上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
自玉が安全なので、このタイミングで受けなしに追い込めば勝てます。
ここから３手で必至にする好手を探してみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
寄せ問題の答え
では答えです。
上図以下、▲３一馬 △同玉 ▲１一銀（下図）
馬を切り、穴熊への退路を塞ぐ▲１一銀 を打てば必至です。
これでどうやっても▲４一飛 や▲４一と からの詰みが受かりません。
以下、考えられる受けへの応手を紹介します。
△３二玉（下図）と逃げた場合は・・・
上図以下、▲２二飛（下図）
２二か４二から飛車を打てば詰みます。
以下、△３一玉 ▲４一と までの詰みです。
△３二銀（下図）と打って４一への利きを足した場合は・・・
上図以下、▲４一飛（下図）
数で攻める飛車打ちから詰みます。
上図以下、△４一同銀 ▲同と △３二玉 ▲４二と（下図）
２二へ逃げられないのが刺さった詰み形ですね。
△２四歩（下図）と退路を広げた場合は・・・
上図以下、▲４一と（下図）
「と金」を寄れば詰みます。
上図以下、△３二玉 ▲２二飛（下図）
銀の利きのおかげで飛車打ちまでの詰みです。
△６四角（下図）と打って４二への利きを足した場合は・・・
上図以下、▲４一と（下図）
シンプルに「と金」を寄れば詰みます。
上図以下、△３二玉 ▲２二飛（下図）
４二を無視して迫れば問題ありません。
最後に
上図のような穴熊を寄せる場合、今回のような「香上がりを逆用する銀打ち（下図）」が有効な場合があります。
安全地帯に戻らせない寄せ方としてお試しください。
