人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【実戦詰将棋82】何を残せば詰むか【9手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」との一局から切り取った実戦詰将棋です。

持ち駒が「金」「金」「銀」と豊富なので雑に指しても詰みそうですが、残す駒を間違えると詰みません。

「最後の3手を詰み形にするには何を残せばいいのか」

を考えながら9手で詰ます手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲1三銀(下図)

金2枚を残す▲1三銀 が詰みに持っていく唯一の手になります。

上図以下、△1三同桂 ▲2二金(下図)

1三からの退路を封鎖したら▲2二金 で清算し・・・

上図以下、△2二同銀 ▲同角成 △同玉(下図)

玉を裸にすれば詰み形ですね。

ここで「金」と「銀」が1枚ずつ残っているのが初手に銀を捨てた効果です。

上図以下、▲3二金 △1二玉 ▲2一銀(下図)

あとは▲3二金 で3三からの脱出を阻止すれば▲2一銀 までの詰みですね。


補足:もし初手に金を使ってしまうと・・・

もし初手に▲1三金(下図)と捨てた場合・・・

上図以下、△1三同桂 ▲2二金 △同銀 ▲同角成 △同玉(下図)

同じように進んだ時に持ち駒が銀2枚になってしまうので詰みません。

実を言うと、私は実戦で金捨てから入って上図の状況になり

「あ、金があれば詰みじゃん・・・」

「初手は銀捨てだったか・・・」

「やっちまったぁ・・・」

って詰み逃しに気づきました。

中盤のミスから敗戦ムードで雑に絡み、

「どうせ負けだしな・・・」

「最後にそれっぽい王手でも掛けておくか・・・」

って投げやりに指したのが良くなかったです・・・

せっかく逆転していたのにもったいなかった・・・

心を折らずに最後まで頑張るのは大事ですね。