人生詰んだニートのブログ

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【ぴよ将棋w】後手番で Lv29 ひよね(三段+)を42手で仕留めたAperyの指し回しを紹介【ノーマル三間飛車】

今回は「ぴよ将棋w」の

Lv29 ひよね(三段+)

を42手で仕留めたAperyの指し回しを紹介します。

「三段+」相手でもミスをとがめれば早く終わる一例としてお楽しみください。


▲5五銀 をトガめる

先手が「ひよね(三段+)」、後手が「Apery」です。

上図は、後手のノーマル三間飛車に対し、先手が▲9八香 と穴熊を宣言した所です。

ここから後手が動き、先手に疑問手が出て形勢が大きく動きます。

上図以下、△5四銀 ▲6六銀 △3五歩(下図)

すんなり穴熊に組ませないように△5四銀 と動くのが「左銀速攻」と呼ばれる定番の一手ですね。

それを▲6六銀 と受けた場合、△3五歩 から石田流を目指すのが1つのパターンです。

ここで先手に疑問手が出て、それを的確にトガめにいったAperyが圧勝劇を見せてくれました。

上図以下、▲5五銀(下図)

ガツンと銀をぶつける意欲的な一手ですが、これが疑問手で正しく応じれば後手優勢になります。

ただ、対応を間違えると先手優勢になる厳しい一手でもあり、次の手をどう指すかで実力差が出ますね。

あまり良くないのが△5五同銀 ▲同歩(下図)と銀交換する手で・・・

次に▲3四銀 や▲4一銀 と打たれる手があって後手が忙しくなります。

一応、△4三金(下図)と上がればこの2つの手は受かりますが・・・

美濃囲いが薄くなる上に▲9九玉 からジックリと穴熊に囲われて辛い展開です。

実は▲5五銀 までが私の実戦の変化で、弱気に△4三銀 と引いてイマイチな展開になり、

「もうちょっと上手い指し方はなかったかな・・・」

と局後にAperyに指し継いでもらったら、攻撃的な一手を返して圧勝したのが本局です。

次の一手から形勢は後手ペースになります。


三段+ を42手で仕留めたAperyの指し回し

上図以下、△6五銀(下図)

後手も負けじと攻め合いに出る△6五銀 がこの場合の好手でした。

上図以下、▲4四銀 △7六銀(下図)

お互い強気にいきますが、王手で角を取れるので後手の攻めが成立しています。

もし上図から▲3三銀成 ときた場合、△7七銀成 ▲同桂 △3三飛(下図)と進めればいい勝負です。

上図以下、▲2二角 △3六歩 ▲3三角成 △同桂(下図)

上図以下、▲3一飛 △3九角(下図)

と進み、以下、▲2六飛 なら△4五桂 で攻めが続きますし・・・

▲3八飛 なら△7五角成 と馬を作って好調です。

本譜は▲3三銀成 と角を取らず▲5五角(下図)と逃げたので・・・

上図以下、△2二角 ▲3六歩 △3四飛(下図)

後手も△2二角 と角をかわし、△3四飛 と浮いて捌ける形になりました。

上図以下、▲3五銀 △5五角 ▲同歩 △8四飛(下図)

△8四飛 で急所に駒が刺さり、一方的に攻める展開になって後手勝勢です。

上図以下、▲7八金 △6九角(下図)

さらに急所を突き刺す△6九角で迫り・・・

上図以下、▲3二角 △8七飛成(下図)

▲3二角 と受けミスをしたので△8七飛成 で「ひよね」の投了となりました。

以下、▲8七同金 なら△同角成 ▲9九玉 △9八馬(下図)

と迫り・・・

上図以下、▲9八同玉 △8七金 ▲9九玉 △9八香(下図)

で詰みなので、竜を取らずに▲9九玉(下図)と逃げるのが最善ですが・・・

上図以下、△7八角成(下図)

と金を取れば受けがありません。

もし指すなら▲8八歩(下図)と打つしかありませんが・・・

上図以下、△8九馬 ▲同玉 △7七桂(下図)

と迫れば、以下、▲9九玉 △8九金 で詰みます。

決める所で決めると「三段+」相手でも42手で仕留められるんですね。

本当にAperyの指し回しは見事でした。


最後に

左銀速攻を狙うノーマル三間飛車を指すと、本局のように先手が穴熊に向かう展開(下図)はけっこう見る形です。

もし、△5四銀 ▲6六銀 △3五歩 の定番コースから▲5五銀(下図)とぶつけてきた場合・・・

Apery推奨の△6五銀(下図)をお試しください。

似た展開で気持ちよく勝つ将棋になると思いますよ。