人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋133】角と銀の不安感【9手詰め】

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上図は、実戦で詰みが生じた局面です。

「3六の桂」を拠点に後手玉を仕留める9手詰めを考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲2四銀(下図)

この銀打ちから詰みます。

上部への退路がありそうに見えますが・・・

△1四玉 なら▲1五銀打 までの詰み・・・

△3四玉 なら▲2三角(下図)までの詰みがあるので大丈夫です。

逃げるなら下しかないので

・△1二玉
・△3二玉

に別れます。

どちらも正解の9手詰めなのでそれぞれ解説しますね。


▲2四銀 に△1二玉 の変化

△1二玉(下図)と逃げた場合は・・・

上図以下、▲2三銀打 △2一玉 ▲3三桂(下図)

銀の重ね打ちで上部を押さえてから桂を打てば詰みます。

△3一玉 なら▲2二角 までの詰みなので取るしかありません。

上図以下、△3三同金 ▲4一竜(下図)

あとは竜で迫れば・・・

上図以下、△3一金 ▲2二香(下図)

香打ちまでの詰みです。


▲2四銀 に△3二玉 の変化

△3二玉(下図)と逃げた場合は・・・

上図以下、▲2三銀打 △3一玉 ▲2二角(下図)

同じように銀を重ね打てば詰みます。

△2一玉 だと先ほどの手順と同じなので△3一玉 と逃げますが、この場合は角を打てば大丈夫です。

上図以下、△2一玉 ▲4一竜(下図)

あとは竜を切り・・・

上図以下、4一同金 ▲3三桂(下図)

桂を打てば詰みます。

△2一玉 には、先に▲3三桂 と打ち、△同金 に▲4一竜(下図)でも正解です。


最後に

「角」「銀」「桂」という押さえの弱い駒しかないせいか不安感がある形でした。

個人的には下へ逃げた時の詰みよりも▲2四銀 △3四玉 の時の▲2三角(下図)が見えにくかったですね。

久しぶりに

「金があれば簡単なのに・・・」

と思った詰将棋でした。