人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋161】囲いのスキを突く桂打ち【9手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「あらきっぺさん」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。

6八にいた角で△5九角成 と迫ってきた所ですが、守りに利いてた角の利きが消えたので後手玉に詰みが生じました。

ここから9手で詰ます手順を考えてみてください。

守備駒の銀を無力化する3手目がポイントです。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲3一角 △1二玉 ▲2四桂(下図)

定番の角打ちから▲2四桂 と捨てるのが好手でした。

これで守りに利いていた銀の働きが弱まり詰み筋に入ります。

以下、△2四同銀直 なら▲3二竜(下図)と金を取れば・・・

何を合駒されても▲2三金 までの詰みです。

これは早詰みなので▲2四桂 は△同銀右(下図)と取るのが最善になります。

この場合は2二への利きが1つ消えた薄みを突き・・・

上図以下、▲2二金(下図)

数で迫る▲2二金 を打てば詰み形ですね。

△2二同金 なら▲同角成 までの早詰みなので1三へ逃げるしかありません。

上図以下、△1三玉 ▲3二金(下図)

あとは定番の開き王手を決めれば・・・

上図以下、△1二玉 ▲2二角成(下図)

角成りまでのキレイな9手詰めです。


最後に

ようやく「あらきっぺさん」に勝てた一局の実戦詰将棋でした。

玉頭の歩が伸びたスキを突く▲2四桂(下図)がポイントでしたね。

実戦はこの桂打ちがすぐ見えず

「まだ詰まないから▲4八銀 とか▲4八金打 って受けるしかないか・・・」

ってヌルイ手を考えてましたよ。

負け続けた怯えで踏み込めないヘタレっぷり・・・

でも、ちょっと冷静になって

「さすがに受けに回ったら勝ち筋が消えそう・・・」

「う~む・・・な~んか詰みそうなんだよなぁ・・・」

って敵陣を見ていたら

「あ、桂打ちが王手になるから繋がるかも・・・」

と詰みに気づくことができました。

遅くなったとはいえ詰みが見えた時は

「あぶねぇ~・・・勝てる将棋を逃す所だった・・・」

ってホッとしましたね。

もしコレに気付かずに負け、AIに詰みを指摘されたら落ち込みまくりだったと思います。

ホント見えてよかった・・・