上図は「ぴよ将棋w」の「ピヨ幸(三段+)」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。
▲6九歩 を普通に△同竜 と取っても勝ちですが、ここで先手玉に詰みがあったので詰ましにいきました。
美濃囲いから強引に玉を引きずり出して仕留める11手詰めを考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、△3九角(下図)
大胆に角を打ち込み・・・
上図以下、▲3九同金 △同竜(下図)
竜も切り飛ばして・・・
上図以下、▲3九同玉 △4八金(下図)
さらに△4八金 と捨てるのが詰みに持っていく手順です。
▲2八玉 と逃げるのは△3九角 ▲1八玉 △2八金 の詰みなので素直に取るしかありません。
上図以下、▲4八同玉 △6六角(下図)
玉を引きずり出したら美濃への再入城を許さない△6六角 が好手で詰み筋に入っています。
5七からではなく少し離して6六から打ったのがちょっとしたポイントです。
下へ逃げると△4八金 の詰みがあるので・・・
上図以下、▲4七玉 △5七角成(下図)
▲4七玉 と上へ逃げますが、ここで△5七角成 と馬で迫れるのが6六から打った効果です。
これで持ち駒の金を温存できました。
上図以下、▲3六玉 △3五金(下図)
最後は残した金を3五に打てば詰みです。
△4八金(下図)のような手で強引に引きずり出し・・・
3九への退路を断つ△6六角(下図)の組み合わせは覚えておいて損のない手順です。
最後の最後、どうにか詰ますしかない時などの迫り方としてお役立てください。