上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
△２一金打 と受けた所ですが、ここで後手玉を受けなしに追い込む手筋がありました。
５手必至を決めて勝ちを確定してください。
答えは数行下の見出しで書きます。
寄せ問題の答え
では答えです。
上図以下、▲１二歩（下図）
「敵の打ちたい所に打て」
の格言通りの歩打ちが好手でした。
上図以下、△１二同金 ▲１四香（下図）
△１二歩 の受けを消してから▲１四香 と援軍を送るのが寄せの好手です。
持ち駒に「香」と「歩」しかない後手には受けがありません。
上図以下、△１三金 ▲同香成（下図）
▲１二と の詰めろを受けて△１三金 と指すくらいですが、▲同香成 と素直に取り返せば必至です。
締めの５手詰め
上図は先ほどの必至形から△１二歩 と受けた所です。
６一の竜を活躍させる５手詰めでキッチリ仕留めてください。
答えは数行下に書きます。
では答えです。
上図以下、▲２二金（下図）
焦点に金を打てば詰みます。
竜の利きがあって３一の金が動けないので・・・
上図以下、△２二同金寄 ▲３一竜（下図）
３二の金で取るしかありません。
そこで浮いた金を▲３一竜 と取れば・・・
上図以下、△２一金打 ▲２二成香（下図）
最後は一間竜の基本形で詰み上がります。
最後に
今回のポイントは△１二同金（下図）と取った所で・・・
要の「と金」を残して▲１四香（下図）と援軍を送る所ですね。
もし香を打たずに▲１二同と △同玉（下図）と金を取ってしまうと・・・
拠点になる駒が消えて長引きますから・・・
これでも先手の勝ちではありますが、受け手側の応手が増えるとミスも増えるので良くありません。
紛れを減らすためにもなるべく狭い所で仕留めるようにしたいですね。
