上図は、昨日の17手詰めに気付かずグダった末に向かえた負けの局面です。
実戦は△4九馬 と必至を掛けてきたので▲2一竜 から詰まして勝てましたが、ここは先手玉が詰んでいました。
6七の馬を活躍させる7手詰めを考えてみて下さい。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え

では答えです。
上図以下、△1六銀(下図)
タダの所に銀を出るのが詰みに持っていく好手でした。
取る手とかわす手の両方があるのでそれぞれ解説します。
▲1六同玉 と取った場合
まずは▲1六同玉(下図)と取った場合から。上図以下、△4九馬(下図)
この手には△4九馬 と王手を掛ければ詰みます。
以下、▲2六玉 でも▲1七玉 でも△2七馬(下図)までの詰みです。
この手順は5手詰めなので次善手になります。
▲2六玉 とかわした場合
△1六銀 への正着は▲2六玉(下図)とかわす手でした。上図以下、△3五銀 ▲1六玉 △4九馬(下図)
この場合は△3五銀 で先手玉を1六へ押し込み、先ほどと同じ△4九馬 が王手になる形にすれば詰みます。
上図以下、▲1七玉 △2七馬(下図)
あとは馬を引き付ければ詰みですね。
▲1七玉 で有効な王手が続かず勝ちと思っていたら銀捨てから馬を活躍させる手順があったとは・・・
直前の△2八金 の王手に▲3六玉 と逃げていれば先手の勝ちと示されたので、完全に甘い読みでのトン死でした。
2択で間違えるのは痛いですね。