上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
▲2二金 で詰めば話は早いんですが、あいにく9九に馬がいてそれが叶いません。
馬筋をケアしながら寄せるにはどう指せばいいでしょうか。
「3二の成桂」と「4五の桂」を手掛かりに3手必至を掛けてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
寄せ問題の答え
では答えです。
上図以下、▲3三金(下図)
お互いの焦点に打つ▲3三金 が単純ながら明快な勝ち筋でした。
馬筋が止まったので、次の▲2二成桂 や▲2二金打 の詰みが受けにくいです。
上図以下、△3三同馬 ▲同桂成(下図)
△3三同馬 と素直に取るしかありませんが、▲同桂成 と取り返せば▲2二金 の詰みを受けられず必至になります。
以下、簡単な補足です。
△3二銀 や△3三同桂 と成桂を取っても▲2二金 までの詰み・・・
△1一銀(下図)のように2二への利きを足しても・・・
上図以下、▲2二金 △同銀 ▲同成桂寄(下図)
数が足りないので▲2二金 から簡単な詰みですね。
最後に
実戦は9九に馬がいるのを見落としていて、上図の局面になった所で
「あ、馬がいる!」
「▲2二金 で詰まないじゃん!」
と気付きメチャクチャ焦ってました。
たまたま▲3三金(下図)が成立していたからよかったものの・・・
これに気付くまでの30秒くらいは血の気が引きっぱなしでしたよ・・・
過去に何度も書いてきたけど、常に盤面を広く見るのは大切ですね・・・