色々な物事に人それぞれしっくりくるタイミングとか順番ってあると思うんですよ。
朝起きたらすぐ歯を磨く人もいれば、朝ご飯を食べてから磨く人もいたり・・・
ご飯を食べるならまずメインのおかずを1口目に食べたい人とか・・・
気が付いたらそういうリズムができていて
「この順番が狂うとなんか気持ち悪い・・・」
みたいなものってありません?
「あ~分かる分かる」
というものから
「そんなん気にする?」
というものまで、人それぞれ無意識にこだわっていることってあると思います。
私の中にはそんなちょっと順番が狂うと気持ち悪いものが「将棋」の中に1つあるんです。
本当に些細なことなんですが、
「もしかしたら分かってくれる人もいるかな?」
と思ったのでちょっと書いてみたいと思います。
飛車先を伸ばされてから受けて欲しい
上図は、後手の四間飛車に対して先手の私が急戦模様に進めている何気ない局面です。
将棋を始めた頃から指している戦法なので慣れ親しんだ形なんですが・・・
中学生の頃から「この一手を指されると気持ち悪い」という手があるんです。
それがこちら。
上図以下、△3三角(下図)
先に飛車先の歩を受ける角上がりです。
これが何とも気持ち悪い・・・
しっくりこないタイミングというか・・・
「別にこっちが▲2五歩 って伸ばしてからでよくない?」
みたいなズレた感じがするんです。
個人的な感覚なんだと思いますが、手の流れ的にちょっとブレがあるというか・・・
棋譜並べなんかでも先に△3三角 って上がっているのを見ると
「この人とは気が合わなそう・・・」
みたいな違和感があるんですよね・・・
別に形勢に影響があるわけでもないので将棋的にはどうでもいいっちゃどうでもいいんですが、リズムを狂わされた感があって嫌いです。
△3三角 の後に▲2五歩 と伸ばす気持ち悪さったらもう・・・
しなくてもいい先受け
っていう感じがして、なんていうか
会話の最中にこれから言おうとしていたオチを読まれて先に言われた
みたいな悲しさみたいなものを感じますよ・・・
手の流れ的に先手の▲2五歩(下図)を見てから・・・
テンポよく△3三角(下図)って上がってくれると落ち着きますね。
このどうでもいいことで感じるモヤモヤ感・・・
これっていったい何なんだろうなぁ・・・