
それが多くの人の悩みを解決する記事になり、多くの人に読まれる記事になりますから。
最後に
ブログに何を書いたらいいか分からないそんな悩みを持った方に、ちょっとしたヒントを提供してみました。
ついさっきまで書く事がなかったと思いますが、今ならちょっとネタが浮かんでませんか?
「あの事を書いてみようかな」
ってボンヤリとでも浮かんでいてくれたらこの記事を書いた意味があるってもんです。
今回オススメした「過去の自分をターゲットにした過去の自分を救う記事」はブログの基本を学ぶのに最適です。
ブログを書く上で大切な要素がいっぱい詰まっていますし、自分の事なのでそんなに迷わず書ける簡単さを備えているからです。
初めてブログを書く人が「読まれるブログの記事を書くスタート」として良いスタートを切れるんじゃないかと思います。
ここまで読んできた事を頭の片隅に置いて、まずは1記事書いてみてください。
きっと良い記事が書けると思いますから、そしてそれが読まれるブログの1歩になりますから。
頑張ってください。
と、言われても、まだ「本当に過去の自分に向けて書いて読まれるの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
「まだちょっと信じ切れない、不安がある」って感じでね。
でも、あなたがこの記事を読んでいるという事は、すでにその悩みを解決しているんですよ。
というのも、この記事は「過去の私を救うために書いた記事」だったからです。
ブログに興味を持ったけど「何を書いていいか分からない」っていう悩みをもった2年半前の私に向けてね。
あなたがこの記事にたどり着き、ここまで記事を読んだという事は
過去の自分を救う記事を書けば
過去の自分と同じ悩みを持った人に
検索からたどり着いてもらえて
ちゃんと読まれて
読んだ人に役に立つ記事になる
というのが証明された事になります。
安心して書いて大丈夫ですよ。
こういった記事をブログにたくさんストックする事が、アクセスを集められるブログのスタートになります。
さっそく過去の自分を救う記事を書いてみましょう。
そして、まだこの世界にたくさんいる過去のあなたと同じ悩みを持った人を救ってあげてください。
それができるのはあなただけなんですから・・・